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こんなにきつかったかな...

台風がたくさん来て怖いですね。主に土砂崩れとかが心配です。

誤字訂正お願いします。

家族と感動の再会を果たした私は今何をしているかというと、マナーレッスンです。学園に入るまでのあと1年で男らしさを消し、完璧なお嬢様にされるそうです。


もちろんマナーと言えばこの人。ガトー先生です。私もこの六年間マナーをやらなかったわけではありませんし、むしろ上達してスキル『マナー』はレベル4です。


ちなみにスキルは1で才能あり、2で半人前、3で1人前、4で完璧、5で見惚れると言う感じです。6以上は神々しいとかそういう扱いのようですね。そのレベルまではそうそう達しないでしょうし、いたとしても国宝でしょうからお目にかかることはないでしょう。


しかしですよ。私はレベル4であり、はたから見たら完璧なわけです。まあ、少し雑になる部分もありますが一般で言ったら何処に出しても恥ずかしくないレベルです。


それをガトー先生と言ったらひどいのです。


「お嬢様!ほらその癖!小さいころから抜けませんね」


「本を揺らさない!集中力が切れていますよ!」


と言ってきます。それはガトー先生に比べればまだまだひよっこかもしれませんが世の中に出ても大丈夫なのです。なのでそろそろ休みませんか?


近くで見ているお母様は楽しそうに笑ったり、自分もガトー先生に聞いたりしながらゆったりと時間をすごしています。


帰ってきてからはあまり1人の時間がありません。基本的サリーとはじめましてのメイドさん、キャサリンさんとの2人が後ろからくっついてきます。休みの日はお兄様がいるときはお兄様が、そのほかはお母様が一緒にいます。


お父様はなるべく休みを取り私とのコミュニケーションをとろうとしてくれます。なので私のプライベートが皆無に近い状態になります。


私は思考を他のことに向けガトー先生のしごきに耐えます。もちろんこれが終わったら自分で魔法か武器の練習をします。剣や投擲のスキルは4、5まであげていますがナイフはあまり扱った事がないので師匠に貰った物を無駄にしないためにも努力は惜しみません。もちろん1人ではやらせてもらえないので何故かナイフの扱いが得意な執事さんに教えてもらうことになっています。


目が死んでいたのか、やる気が薄れてきたのがばれたのかガトー先生が指導しながら話しかけてきます。


「お嬢様。確かにお嬢様はマナーはそこらの貴族には負けないほどの実力があります。お食事も見させていただきましたが大変お上手でした。しかし、私はお嬢様の素質を無駄にしたくありません!お嬢様を私くらいに、いえ、私以上にしたいと思っております」


褒められると悪い気はしません。確かにスキル持ってますし?そこらの貴族に負ける気はしませんよ?フフフ、私の6年間は無駄ではなかったようですね。


「ですのでお嬢様には体力、根気、素質どれもあります。私、ガトーについてきてもらえないでしょうか?」


「分かりました!ガトー先生。...あ」


私の元気のいい返事を聞くとにやりと微笑んだガトー先生。私はこんなに乗せられやすい性格だっただろうか。とりあえず今すぐ時間が戻ればいいのに...!


ありがとうございました。

誤字報告ありがとうございます。

そのレベルまではいないでしょうし→そのレベルまではそうそう達しないでしょうし

がトー先生→ガトー先生

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