6.わちゃわちゃと規格外と移動
お読みいただきありがとうございます
アヤがチートなのではなく、ジョブと武器がチートなんです
・・・いやチートかもしれません
一難去ってまた一難
妹達とセツナ達がもめてます
「だーかーらーお姉ちゃんは私達と一緒に遊ぶの!」
「姉さんは私達が誘った、当然の権利」
「言いたいことはわかるんやけど、うちらは年単位で待ってたんや。リアルでも一緒なんやろ譲ってや」
キャキャーやってる、人気者は辛いね
「ねぇみんなそれくらいで落ち着いて、ね?」
「「「だまってて!」」」
ぴえん、怒られちゃった
しかしあれだね、大好きな妹達と友人達でもこうやって理不尽に言われるとイラっとするね
妹達の捕獲に10分、言い合いで30分と40分も待たされてるの私
それでこの仕打ちはちょっと納得できないので、静かになってもらうことにする
「ねぇちょっと静かにしてくれる?」
スキルを使って大地に剣を打ち付ける
一の草原は初心者エリア、簡単に大地を引き裂けちゃうんだよね
「はい!静かにします!」
「姉さんの希望を拝聴します!」
「団長の命令は絶対やもん、うちら言う事聞くで!」
「ありがとう皆、じゃあとりあえず移動しようか。私行きたいところがあるんだよね」
「「「付いて行くね」」」
ふぅ久々にスキル使ったけど、威力の減算とかもされてなかったね
皆ついてきてくれるようなので、移動を開始するかな
「キャー団長ちゃん素敵」
「同じスキル私もあるけど大地を引き裂くなんて頭おかしい」
「久々に団長ちゃんの業見れて幸せ」
なんか団員がうるさい気がするけど気にしない、気にしない
「お、お姉ちゃんどこに行くの?」
「ん~昔拠点にしてた村に行こうかなぁって」
「姉さんの拠点!行ってみたい」
「良い村だったんだよ~綺麗でのどかで」
「あーーーーーーちょっと待ってほしいんやけど!」
「どうしたのセツナ?」
「アヤはReRⅡの設定ってちゃんと見たんか?」
「当然見てないよ?」
「ReRと同じ世界なんやけどな」
「けどなによ」
「100年後の世界なんや、そんでな」
「ひゃ、百年」
「うちらのギルドと、いくつかのギルドの団長は神格化されてんねん」
「???」
「世界の敵の四狂を倒してるんやもん当然やろ」
「えぇそんな風になってるんだ」
「ほんでな、あの村は聖地になっとる。さらにはアヤの石像が有るんやで」
「ん?????意味わかんないんだけど!」
「うちらも村に行ったら大騒ぎやったんや、アヤが行ったら大変なことになるやろなぁ」
「お姉ちゃんすごーい!見て見たい」
「姉さんの魅力を理解してる村、ぜひ行ってみよう」
「わぁまって!ちょっと考えさせて」
「「行こう行こう」」
私は妹達に手を引かれて進んでいく、羞恥心が全力で反抗しろって言うけれど妹の手を拒むなんて出来ない!
「しかし妹ちゃん達が知らんとは思わへんかったわ」
「大体全部スズのせい、調べたいことあったのにモンスターに突撃していった」
「えへへ~リアルだと全力で技使えないから楽しくって」
「アヤの妹らしいわ、初めてみるモンスターを叩いて殺てるかどうか判別してたもんなぁ」
「ちょっと!妹の前でそんなこと言わないでよ」
「何言うとるんや!デスゲームやっちゅうのに突撃してたアホのくせに、うちらの苦労を村につくまで語ったるからな」
「やったー!お姉ちゃんはあんまりお話してくれないから楽しみ」
「私の知らない姉さんの話、興味ある」
わぁん妹達が楽しんでるぅ私のメンタルはボロボロだよぉ
「姉さんこの村?」
「はわぁ~長閑なところだね」
しくしく、散々恥ずかしい話をセツナにされたよぉ
久しぶりの村にテンション上がってるけど、もやるよぉ
なんか今日はこんなのばっかりだぁ
ReR2ジョブ設定
初期ジョブは900種類選択式、前衛400種 後衛300種 生産職200種
Lv1~50は下位ジョブ
Lv51~75は中位ジョブ
Lv76~99は上位ジョブ
ジョブのクラスアップには特殊クエストをこなさないとダメ
彩音は高難易度特殊クエストから超高難易度特殊クエストの流れをクリアしている
デスゲームでそんなクエストクリアするなんて、頭が面白いね