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人間?怪人?怪獣?
テレビが騒ぐ。
ネットがざわつく。
ただの一国だけでなく、世界中が騒然とした。
超巨大生物が出現した。
今まではアルゼンチノサウルスやシロナガスクジラの30メートル代が動物の限界だと思われていた。
常識とは更新されていくものであることを知らしめるように、海には100メートルを超える生物が立っていた。
軍隊は間に合わない。
そもそも、国や地域、人間と戦うことを想定しているのが軍隊だ。
マニュアルなんて存在しないし、軍隊を出動するかどうかの判断も難しい。
前例がない故に、全ての対応が遅れた。
巨大生物は歩く。
そして、陸地へ侵入しようとした。
このまま進めば、人間が築き上げてきた建造物は、圧倒的な質量に押し潰されるだろう。
ヘリコプターに乗っているカメラは捉えた。
陸地に上がると同時に、巨大生物が人間に変わる瞬間を。
その人間は瞬く間に特定された。
現在ある法律を遵守していた善良な人間であったにも関わらず、罵倒され、殺害予告を受け、襲撃された。
人間は未知なるものに対して恐怖する。
そして、未来なんて見えないからいつも間違う。
人間はその加害性と残虐性を嫌と言っても教え続けた。
暴れた。
人間は一人を残してその星から消え去った。
〈終〉




