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生活

お気に入り等ありがとうございます。まだまだ未熟ものですが読んでくださるとあまりのうれしさに吐きながら踊ります。

「れい。おきなさいれい。...お願いだから起きてよぉ」


真理ちゃんの声がする。あれ私学校で寝ちゃったんだっけ。体が動かない。


「まだまだ、一緒にやりたいこといっぱいあるんだよ。だから起きて」


真理ちゃん泣かないでよ。目は開かないけど真理ちゃんが泣きそうなのが分かる。何でこんな状況になっているんだろう。


「神様。どうか、どうか玲を助けて!」


本当にわけが分かりませんな。

-----

「お嬢様!」


私が目を開けるとそこには茶色の髪の毛を後ろにきちっとまとめたメイドさんが立っていました。私の世話をしてくれる人で、すごく美女だ。すごくでかいけど。何がとは言わない。すごくでかいけど。


「お嬢様。大変うなされていましたが大丈夫ですか?」


「夢を見ていたの。見ていたはずなんだけど」


ぜんぜん思い出せない。でもすごく悲しかった気がする。不安が伝わったのかサリーは安心させる笑みを浮かべ


「ご安心ください。お嬢様は私どもが命を掛けてお守りいたします」


そういってスッと紅茶を差し出してくる。いい香りのするお茶だ。それとともにスコーンが運ばれてくる。


「朝食は片付けてしまいましたし、食欲もありませんでしょう?」


私は素直にコクンとうなずいてスコーンを受け取る。


「ありがとう。サリー」


お礼を言うと一瞬驚いたように目を見開きにっこりと笑いました。


「お仕事ですので」


スコーンを食べ終わるとサリーに服を選んでもらい、しばらく1人にしてくれと頼みました。心配そうにしながらも部屋を出て行くサリーを見送りながら今後について考え始めました。


「とりあえず何のスキルを優先的にあげるかだよね」


ステータス画面を開き、スキルを見てみます。「全てのスキル」に意識を向けるとスキルの一覧が表示されました。便利だ。大体がレベル0ですがマナーと料理だけレベルが上がっているのは前世知識のせいだろう。大体見ていくと剣、槍などの武器系のスキルから赤魔法、青魔法などの魔法系、料理洗濯といった家事のスキルまでありとあらゆるスキルがあります。


「いき遅れたくないから家事系のスキルは必須かな。あとお嬢様としての常識」


学びたいスキルを書き出していきます。家事系は『料理』『洗濯』『掃除』ぐらいか。お嬢様としての常識は...お嬢様って何が出来れば立派なレディなんだろう。とりあえず思いつくのは『センス』『優雅なティータイム』『刺繍』『ダンス』『マナー』ぐらいだろうか。いや、言いたいことは分かってる『優雅なティータイム』についてだろう。私も思ったんだ。何だこれって。でもお嬢様ってお茶会とかするイメージあるしいるかなって思ったんだけど。今度は『優雅なティータイム』から説明文が表示されました。本当にどうなってんだこれ。

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優雅なティータイム

いかに女の交流の場であるティータイムを生き残れるか。無神経なことするとボスに目を付けられるぞ!

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何だ生き残れるかって。バトルかお茶会はキャッキャウフフでなく言葉の殴り合いなのか。私はそんな気が利く子じゃないので絶対にいるな。死にたくはない。


あとは攻撃系のスキルか。ちなみに剣とか武器系は取らない。前世での体育の評価は5段階中2である私にそんなもの出来るわけがない。ビビリだし。そうなると魔法系なんだけど魔法はいくつあるっけ。


するとコンコンと扉をノックする音が聞こえる。私がはいと返事すると、サリーが入ってきて


「お嬢様。マナー学習のお時間です」


といい笑顔を見せるのであった。


スキル最後まで考えさせてくれても良いじゃない。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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