プロローグ
【登場人物】
羽柴秀成(主人公):羽柴秀長の嫡男。ドラマを純粋に楽しみたいが、周りの圧に押され気味
藤堂高虎:秀長の重臣。築城や戦術にハイスペック武将
磯野員昌:秀成の祖父。織田・浅井を知る頑固な旧世代、現場第一
秀成:
「さあ、始まりました。 父上…秀長が主役の大河ドラマ『豊臣兄弟!』、随分、盛り上がっているようです。息子として感無量です」
員昌:
「ふん、主役だと? 小一郎(秀長)のような地味な男が主役とは、世も末よ。わしの現役時代、あの男はいつも兄の尻拭いばかりしておったではないか。確かに、真面目で堅実、どんな指示でもハイレベルでこなす万能の将ではあったがな」
高虎:
「磯野殿、そこが良いのではありませんか。今作のコンセプトは、あの天下人・秀吉様を『ドラえもん』に、秀長様を『のび太』……いや逆でしたかな、とにかく『無茶振りに応える最高の補佐役』として描くことにあるようですぞ」
秀成:
「そうなのです。最近の若い人が秀吉様を『ダークなラスボス』だと思っているのを危惧して、あえて『家族の絆』をど真ん中に据えた少年マンガのような爽快な物語にしたいそうですよ」
員昌:
「少年マンガじゃと? ぬるいわ! 合戦というものはもっと泥臭く、死の香りがするものよ。信長公のあの眼光、思い出しただけで胃が痛むわ……」
高虎:
「いえいえ、今回の戦は『名を上げる絶好の機会』という捉え方だそうです。背旗をユニフォームのように扱い、誰が功績を挙げたか審判役までいた当時のリアリティを、最新のデジタル技術で美しく描く……私としては、石垣の積み方一つまで見逃せませんな」
秀成:
「このような感じで、築城・戦略オタクの高虎兄貴と、現場第一・頑固一徹おじいちゃんと一緒に、『秀長が主役』の大河ドラマを鑑賞していきます」
高虎:
「若殿、我らもただ見ているだけではございません。このエッセイでは、ドラマの感想はもちろん、史実ではどうだったのか、そして我々の本編(小説)ではどう描かれているのかを、毎週、解説所存です」
員昌:
「戦国の世を語らせたら、わしの右に出るものはおらん。戦国を現場目線でたっぷり語りつくそうではないか!」
秀成:
「……というわけで、歴史ファンの方、大河ドラマの方、本編愛読者の皆さん、ゆるくお付き合いいただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いします」
お読みいただき、ありがとうございます。
面白い、と感じていただけましたら、評価、フォローで応援いただけると大変励みになります。
本編の「戦国転生したら秀長の息子でした」もよろしくお願いします。




