やったね
上手く文が書けないな。悲しいな。
見てくださってありがとうございます。
「手紙書くからな!返事書けよ!」
そう言い放ち帰っていくレオナール様。とりあえず仲良くなれた、かな?手紙書いてくれるんだから仲良くなれたよね。多分。そう思っておくほうが幸せだよね。
「ご機嫌ですねお嬢様」
「うん。仲良くできて楽しかったわ。同い年の友達初めてだし」
「お友達...フフフそうですわねおめでとうございます」
?サリーどうしたんだろう。何かにやにやとした笑いなんですが何ですかその笑みは。それにしても手紙、手紙か。なんか古臭いね。こっちの世界ではあまり電話とは発展してないみたいだからしょうがないと言えばそうなんだけど。
「ねぇサリー。遠くの人と対話するにはどうするの?」
「そうですね。【会話】魔法ですかね。多くの魔力と魔法石が必要ですがリアルタイムで会話できますし」
「【会話】ってどんな魔法名の?それと多くの魔力ってどのくらい?」
「そうですね。【会話】の魔法は決められた場所に置かれた魔法石を元に会話をする魔法ですね。魔法石に魔力を注ぎ込んで言葉を送ります。いちいち決められた場所に行って一から魔力を注ぎ込むので多くの魔力がかかるんですよね。それと王宮の魔法使い一人分の魔法を使い切って15分くらいですかね」
どのくらい魔力があるか知らないけど短い。私の前世の母なら6人必要なんですけど。ん?てことは常に魔力を入れておけば簡単に通話ができるってことかな。そのれをサリーに伝えると
「でも通話用の魔法石は少し特殊でその方法だと1日でも魔力をかかすと意味ないんですよね。全て外に流れ出てしまうんですよ。常に身につけておかないといけ無いんですよね。それに相手のほうも常に魔力を入れないといけないですし」
面倒ですね。でも中に押しとめておくことは出来そうですよね。イメージ的に。何とかならないものか。
「そういえばお嬢様。以前手配していたキッチンの使用許可が出ましたよ。ただし包丁や危険なものは触れません。ちゃんと守ってくださいよ」
「はーい」
やったー。やっとキッチンに侵入許可がおりたぜー。とりあえずパンだよ。パン。早く作りたいですね。ムフフ。
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はい。キッチンにやってきました。用意してもらったのは強力粉とかパン作る材料。同じ食材があってよかった。正直うろ覚えだから分量不安だけどね。というかイースト菌があったことに驚きだわ使われてなかったけど。何であったのかは不明。ゲームの中だからで納得しよう。何かキノコから採取されるみたい。不思議だね。
「材料を混ぜて...一次発酵。二次発酵はどのタイミングだったかなぁ」
私がパン生地を作っている間サリーは不思議そうな顔をしている。これがおいしいものになると思っていないようね。驚くだろうな。
発酵が終わり焼く段階まで持ってきたわけだが温度設定ができない。簡単に言えば石焼窯しかなかった。くそう最初に確認しておけばよかった。まあここまで作ったんだから焼くしかないよね。サリーにいつもの温度ぐらいにしてもらい焼き始める。焦げ目がついてくると同時にキッチンに香ばしい香りが漂い始める。私とサリーはその匂いを嗅ぎながらかまどの前でお預け状態である。早く焼けないものか。そんなこと考えながらパンが焼けるのを待った。勿論出来上がったものは見た目はよかった。さて実食だが同じものがあっても味が一緒でおいしいとは限らない。食べる直前にそんなことが頭によぎるが思い切って食べてみる。
「美味しい...」
「お嬢様。これ...美味しすぎます。中はふわふわ、外はカリッと噛んでいくうちに味がどんどんでてきてやみつきです」
「フフフそうであろうそうであろう」
サリーが言ったとおり上手に焼けました。これで私の大好きパン食がかないそうね。しかし、オーブン欲しいな。これじゃ目の前で焼き加減をずっと見てなきゃいけないし大変だ。いろいろ作りたいものが増えてきましたな。
やっと書きたい話が書けた。
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どうする方法があるの?→どうするの?
王宮魔法使い→王宮の魔法使い