144.無慈悲だねぇ
お読みいただきありがとうございます。
挑戦するにしても地力の差が
ごめんなさい1周お休みします
この娘凄いよ
結構本気で手足切り飛ばそうとしてるんだけど、初見の技はギリギリ躱していくし一度見た技は確実に避けれるようになるんだよ
それに男の方もボロボロになりながら食いついてきてるし、妙なデバフ撒いてくるし普通にプレイングが上手いね
「いやぁやるねぇ二人とも元気があって素晴らしいよ」
「見えれば余裕なのにこのオジさんの攻撃見えないんだけど!」
「相性が最悪っすね~そろそろこっちは限界っすよ」
「何言ってんのよ!大技は大体使い切っててここ乗り越えれば何とかなるわよ!」
「ん~それはちょっと舐めすぎだねぇ」
一息ついてオジサンと二人組の攻防を見てたけど、ちょっと考えが足りてないね
二人組に向けて私達は最初は真面目に攻撃してたけど、途中から面白くなっちゃってどこまで行けるか試してるだけなんだけど
勿論私達は向こうが受けそこなえば手足の一本は切り飛ばすつもりだけどね
本気は本気なんだけど手加減はしてる感じだね、どこまでやれるか見て見たいって感情が勝ってきてるよ
こうやって周りを引き付けていくところも似てるんだよね
「〈バッファロークラッシャー〉お~よくかしやがれるもんですわね」
「なんでこんなに色んな技持ってるのよ!おかしいでしょ・・・おかしいでしょ!」
「基礎スキルも一撃必殺って感じっすよ、これ打つ手がそろそろなくなるっす」
「ほらほらドンドン行くわよ、頑張ってみなさい」
「僕的にはそっちの男の子がここまで頑張れてる方が驚きかな、不思議なジョブについてるのはわかるけどさ」
皆もぽこすかスキル使って遊んでるね、一度見た技は大体通用しなくなるのが面白いんだね
でも私達はスキル一つ、普通の攻撃一つとっても強弱付けてるから完全に対応できてないよ
ゲームとして遊ぶなら考えないけど、生き残るためには色々考えて試さないとダメだったからね
いまのプレイヤーが試してないようなこと色々したからさ
「結構やりやがりますわぁこの調子でどこまで行けるか試してみるので、耐えてみやがりませ!」
「見た技もなんか違う感じになってるし何なのよ!12星座ってやっぱり化け物じゃない」
「その化け物筆頭とよく似てるのよ貴女」
「お兄ちゃんは化け物なんかじゃないわよ!スッゴイ努力してたんだから!」
「やっぱりメイカの血縁者だったんだね、妹居たんだ聞いたことなかったなぁ」
「一緒に暮らしてなかったからしょうがないじゃない、お兄ちゃんは悪くないんだからね」
ちょっと話してくれてないことがショックだったんだけど、色々と深い事情がありそうだね
この場で聞くようなことじゃなさそうだし、これ以上は虐めに見えるし終わらせよう
「そろそろいったん終わりにし「あ・・・わるいねぇちょっと本気で射ちゃったんだよ」
そろそろ終わりにしようとしたら、オジサンが二人の脳天に矢を突き刺してたんだけど
驚愕に目を見開く二人に慌てて、集合場所を伝える
「これで会えなかったら探すの大変なんだけど、オジサンどうするのよ」
「いやぁまいったねぇ」
「うちの子達にも探すように言っておくわね」
「ギルドの情報網もフルで使わねぇとダメじゃねぇですの、クッソ面倒な事してくれやがって」
「いやぁ面目ない」