雑草
地を裂き石を割る雑草
他の花に絡みつき寄生する蔦蔓
それはクズなのかマメなのか
屁糞蔓も潰されなければ醜悪な臭いを放たず
されどそれを以て繁殖する
過去に咲いた花 未来の果実
それに縋り生きていく現在
大地を濡らす冷たい雨
土に雑ざりて道行く者の足を取る泥水
それは悪意なのか試練なのか
泥沼に踏み込めばその身は沈む
されどそれを越えずには先に進めず
過去の黒き後悔 未来の希望
それを想い生きていく現在
野に咲く花は強かに生き
地を潤す水は交ざり合う
美しき自己主張
醜き依存欲求
されどどちらにも悪意はなく善意もない
ただそこに在るだけ
それが自然であり自由であると
沼地の傍で雑草が今日も咲っている




