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会話

遅れてしまった。

話の流れがうまく文章に出来ない

翌朝目覚めて冷蔵庫を見ると果物が消えているのでおそらく夜中に食べたのでしょう。一応死にたいとか思っているわけではなくてよかったと一安心しました。師匠の部屋からは大きないびきが聞こえてくるのでまだ寝ていることが分かります。私は顔を洗い朝食を作ります。私は目玉焼きとトーストと簡単なサラダを作ります。そしてリュートのために切った果物も添えておきます。たぶんですが調理したものは食べないと思うのですよね。だからこれなら食べれるかと思いまして。時間を見ると朝の6時です。外は少し霧が出ているので森へ入るのは危険でしょうかね。おとなしく洗濯をしておきましょう。


洗濯をしかけているとリュートが起きてきます。よし出来るだけ笑顔で接しましょう。


「おはようリュート。よく眠れたか?」


「...」


無言ですね。悲しくなってきました。あれ?でも師匠はまだ寝てるし私は洗濯をしていたわけだから1人で動いたってことですか?進歩ですよ進歩。私の言葉を無視して外に出ようとしているリュートを止めて朝ごはんに誘います。


「今は霧が出ているから危険だ。それより朝飯が出来ているから食べないか?」


リュートはちらりとこちらを見ておとなしく席に着きます。彼の中での私の評価が気になるところですね。朝ごはんは食べるということでいいのでしょうか。私は自分の分とリュートの分を席に運びリュートの正面に座ります。リュートの目はこちらを見ておらず朝食を見ているようです。やはりお腹はすいているのでしょう。これ以上待ての状態も酷ですから食べ始めます。


「いただきます」


やはり朝はパン派ですね。香ばしく焼けたパンはカリッとしていておいしいです。今晩はシチューでも良いかな。ばれないようにリュートの姿を見るとサラダと果物を食べていますね。どちらも私の手が加わってないものですね。それが分かって食べているのでしょうけれど何とも悲しい気持ちです。


「おいしいか?リュート」


「...ん」


リュートはそう言ってからハッとしたように立ち上がり部屋に戻っていきます。勢いよく閉められて部屋のドアが大きな音を鳴らします。しかし私はそれどころではありません。今「ん」って言いました。言いましたよね!?会話です。無視され続けた私の努力がついに報われたわけですね!ご飯の力は偉大ですね。


「何かすごい音がしたが何だ!?」


師匠が音に驚き起きてきました。うわぁお酒臭いです。私は鼻をつまみながら師匠に説明します。


「リュートが部屋に引きこもった音だよ。しかしやったぜ師匠。私は会話をすることに成功しましたよ」


「本当か?リリアナ言葉遣いが混ざってるぞ」


おお本当ですね。気をつけなければしかしレオナール様のときも思いましたが声優そのまんまの声ですね。少し高いですが感動しました。これからもっと喋ってもらわなければいけませんね。

ありがとうございました。

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