79.狩り放題サチの挑戦
お読みいただきありがとうございます。
レリック作るときは時間がかかったものじゃ・・・いや本当に
サチが挑戦を始めてからそろそろ2時間になろうとしてる
危ない場面もないし、本当に安定してるね
「サチちゃんが本気になるとやっぱり時間がすっごいかかるの、機械みたいな感じで黙々とやってるの」
「凄いのじゃ3000を超えたのじゃ、ここまでできるのは今の里にはいないのじゃ!しかもこのペースならお師匠様の記録も超えそうなのじゃ!」
「ん~私の記録は超えないと思うよ」
「はっはっは、お師匠様が負け惜しみ言ってるのじゃ愉快なのじゃ!」
夢月が調子に乗ってるので、後でボコるとしよう
負け惜しみとかじゃなくちゃんと理由があるんだよ、スズとサチは真逆の性質なんだよね
スズは短期的に集中力を高めて瞬発力がある、サチは集中力を長ーく持続できる
スズの弱点は短期戦しかできない事、サチの弱点は集中力が体力を凌駕しちゃうこと
サチは何かに集中したら、そこだけしか考えられなくなる
体力とか体調とか全部切り捨てちゃう、程よい感じで集中できると良いんだけどね
「むむ!急に崩れたのじゃ、何が起こってるのじゃ??」
「体力の限界来ちゃいましたねぇそこまで追い込むのはダメですよ~」
「サチ姉は深く入り過ぎ、リアルだったらどこか怪我しちゃってるよ」
集中力が切れるより先に体力が切れちゃったね
サチは入り込み過ぎちゃうのが課題だからね、本当に私の妹は正反対な資質があって可愛い子達だよ
「疲れたもう無理」
「お疲れ様、ほらお茶でも飲んで少し休みなさい」
「ありがとう」
スズは1029匹でサチは3089匹だった、かなり頑張った数字だと思う
しかし残念なことが一つある・・・
100匹以上は報酬変わんないんだよね、レコードは残るけど報酬はないんだよ
「二人ともお疲れモードだし、良い時間だからここから先は明日にしようか」
「モフモフお預けなの!?」
「姉さんは意地悪」
「妖刀の進化って結構時間かかるんだよ、私は先に落ちるけど二人はやっていっても良いよ」
「「やっていく!」」
「お母さんに怒られても知らないからね」
「「明日にする~」」
「それじゃ落ちようか」
「ヒナちゃんカリンちゃん待っててくれてありがとうなの」
「遊べなくてごめん」
「いいんですよぉお二人の動きを見てぇ勉強になりましたから~」
「スズ姉のキレとサチ姉の正確さは勉強になるもん、気にしないでいいよ」
やだもう妹達が良い子可愛いよ、お姉ちゃんは嬉しくなっちゃうよ
キャッキャしてログアウトしたよ、お母さんに怒られるのはみんな嫌だからね
翌朝はいつもと同じように鍛錬して、妹達は学校に行ったよ
同じ日常だけど、明らかに妹達はウキウキしてた
帰ってきてからはそれが顕著だったよ、鍛錬に集中できてなくてお母さんに怒られてたもん
「モフモフ作るの~~」
「撫でまわす!!」
晩御飯とかとかをささっと済ませて、いざ妖刀の進化に臨むよ
昨日頑張って取得したアイテムは「妖気の輝石」だね、他の鉱石でも妖刀の進化は出来るんだけどこれが一番進化率が良いんだよね
炎系を秘めてる鉱石だと炎由来の妖怪になりやすいんだけど、妖気の輝石だと上位の力を持ってる妖怪になるんだ
「お姉ちゃんどうすればいいの?モフモフが待ってるの」
「早く教えて、早く」
「あ、うん。刃に妖気の輝石をエイヤ!!ってくっつけるんだよ、輝石の光が消えてなくなるまでくっつけてればいいからね」
「なるほどなの!早速やるの!!」
「えい」
妹達は早速始めたけど、これ時間かかるんだよね
私はお茶でも飲みながらルーをモフってのんびりしてるかな
「あらぁ?いつからやってるんですか~?」
「2時間前位からかな、その間も二人ともニコニコしてるからモフモフへの執念を感じるよね」
「鍛錬が長引いて、どんな姿になるかの瞬間を見れないと思ってたけど見れた」
「ね~だから昨日ささっとログアウトを進めたんだよ」
遅れてやってきたヒナとカリンにもセバスがお茶を出してまったりする
日々の話とかを二人としながらのんびり待つことになったね
梁塵秘抄
舞と呪言を使いつつ盾役をこなせるジョブ
サチはまだ使いこなせていないが、中々難しいジョブなので仕方ない
舞は決まった足捌きをする必要があるが、持続時間が長く優秀なバフ
呪言は手で印を切りつつ言霊を奏でることでデバフを与える
防御よりのステータスで長期戦を得意とする




