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約束しまして

テスト後二日。それを乗り越えれば毎日小説がかける!

誤字訂正等お願いします。

あれから目的の調味料や食料を調達することが出来ました。それに途中でよったアクセサリーのショップで私好みの指輪を発見しまして。師匠に貰ったお小遣いで買ってしまいました。リュートが興味を引かれたのは古書店みたいなところでいろいろ見ていたようですが一冊だけ欲しそうにしていたので師匠のお金で買いました。今後ろでニヤニヤしているのでよっぽどうれしかったのでしょうか。何の本を買ったのかは分かりませんが。


そろそろ帰ろうと来た道を戻っているとナズナさんがいました。声をかけようと思い近づいてみると男性もいることが分かります。男性はどっかで見たことあるような顔をしていますがあのような美形はリュートぐらいしか見たことないのできっと気のせいでしょう。


男性はナズナさんに何か話しかけていてナズナさんは戸惑っている、というか困っているって感じですかね。というか友達のピンチかもしれません。助けに行きましょう。


「リュートそこで本でも読んで待っていてくれ」


「え?ちょ、ねぇじゃなくて兄さん!」


リュートの制止も聞かず私はずかずかとナズナさんに近づきます。うん。ちゃんと兄さんって呼んでくれてありがとう。町でばれるのは困るからね。


「ナズナさ...」


「それでですね。今度のお祭り僕とデートしていただけないかと」


ピシリと私は固まってしまいました。一番話しかけてはいけないときに話しかけてしまった気がする。そう、告白している現場をたまたま通りかかるくらいの気まずさです。


「え!リリー君!まだ帰ってなかったの?!」


戸惑いつつ私の心に攻撃をしてくるナズナさん。何でしょう目から汗が。いいえこの人の邪魔をしてしまったことは確かです。誤らなければ。


「すみません。大事なお話をされているときに。それではまた今度」


ペコリと相手とナズナさんに頭を下げます。そのまま身を翻して立ち去ろうとするとナズナさんに手を引かれます。


「ご、ごめんなさい!私祭りはこの人と回るので無理です」


「え?」


「ごめん。話し合わせて」


りょ、了解しました。でも良いんですかね。こんな美形からのお誘いを断ってしまって。少しだけチャラそうだなとは思いましたけども、美形は美形です。私よりよっぽどいいと思いますけどね。女の子の扱い方とか分かってそうですし。


男性はじろじろと不満げな顔で私を眺めた後ため息をつきます。そしてナズナさんに話しかけました。


「そうですか。それは残念です。この男より私のほうがあなたを楽しませることが出来ると思ったのですが」


今の言葉喧嘩をふっかけられたと認識してもいいですか?売られた喧嘩は買いますよ。


「男性がみっともないですね。断っているのですから素直に引けば良いものを」


「何か?」


「いいえ何にも」


あ、この人貴族のような格好をしていますね。喧嘩してしまいました。どうか親を巻き込むとか言ってきませんように。


「では祭りで私とあなたどっちがナズナさんを楽しませれるか勝負しましょう」


「まずそういうのはナズナさんに聞くべきではないですか?...どうでしょうナズナさん」


「え?うん。良いよ」


いいのですか。意外ですね。ナズナさん美人ですし好きな男性と一緒に歩くと思ったのですが。


「それでは当日楽しみにしていますよ。ナズナさん」


そう言って男性は去っていきました。なんだか嵐のような方でしたね。とりあえずナズナさんに謝っておきましょう。


「すみません。こんなことになってしまって」


「ううん。こっちこそ巻き込んでごめんね。...祭り楽しみだなぁ」


ナズナさんが優しい方でよかったです。許してくれるうえに祭りを楽しみにしてくれるとは。とりあえず当日までにエスコートの仕方でも思い出しますかね。


ありがとうございました。

誤字訂正

リュートの静止→リュートの制止


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