158.難易度と方向性の違い
お読みいただきありがとうございます。
遂に着いたよ新大陸
結局陸地に着いたのは出発してから3か月後だった、ログインしてもログインしても海の上ってゲームとして別ジャンルだよね
タコもどきとかは出てこなかったけど、嵐には何回かあって船はもうボロボロだよ
「やっと陸地に着いたけど戻ってたりはしないよね?」
「流石に方位は見てたから戻ってるは無いわね」
「モンスターが違うらしいし、一応見に行ってみようか」
「そうね、確認しておかないといけないわね」
ヒナほどじゃないけど、陸地に着くまで発狂してたレイアを連れて陸地の偵察に行く
レイアとドンちゃんは頑張ってたから気晴らしに行かないとね、ドンちゃんは発狂じゃなくて途中から燃え尽きてたからおいていくよ
砂浜の近くなのに森林が広がってるんだよね
「こっちはどんなのが出てくるかな?」
「当初の予定個所とズレてるから何とも言えないのよね」
今回二人で行くのは、二人で行くのが一番対応できるから
大体何とか倒せる私と、バランスと分析力の高いレイアだからね
下手に人数出すより安定するんだよね、犠牲も出さないで済むしさ
ドンちゃんも一緒でもよかったんだけど、フル装備だと動きが遅いんだよね
ドシンドシンって音も凄いし、どんなモンスターいるかわかんないのに大きな音立てるのものね
「ん?なんか近寄ってきてるね」
「単品かしら?群れだと厄介だけれど」
「3匹くらいだと思うよ、単品って言い方はどうかと思うからやめたら」
「そうね・・・ちょっとストレスが溜まり過ぎていたかもしれないわね」
二人で身構えてると木人って感じのモンスターが目の前に出てきた
試しに私が切ってみるとあっさり倒せたんだけど
「えぇ?私ちゃんと真っ二つにしたよね?」
「真っ二つにしてたわね、でもくっついたわよ」
「細切れにしてみる」
3体とも真っ二つにして動かなくなったと思ったら、くっついて普通に襲って来たんだよね
細切れにしようと思って何度も剣を振ったんだけどさ
「あれ?切れなくなってる」
「耐性が付いたって事ね、これとんでもなく厄介じゃない」
「ちょっと本気でやってみるね」
さっきの攻撃を30%とすると今回は50%でやってみると切れた
細切れにしてみた結果、1体が塵になって消えて2体が再生しようとしてるよ
「1体倒せたけどダメだったかな?」
「コアか何かあるっぽいわね、あれだけ細かくしたのに戻るってどういうことかしら?」
再生途中の1体をさらに細切れにして倒して、残り1体の再生とかを二人で見守る
「再生速度が違うね、そっちにコアかなんかあると思う」
「そうね・・・ちょっとアヤその戻りの悪い方を離れたとこにおいて」
「はいは~い」
もった感じは木片だね、まごうことなく木片
ちょっと離れたところに置いたら、レイアが魔法で燃やして灰にしたよ
「割と燃えやすいわね、さてこれでどうなるのかしら?」
「躊躇なく燃やすの怖いって」
「躊躇なく真っ二つにしたアヤに言われたくないわね」
「敵意向けてたんだから敵だもん」
体の一部を燃やされた木人君は、不安定な動きをしてたんだけど
「うわぁこの森やばいって、海岸沿いに船を動かして当初の目的地に行った方が良いよこれ」
「そうねこれはちょっとだめかもしれないわね」
足りない部分を落ちてる石とかで補強して動き出したよ
しっかり処理するのを念頭に置けば倒せると思うけど、倒しきれないと耐性着くし補強されちゃうし
なんといってもどれだけいるかわかんないんだよね
迂闊に森ごと消すって判断もしづらいなぁ