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39.いい狩場を選ぶのが基礎

お読みいただきありがとうございます。

RPGは満足するまでレベル上げて、ラスボス倒さずに辞めちゃう派です

爆殺騒ぎがあった後は比較的平穏に過ごしてたよ

やっぱりクレイジーな人ってのはどこにでもいるんだね

レイアと遊んだりしながらまったりしてた

妹達のテストも終わったので、1週間ぶりに皆でログイン


「そろそろ別の町に拠点を移そうと思うよ」

「まだこの辺りのモンスターでも経験値ちゃんと稼げる」

「経験値は稼げるけど、手ごたえがないでしょ?だいたい近寄って首をはねて終わってるじゃない」

「お姉ちゃん、私もサチちゃんも最初の町を出てスライムで永遠に経験値を稼げるタイプだよ」


妹たちはレベリングに執念を燃やすタイプだった・・・


「そっかぁでもそれだと数字上は強くなれても、本当の意味で強くはなれないね」

「どういうこと?」

「モンスターも対人もそうだけど、苦戦するくらいが経験を積めるのよ。レベルだけ高くても動きが伴わないと意味がないのよ」


パワーレベリングも養殖も私は否定しないけど、ちゃんと強くなりたいんなら狩場は変えないとだめだと思う

もちろん美味しい狩場でやるのは前提だけど、それにしても雑魚狩りしてて本当の強敵に通用するかって言われるとねぇ?


「姉さんどこに行くの?フォースに移動?」

「フォースは教育によくないのでファイズに行きます!快楽都市なんて二人は行っちゃいけません!」


爆殺犯の拠点だからね、素通りしてファイズに行くよ


「ファイズだとさすがに周りが強すぎる」

「サチちゃんのいう通りだよお姉ちゃん、ちょっと敵が強すぎるよ」

「何言ってるの?二人なら通用するよ、ユニークジョブは伊達じゃないんだよ?」


ほらね、楽な戦いばっかりしてたから二人ともジョブの限界値がわかってない

限界がわかってないとどれくらいの出力でどれだけ動けるかを計算できなくなっちゃう、戦うってことは計算してやらなきゃダメなんだよ


「本当に無理そうだったら援護してあげるから、大丈夫大丈夫」


妹達はまだ納得しきれてない

少し強引にでも背中を押して移動を始める






セバスとルーの背に乗って移動すること1時間

モフモフを堪能してるだけで長距離移動できるなんて幸せだよね


「さぁここがファイズ、城塞都市ファイズだよ」

「サードと全然違うね、町全体が砦みたいになってる」

「ここはダンジョンも近いからね、昔はダンジョンブレイクで防衛線もしたくらいだし」


ファイズはほかの街と違ってガッチガチの城壁と衛兵たちも武闘派ぞろい

中級職以上のPCの拠点になる街だね、ダンジョンも近場にいっぱいあるし

中には上級職でも苦戦するようなダンジョンもあるし、知力を試されるようなものある

私たちは知力を暴力でねじ伏せるタイプなのでいかないけどね

昔ギルドのみんなといったときに、この中で切れない物はなんだ!みたいな問題出たんだけど全部ぶった切っちゃってダンジョンが進行不能になったことがあるんだよね…


「お姉ちゃんダンジョンだよダンジョン!」

「むふ~やる気があふれ出る」


拠点変更に渋ってた妹達もダンジョンって響きにテンション上がってる

街道を血に染めても居座ろうとするその心の強さはお姉ちゃんにはないんだよ、二人がいない間にいろんな人にやんわりと出てってくれって言われてたんだよ

二人の仲ではやっぱりどこまで行ってもゲームって認識なんだろうね、私や帰還組は生きてる人たちって認識だからダメージあるんだよね

帰還組の中にはこの世界の人と結婚してた人もいるし、その人の子孫もいる

この辺の溝はどこまで行っても埋まらないんだろうとは思うよ

まぁ私は妹達がニコニコルンルンなら何でもいいけどね

ユニークジョブとオリジナルジョブ


ユニークジョブは特殊なクエストをクリアして手に入れるジョブ

12星座ジョブが代表的で、ジョブに付ける人数制限があったりもする


オリジナルジョブは知恵と勇気で無謀を実現しちゃえた人が付くゲームが用意してなかったジョブ

魔法の概念を自己解釈でやっちゃうやべぇやつら

精巧な人形を妹と言い張って、4体の人形を操る姉妹(シスター)人形師(マイスター)なんてのがいる

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