97.合流して打ち合わせ
お読みいただきありがとうございます。
合流して作戦立てて流れすき
皆でスキルの練習したり、魔法の威力を高めるために試行錯誤してたら数日たったよ
何とか形に出来るかなぁってところに、セツナ達もようやく到着したね
「遠いわボケッ!軽い感じで呼ぶんやったらもっと近場にせぇや」
「まぁまぁ落ち着いて、久々に大移動出来て楽しかったでしょ?」
「んなわけあるかい!急に二か月の移動なんて誰が楽しめんねん。大体うちらは徒歩で移動なんや、アヤと違って歩きなんやで」
「やることなくて暇してるって言ってたから」
「あほアヤ!暇してる言うてもこれだけの人数がばれへんように移動するの大変やったんやで」
「バレれない様にってなんで?」
「ここが色んな人間にばれてもええんか?そこら辺考えて動いてたんやで」
あ・・・その辺全く考えてなかったよ、団員全員の移動ってなると60人近い人数の移動になる
ReRのトップギルドの一つがReRⅡでは見向きもされてないエリアに大移動、そんなのここに何かあるって言ってるようなもんだよね
誰にでも知られてほしい場所じゃないし、荒らされたくないんだよね
「流石セツナだね、私の抜けてる所をフォローしてくれるなんて頼りになるよ」
「なんやそんな言葉一つで許されるおもたら大間違いやぞ」
セツナったらたんじゅーん
あんな雑に褒められてくねくねしながら照れる
口調だけ厳しいけど丸わかりだよねー
あらぁ青春してるわねぇ
「黙れダボども!!」
「賑やかなの、セツナさん一人いるだけで明るくなるの」
「活気があっていい」
「元気な人たちですねぇここまで移動だけでぇ2か月かかってるのに~」
「アヤ姉がそれだけ求心力があるから、会えるだけで元気になってるんだと思う」
賑やかに走り回るセツナから逃げる団員達、昔もよく見た光景だよ
変わらない物って懐かしさと、昔の記憶を呼び覚ますよね
後衛職のセツナが冷やかしてきた前衛職に追いつけるわけもなく、息切れしながら帰ってきた
どんなふうに進める予定なん?って聞かれたのでお任せで!って答えたらハリセンで頭を叩かれた
なんであんなに綺麗にスパーンって音出せるんだろう、私はズバンって感じの音になるんだよね
「せやったら確実に良くで、妹ちゃん達もこっちに組み込むからよう話聞いてな」
「「「「はーい」」」」
「私とナギサは何したらいい?」
「リポップしてくる雑魚蹴散らしき、ドラゴン戦ではあんたらいらへんもん」
「「ひどい!!」」
セツナはガチガチの堅実攻略するみたいで、私とナギサは雑魚処理しかさせてもらえない見たい
ドラゴン様に弩砲とかアンカーを持ってきてるみたいだし、飛ぼうが何しようが完封するつもりだね
「セツナさんリポップ処理をお姉ちゃんがしてくれるのはわかったの、でもドラゴンのブレスはどうやって対応するの?」
「あのブレス凄かった」
「あぁブレスは普通に耐えるで、完全盾職の防御スキルと魔法職のバフがあれば耐えれ切れる」
「私無理」
「そりゃサチちゃんは盾ジョブ言うても、回避盾件アタッカー兼ね取るから。攻撃捨てて防御に寄せとる盾ジョブとはやれることがちゃうって」
サチはジョブコンセプト的に一対一でも一対多でも出来るけど、範囲攻撃持ちには弱いんだよ
カウンターで相手を削っていくのがスタイルだから、カウンターも何もない攻撃されるとどうしようもないね
それはそれとして不服を全身でアピールしてるサチは珍しいので、お姉ちゃんの脳内フィルターに焼き付けておく
「まぁやってもらいたいこともあるし、なんも出来んわけやないで」