表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」ダイジェスト&史実解説〜秀長の息子・秀成だけど、ドラマ化された父上を全力で推してみる〜  作者: 丸三(まるぞう)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/12

第9話【竹中半兵衛という男】引きこもりの天才プログラマー?

羽柴秀成:

「……まだ目が腫れていますが、解説を始めたいと思います。直殿を失い、生ける屍のようだった父上。でも、歴史は待ってくれません。信長様からの無茶振りは『天才軍師・竹中半兵衛を連れてこい』!」


員昌:

「半兵衛か。わずか数人で稲葉山城を乗っ取ったという噂は聞いていたが、まさか猟師に化けた小一郎殿たちを、庵に招き入れて対話を楽しむとはな」


高虎:

「自らを『戦場に出られない半端者』と自嘲しつつ、脳内で完璧な戦略を組み立てる。半兵衛は、現代でいえば『引きこもりの天才プログラマー』のような、危うい知性を感じさせます」


秀成:

「言い得て妙ですね。これまでの戦嫌いの半兵衛像ではなく、今回の菅田半兵衛は、戦が好きでたまらないという狂気を宿いてますから。自分の能力を試すためにペンタゴンに侵入しようとするヤバイプログラマー」


高虎:

「なんとなくですが、映画マトリックスの主人公ネオを彷彿とさせる人物設定ですな」


秀成:

「ところで、稲葉山城乗っ取りは本当にあったのですか?」


員昌:

「あったな。わしのいた北近江にもその風聞は伝わってきたわ。ドラマにも出てきた西美濃3人衆の一人安藤守就は、半兵衛の舅だ。すなわち安藤の娘が半兵衛の妻ということよ。その安藤と一緒に、素行の悪い主人を諌めるために乗っ取りを図ったようだ」


高虎:

「そういえば、半兵衛自身も何人か斬り殺しているそうなので、決して引きこもりの弱々しいタイプではなかったのでしょうな」


員昌:

「龍興の器の小ささが際立った回でもあった。半兵衛を殺せと守就に命じるとは、自ら国の柱を折るに等しい。」


秀成:

「先ほどの話では、安藤にしてみると義理の息子ですよね?なんて心根が腐っているんですか」


高虎:

「逆に、秀長が少し前に語った「新たな世をつくる」という言葉の重みが美濃三人衆の心を動かし、寝返りを決断させた」


秀成 :

「実利だけでなく、理想を語って組織を動かす。父上の補佐役としての『交渉力』が、また一段上のステージに上がった瞬間だったと思います」


高虎:

「若殿、私が今回一番興奮したのは、半兵衛の居城・菩提山城の秘密です! なぜ秀吉たちが井戸の抜け道を見つけられたのか。それは半兵衛が『稲葉山城を攻めるために、実物を模して自分の城を改修していた』から」


秀成:「まさに執念ですね……自分の城をシミュレーターにするなんて」


高虎:

「建築の観点から言えば、これは最強のデバッグ作業です。実物そっくりの構造で攻略ルートを検証する。この半兵衛の『合理的な狂気』があったからこそ、稲葉山城は陥落した。 信長様が『岐阜』と改称し、天下布武を掲げるにふさわしい、圧倒的な技術の勝利です」


秀成:

「私の記憶と少し違うのは、半兵衛ってこの時期に秀吉に支え出したんでしょうか?」


員昌:

「いつからは正確なところはわからんが、資料に残るのは1570年。ドラマより2、3年後だな。しかし、西美濃三人衆が信長公に裏切ったのはドラマの通りだ。であれば、半兵衛にとって安藤は舅であり、稲葉山城を一緒に乗っ取った仲ということを考えると、この時に味方になっていてもおかしくはない」


高虎:

「脚本が上手くそこをついているわけですな。しかも、半兵衛は「今孔明」とあだ名されてましたから、「三顧の礼」のオマージュで、秀吉と秀長からの三度目の勧誘で「参りました」と頭を下げる演出もニクイ!」


秀成:

「……そして、ラストシーン。直殿の父・坂井喜左衛門が明かした、直殿との夜の話」


員昌:

「『小一郎なら無駄な殺し合いをなくせる』 彼女は自分の命だけでなく、小一郎の未来にすべてを賭けていたのだな(流れ出る涙を拭く)」


秀成:

「直殿の『旦那様が必ず争いのない世をつくる』という賭けを、絶対に勝たせてみせる。涙ながらに、そう誓う姿に、僕も画面の前で膝を突きました」


高虎:

「直殿と常に見張っておるぞ!と坂井喜左衛門の捨て台詞。それに応える小一郎の魂の叫び。心が揺さぶられました」


秀成:

「最後にちょっとだけいいですか?藤吉郎が岐阜城の岐と阜はいい文字だと言った意味はなんでしょうか?」


員昌:

「古代中国の偉大な王・周の文王が最初に立ち上がった山、岐山の「岐」と、儒教の祖、孔子が生まれた集落、曲阜の「阜」とされておる。これから日の本を治める信長公の居城として縁起の良い名前として、名付けられたようだ」


秀成:

「お祖父様、意外に博識ですよね、そんなことまで知っておられるとは。しかしそれを百姓出の藤吉郎が知っているの少し無理がありせんか?」


員昌:

「意外とはどういう意味だ!それくらい戦国武将であれば常識よ(事前に調べておいて良かったわい)。しかし、藤吉郎が知っているのは無理があるのは確かよ。あそこは丹羽長秀、池鉄殿あたりが言うのが良かったかもしれんな」



お読みいただき、ありがとうございます。

面白い、と感じていただけましたら、評価、フォローで応援いただけると大変励みになります。


本編の「戦国転生したら秀長の息子でした」もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ