148.変な所で技術を進める
お読みいただきありがとうございます。
船旅ってしたことないです
今日はログインして、船旅の準備をしてるよ
キョウカが正気を維持できてた理由の一つとして、フルダイブゲームをやってたことがあったみたい
普通だとフルダイブゲームって五感を脳で補完するから負荷が大きくなるんだよ、でもキョウカの場合は負荷が減るんだよね
五感を全部フル稼働してるのと保管して動かしてるのだと負担が違うみたいで、キョウカのお母さんの話だとゲームした後の方が落ち着いてたんだって
普通に暮らしてるだけで疲れるしストレスたまるっぽいんだよね、お母さんの愛情とゲーム好きでなんとかなってたっぽい
今は妹達と珍しくセバスをモフモフしてる、いつもはルーがされてるんだけどね
「ルーはどうなのいつも人気あるのに今日はセバスが独り占めしてるけど」
「いいんですよ~今日は私がアヤ様をひとりじめですぅ~」
「ん~愛いやつ愛いやつ」
「うちもまぜてぇな」
「当店はセツナ様お断りです~おかえりくださぁ~い」
「そうなんか、ほな・・・なんでや!店ちゃうやろ!!」
ルーを愛でたりなでりなでりしてたら、セツナが飛び込んで来たけどルーが追い払おうとしてる
ガルルーって感じじゃないけどシャーって感じだね、いつもの事だけれども
「真面目な話するとな、ぼちぼち船完成しそうなんよ」
「あれ?もっと時間かかるんじゃなかった?」
「あるってわかってんけど、どこにあるかわからんかった時と違ごうて場所わかったからな。船の大きさも必要な距離の見積もりも変わったんや」
「なんかあのイベントで気に入られて色々聞けたもんね」
「せやから日程調整するついでにアヤになでなでしてもらうんや!」
「アヤ様の体はルーを愛でるので忙しいので~言葉だけ交わしてくださ~い」
そっか~船完成するんだね
あるらしいって噂レベルで船だそうとしてたけど、方位と距離が大体だけど分かったからね
想定したより船体を小さくできたし、その浮いた資材で他の船の建造も進んだらしい
正直私と妹達は戦力外だから、暇してる人達と模擬戦したりダンジョン踏破したりしてる
私はたま~に高難易度素材取って来いって、一人で行かされたりしてるけどね
セバスとルーがいるから機動力が高いし、今更この大陸にいる敵に負けるつもりもないからさ
「うちも暇やもんかまってや」
「セツナも暇になったんだ」
「船で旅した事とかあらへんもん、計算するようなことやったら手伝えるけど他はしらへん」
「確かにそうだね、私もしたことないや」
「そういえば~お二人とも船に長期間のったことないですけど大丈夫ですか~?」
「大丈夫って何が?」
「船酔いとかするじゃないですか~私はセバスに慣れるまで水上生活させられましたけど~大変ですよぉ~」
「なんなんその水上生活て」
「アヤ様のお世話を完璧にできるように~地上と同じ動きが出来るようになるまでやらされました~」
セバスはスパルタだね、完璧は求めないけど高水準は要求してくる感じかな
でもすっかり忘れてたよ、このゲームはりあるだからね船酔いとか先に体験しておかないとだ
「うちだめかもしれん、三半規管とか弱いんよ・・・」
「最悪船に乗ってからログインしなければ良いだけだしさ、船の上で出来る事もそんなにないだろうし」
「皆さんの謎の熱意で~シャワーは浴びれそうですけどね~船の上でシャワーとか凄いことですよ~」
「いややぁ~アヤと優雅な船旅するんやー」