踊れ、生きているなら
今より未来のほうが
きっと良くなっていくと
錯覚していたあの頃
世界がきっと
優しさが至上でできていると
錯覚していたあの頃
ただただ、漠然歩いて
今、自分はどこにいるの?
―――見渡す限りの荒野の中
今、俺はどこに進むの?
―――錆びついて、もう走れないレールの上
周りにはもう誰もいない。みんな先に走って行ってしまった
蔑んで攻撃して、それすら忘れて先に進む
今、だから問う
―――そこは幸せですか?
今、だから答える
―――俺はそこそこ幸せです
生きて
踊れ
涙なんて後ろに捨てろ
今を、踊れるなら幸せです
今を、踊れる限り幸せです
ここは荒野。
誰も見てくれはしない
だがそれがどうした
俺はここにいる
ずっと荒野で踊っている
―――きっと、命が尽きるまで