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133.準備期間の最後とあふれ出るもの

お読みいただきありがとうございます。

今回は現実世界でのお話し

前半は彩音、後半は涼音視点

あれからあっという間に一週間がたったよ

スクルドちゃんは帰った後すぐにイベントとして告知をしたみたい、私はそういの一切見ないから仕事が早いねぇ~くらいだったんだよ

でも実際に見たセツナによると

「あんなんイベント告知ちゃうで、暴言吐いたダボ共を虚仮にして煽り散らかしとるだけやね」

だってさ

一応私たちに勝ったら12星座ジョブ習得のスタートクエストの情報を開示するって報酬と別に、貢献度で追加報酬もあるって感じらしい

私たちはレイドボスか何かだったみたいだね、参加人数無制限ってなってるみたいだから最高難易度レイドボスって認識なんだろうね

戦う場所は完全に隔離された場所で、転移装置で飛べるようになってるよ

三女神教団を今の女神教団を通じてあっちの世界にも告知されて、まだ見ぬエリアの指導者も観戦に来るんだって

私達の報酬は指導者たちとの顔繫ぎだね、圧倒的な実力を見せて別の大陸で楽に活動できるようにしたいよ

その他のプレイヤーも観客としてみる事が出来るようになってて、妹達はそっちで団員たちと見学する予定だね

妹が観客席にいるから、エリアの耐久テストは私とナギサでバッチリやったよ

二人で全力で動いた結果、2桁エリアを消滅させたね

この一週間の大半はこの作業してたよ、満足いく強度の空間が出来てよかったよね

私とナギサは周囲への影響がデカすぎて中々全力出せないから、楽しめたし良い感じで感覚を思い出せたよ

デスゲームの頃は全力を出しても、世界を破綻させないために必死に補修してたみたいだし

スクルドちゃんも泣きながら喜んでたよ、これでやっと準備が終わりますぅぅっていってたもん、ナギサがやり過ぎるのがいけないんだよきっとたぶん

準備も終わって明日が本番なんだけど、人って怒りを持続させるのって凄いエネルギー使うでしょ

オジサンとかレイアとかは、1週間もあけば普通そこまで怒って無いんだよ温厚だから

でもあいつらは凄いよ、イベント告知から毎日さえずり続けたんだ

視聴者数とか稼ぎたかったんだろうけど、今後の生活に支障をきたす結果になるだろうね

このイベントの切っ掛けをしらない参加者や、知ってる上で私たちに挑戦してみたいって人たちは普通に相手してあげるつもりだよ

でもあいつらと、あいつらのギルメンは許さない顔覚えたから

楽に死ねると思うなよ





怖いの、隣で素振りしてるお姉ちゃん怖いの

殺気が溢れてて気合入れないと息吸えないの、幸音ちゃんはうっかり気を抜いて気絶したの

でもしかたないの、私も意識がちょっと飛び飛びになってるの


「彩音、もうちょっと内側に留めなさい」

「ふぇ?どういうことお父さん?」

「涼音が限界で、幸音は気絶してる」

「だ、大丈夫!ごめんねちょっと考え事してた」

「う・・・うぅ」

「幸音を連れて先に休んでいなさい」

「はいなの・・・」


お父さんのおかげで助かったの

あのまま居たら私も気絶してたの、幸音ちゃんを連れてさっさと逃げるの

お母さんとお祖父ちゃんが心法の鍛錬増やそうとか言ってるの、ダメなの無理なもんは無理なの

寿命が絶対縮んじゃうの

大体心法の鍛錬ってお祖父ちゃんの殺気を浴びる修練なの、滅茶苦茶嫌なの

さっきまでのお姉ちゃんのあふれ出てるのと違って、お祖父ちゃんのは纏めて突き刺してくるの

お祖父ちゃんの殺気に撫でられると大変なの、撫でられた所を切り裂かれた幻覚見えるの

いけないの!さっさと退散するの

この場に居続けるのは良く無いの!

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