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ついにこの時が

UVレジン?の動画を見て作りたいなって思ったけど壊滅的に不器用だから止めた。

誤字訂正お願いします。

「伯母様来るならそう言ってくださいよ。そのための魔法道具でしょう。ビックリしました」


「いやーサプライズだよ。それよりリリアナたくましくなったな。私の理想どおりだ」


そう言われて私は嬉しくなります。憧れの伯母様に褒められて嬉しくないわけがありません。何でしょう、初めて伯母様に会ったときのお母様とお兄様の気持ちが今分かった気がします。


「リリアナは今10歳だったか」


「はい。それがどうかしましたか?」


「あと1年で屋敷に戻るからそのつもりで用意しろよ。正確に言うと来年の3月にはここを出るぞ」


「あ、はい。分かりました」


てっきり入園ぎりぎりまでここにいるものだと思っていたので少し戸惑いました。伯母様も渋い顔をされているので多分お父様に交渉されたのではないかと思います。しかしあと1年ですか。戦闘系のスキルはあらかた師匠に鍛えてもらいましたし他のマナーや教育等も本やリュートに実践を見てもらったりしてあげていたのでやることがないといえばないのですよね。


「おいおい、家政婦帰っちまうのか。めんどくさくなるなあ」


「師匠それどうなんですか。あと1年はいるのですからその間に思い出してください」


師匠は悲しいのを隠しているとかそういう感じではなくて本気でそう思ってそうで怖いですね。師匠はともかくリュートは別れを惜しんでくれるかなぁ。と言うかリュートの姿が見えません。何処に行ったのでしょうか。そう思いキョロキョロと辺りを見回していると心を読んだかのように師匠が口を開きます。


「リュートなら今日は里親になる貴族のうちに行ってるぞ。上手くいけそうだったらそのまま帰って来ないかもな」


ケラケラと笑うように言う師匠に私は拳を1発差し上げておきましょう。ぐぉぉと悶える師匠は置いておいて伯母様と会話をします。


「3月に伯母様が迎えに来てくださるのですか?」


「そうだな。...服は私が買うんだがそれだとお前の家族は怒りそうだよなぁ。主にセンスが悪意だとかで。あ、サリーに選ばせればいいか」


「そういえばサリーは今何処で何をやっているのですか?」


結局5歳のときに別れて以来あえていないのですよね。元気でしょうか。


「おう、何処では言えないが完璧な暗殺メイドになっているぞ。城でも働けるレベルだなあれは。」


暗殺メイド?!そんな物騒なメイドの種類がいつの間に生まれたのですか。少しサリーに会うのが心配になってきました。でも元気そうなので良しとしましょう。


「それじゃ私はこれで帰るよ。それじゃ3月にまた会おうな」


「はい。それではお元気で」


伯母様の帰りを見届けて私は自分の部屋に行きます。見慣れた自分の部屋ですが今は8月なのであと8ヶ月でお別れですね。寂しい気持ちもありますがそれもこれも学園で平和な3年間を送るための努力をこの部屋と共にしてきた証拠です。大事にしましょう。


さて明日から濃い8カ月が始まります。気を引き締めていきましょう。そして


「リュート1回でいいから帰ってきてくれよ」


切実にそう願いました。




ありがとうございました。

誤字報告!

合う→会う

ありがとうございました

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