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敵地徘徊

バトルシーンはかけないので適当に読んでください。

ギィっと音をならしながら部屋を出る。見張りさんは息ありました。思ったより水を飲んでなかったみたいです。よかった。部屋の外に出ると左に道があります。右には道はなく行き止まりのようです。と言うことで左に進みましょう。後ろにいるレオナール様に目配せして左に進みます。とりあえず真っ直ぐ進んでいますが通路にはいくつかの部屋と突き当たりで右に曲がれます。一本道ですと敵と遭遇した場合逃げ道がなくて嫌なんですけどね。とりあえず通路に沿って行ってみましょうと言おうとレオナール様の後ろに人が剣を構えています。私はとっさにレオナール様にさわり「ウォータシールド」を発動させますが一発で割られてしまいました。パリンと結構な音がしてしまったので人が集まってきます。


「このガキども!逃げてんじゃねぇよ!」


「子供だからと言ってなめてるからじゃないかしら?」


「こんの……クソガキィ。野郎共女の方は殺しちまえ!王子は動けない程度に痛め付けろ!」


簡単に挑発に乗ってくださいましたね。しかしレオナール様の体力をこれ以上取らせるわけにはいきません。今でさえ動くのが精一杯で喋るのもままならないくらいなのに。あ、これが本で読んだ「魔力枯渇」というものでしょうか。今はどうでもいいですね。敵は……ざっと5人程度。人数が減りましたがまだ隠れてるかもしれないので不安ですね。私たちを囲むようにいて3人は剣を持っています。


「あら?少ないですわね?私たちを捕まえたときはもう少しいましたのに」


「!女子供にそんな人数いらねぇよ!」


他に人はいない感じですかね。少し焦ってますし。とりあえず王子に「ウォータシールド」を強めにかけておきます。立ち眩みのような症状が起こりますが気合いでこらえます。


私は王子を、レオナール様を守るように立ちはだかり深呼吸します。敵は私が「手錠」をかけているのにも関わらず魔法が使えるのを見て怯んでいるようです。


私の策はもう、ありません。あとは倒れるまて守り抜くだけです。


「さあ!行きますわよ!」


私は敵陣に「ウォータボール」を放つ。突然のことに反応できなかった剣士の1人が辺りに散った水により尻餅をつく。その隙を逃さず剣を奪ってレオナール様の所へ下がる。本当は剣を足に刺したかったんだけど重さで失敗する可能性が高かったのでやめました。5歳児が持てるものではありませんよこれ。同じては使えないと思い緑魔法を唱えます。辺りによそ風が吹き敵を怯ませます。


「あいつ2属性持ちだ!気をつけろ!」


私は剣を蹴り相手の足を狙います。なんとか飛びましたが簡単に避けられ剣で切りつけられます。私は何とか避けようとしましたがイアリングが砕かれ肩も少し切りました。辺りに一瞬イヤリングの魔力が広まりすぐに消えます。肩の傷は魔力ももうないので止血程度に白魔法を使っておきましょう。その間に近づかれてることに気づかず剣が目の前に迫ってました。


「しまっ……!」


私はぎゅっと目をつぶり痛みを待ちます。しかしいくら待っても痛みは来ないので目を開けると


「レオナール様!」


レオナール様が敵たちと共に倒れています。おそらく体当たりしたのでしょう。倒れているレオナール様の元へ駆け寄ろうとした瞬間。


「かはっ……」


「嬢ちゃん、おねんねの時間だぜ?」


いつの間にか私の背後に回っていた親玉らしき人がそういい放ちました。


背中は相当深く熱い何かが流れ出します。私は倒れそうになる体をこらえ何とかレオナール様の方を見ます。レオナール様は私が切られたことに動揺して回りが見えていません。後ろから体制を建て直した1人の男性が剣をふりおろします。


「ダメーーーーーーーーーーーーーーー!」


ピシリと音がして手錠が壊れます。その瞬間私の中の魔力と言う魔力が渦を巻き波をうち暴走を始めます。私はそれを感じながら思います。レオナール様は、私の大切な人は無事だろうかと。


そこで私の意識は途切れた。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

誤字訂正

「なめてるからじょないかしら?」→「なめてるからじゃないかしら?」

的→敵



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