第4話【桶狭間!】一足の草履と最強バディの誕生
羽柴秀成:
「今回は、戦国史上最大の番狂わせ『桶狭間』です。 父上と伯父上が、初めて本物の合戦の恐怖と、信長公という太陽のようなカリスマに触れた運命の日ですね」
磯野員昌:
「今川義元公、二万五千の大軍が敗れたあの一戦か……。わしら浅井からすれば、対岸の火事では済まぬ衝撃であった。しかし、ドラマの小一郎は、ちょっと腰が抜けておったの」
藤堂高虎:
「初陣であれば仕方がないでしょう。私は立派な働きだったと思いますが。しかし、若殿、注目すべきは戦術面です。信長が勝利を確信したのは、小一郎の『雨の予報』があったからこそ。気象を読み、勝機を導き出す……名軍師のようですな」
秀成:
「兄弟の父親の仇・城戸小左衛門。秀吉は『俺たちの敵は義元じゃなく城戸だ』と言い切りました。身近なライバルを倒して成り上がることが、当時の足軽たちのリアルなのかもしれませんね」
員昌:
「確かに、城戸は強かった。乱戦の中で次々と首を獲る。一方の小一郎は刀を振り回すのが精一杯。圧倒的な実力差だな。一瞬の隙を見つけて、藤吉郎が城戸の背中に向けて弓を引こうとした……あそこはゾッといたぞ」
秀成:
「それを止めたのが父上でした。『城戸は今の味方に必要な男だ』、『あの男を殺せば戦に負け、自分たちも生きて帰れない』と。まさにその通りです。戦場にあっても冷静に目的と手段を取り違えない。流石は父上!」
高虎:
「信長が空を飛ぶトンビを見てニヤリと笑い、激しい雨が降り出す。義元軍の鉄砲が湿気で使えなくなる中で、なぜか織田軍の鉄砲だけは火を吹いた。これ、制作陣のメタ的な視点で言えば、小一郎が事前に雨を予報し、鉄砲の火薬が湿気ないよう対策を講じていたからでしょうな」
員昌:
「義元公が『なぜ信長の鉄砲は撃てるのだ……』と絶望しながら倒れていくシーンは、時代の変わり目を感じさせたわ。圧倒的な軍勢も、天候と知略の前には無力。小一郎の知恵が、二万五千を飲み込んだのだな」
秀成:
「戦の後、嘘がバレて正直に話した二人に、信長が言った言葉が最高でした。『それも運だ』と。運も実力ということでしょうね。藤吉郎を足軽組頭に上げ、さらに『秀吉』の名を与えました。ついに、ついに秀吉の誕生です!」
高虎:
「小一郎を近習に誘うも、『兄に付き従って仕えたい』と断る。ここで信長が、自らの草履を脱いで、片方ずつ二人に授けましたな。『草履は片方では役に立たん。互いに大事にせよ』……これ以上の殺し文句はありませんぞ」
員昌:
「お市様に『調子のいいサル』と突っ込まれながらも、二人が片方ずつの草履を掲げて喜ぶ姿。あれが後に天下を取る兄弟の姿だったわけだな…」
高虎:
「兄弟は『二人で一つ』という今作のメインテーマを、信長自身が象徴的に提示した神演出でした。ドラマでは美しく描かれた兄弟の絆ですが、我が本編でも、その絆を末永く維持してほしいものですな」
員昌:
「よし! 次回はいよいよ第5話、『嘘から出た実』の回だな。小一郎の黒い(?)策士ぶりがさらに加速する。わしも早くテレビの前で待機せねば!」
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