17.忘れちゃってた、許してくれる?
お読みいただきありがとうございます
熱中すると時間って飛びますよね
あ!この世界の通貨はロールです、1ロール=1円換算です
妹達と競売に来て、装備のリストを見てるけど
昔は1ロールで売られてた装備が5Mになってたよ、世の中って変わるんだねついていけないよ
「ん~姉さんのお金全部使っても足りない」
「私達のお金でも足りないよぉ」
妹達はしょんぼりさんだ、なんとかしたいけどそんな直ぐにお金は稼げないからなぁ
「ん~こないなところで何してるん?ドン子んところ行ったんちゃうんか?」
「あ~セツナだやっほー」
「「セツナさんこんにちは」」
「はいはいこんにちは、でも時間的にこんばんはやで?」
私達は顔を見合わせる
冷汗がぶわっと出てくる
「せ、セツナ、今何時?」
「ん~22時やな、ほんで何でここにおるん?」
「「「いやぁぁぁぁ」」」
「え、なんなんどないしたん?」
「いそいそしそ急がないと」
「怒られる絶対怒られるるぉ」
「おちちちうつくのよ、だいじょびよきっと。セツナまた今度説明するからまたね!」
「お、おう・・・なにやったんやろ?」
妹達の借りている部屋でログアウトする
リアルに帰ってきて私達3人はそっと、そーっと部屋から出て外に向かおうとする
このままここに居ては危険だから、可及的速やかに移動しないと
「あら?あら~困った子達ねどこに行こうって言うのかしらぁ?」
逃げれませんでした!
「ご飯も食べないでゲームするだなんていけない子達ね~どうしようかしら」
お母さんは口調は何時もと同じだけど、目が怖いよ
そんな怖い顔してると皺が増えちゃぴゃーーーー明らかに私睨んでるぅ
「そんなに怒らないでやれ」
「「「お父さん!」」」
「涼音も幸音もやっと一緒に遊べて楽しいんだろう、彩音だって同じだ。時間を取り戻そうとしているんだから大目に見なさい」
「でもねぇ」
「次はお父さんも許さないからな、食事や時間はちゃんと考えなさい」
鬼神を抑え込んだお父さんを尊敬しちゃう!いつも尊敬してるけどもっと尊敬しちゃうよ
「彩音はこっちにいらっしゃい、お母さんに失礼なこと考えてたでしょぉ?コレは別で罰を与えますからね~」
心を読まれてるぅお父さん助けて!
「さ、二人ともご飯を食べてお風呂に入りなさい。明日も学校なんだから」
「「は~い」」
あれ?お父さん?ラブリーキュートな妹達?
ヘイヘーイお姉ちゃんのピンチですよ、崖っぷちどころか崖から紐なしバンジー決めてる所だよ?
ヘルプ!助けて!
「あ・・・お姉ちゃんがさっきのルーさんみたいに連れてかれてる」
「姉さんは犠牲になったの、無駄にはしないよ。ご飯美味しく食べるから」
「ルー?だれだいそれは、新しい友達かな?」
「姉さんの従者で、獅子耳がピコピコ」
「尻尾もふわふわで、優しくって強いの」
「ふむ?後で教えてくれるかな」
「「うん」」
あさ?そとあかるい、たいようみれたすごいすごーいいきてるってすごーい
わたしがんばったえらいわたしえっへんだね
「お姉ちゃん大丈夫?なんか虚空を見て笑ってるけど大丈夫?」
「姉さんは顔に出やすいから変な事考えちゃダメ、すぐわかるよ」
わぁてんしだかわいいてんしがいるお、きゃわたんでかわいいできゃわいい
「ちょっとやりすぎちゃったかしら~?えい!」
「痛い!ちょっと娘の頭を思いっきり叩かないでよ、しかもいまのグーだったでしょグー」
「あらぁよかった元に戻ったみたいね、さぁお風呂行くわよ~」
「お父さんと朝ご飯作ってるね、お姉ちゃん好きなの作るからね!」
「姉さんは頑丈って知ってる、お風呂で綺麗になってご飯食べよう」
なんか記憶がちょこちょこ無いんだけど、お母さんと一緒にお風呂に入って洗われ中
「もぅだめでしょ~ちゃんとゲームを長くするときは言わないと~」
「ごめんなさい」
「心配だったのよ~今度は3人纏めてかと思って本当に心配だったのよ」
「・・・ごめんなさい」
お母さんの母性に包まれた凄い幸せな時間だったよ
でもでも、知らないうちに体中に痣出来てるのホラーだね
継承
布留永流の正統継承者は彩音
剣術槍術棒術組等の武器術と組み打ち術柔術等の格闘術ぜーんぶ覚えないとだめ
涼音は剣術と柔術が得意
幸音は槍術等の長物系が得意
17話の深夜から早朝にかけて行われたのは継承するために必要だっただけだよ?
お母さんを年寄り扱いした制裁じゃないよ?
ほんとほんと嘘じゃないよ9割がそういう理由だっただけだよ?
どっちの理由が9割かは知らないけどね