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132.ガッと来てうわーんと帰る

お読みいただきありがとうございます。

本質的に半泣きが似合う系

いやぁよく言うじゃない、自分より怒ってる人がいると冷静になるって

あれって本当だったんだね、私達よりもスクルドちゃんが切れ散らかしててちょっと冷静になれたよ


妹達のおかげで怒りの方向性が定まった後で、どうやってスクルドちゃんを呼ぼうかって話し合ったんだよね

流石に毎回私が脅すのもどうかと思って、ちょっと話し合いが難航してたんだけど

スクルドちゃんが自主的に降臨してくれたんだ

何時もは光の柱がふわーっと来て幻想的なんだけどね、今回は登場からして違ったんだよ

急に黒雲が立ち込めて雷がバリバリーって凄くてさ、室内で話してた私たちが外に出るくらいだったからね

地震も起こるしなんか急に強いモンスでも攻めてきたかって身構えたら、漆黒の光と共にスクルドちゃんが降りて来たんだよね

悪堕ちの見本みたいに負のオーラ出してて、デスゲーム再びかな?って思うレベルだった

クロだけは怒りを忘れて、アレ!ああいうの良いよね!ね!ね!!って騒いでたけどさ


「人間って滅ぶべきだと思うんです・・・あっ!もちろん皆様のような素晴らし方たちは別です!あんなふざけたこと言っちゃう人たちなんて私の管理する世界にいりません。大体私は配信機能の実装自体反対なんです、確かに悲惨な事件だったと思いますし二度と起きてはいけ菜事件でした。でもでもそこから私はしっかりと管理して、デバックやらなにやらずーーーーーーーとしてきたんです安全性だって何億回とテストして!!それでですね」


開口一番これだもん、喋りだしたら止まらないんだもん

AIとはいえこの世界では生きてるし感情があるからね

折角立て直して存続を許された世界の為に過激になっちゃってるよ


「とりあえずBANします!永久BANしちゃいます!」

「あ~それはやめて欲しいかも(*’ω’*)」

「ナギサ様なぜ止めるんですか、私としてはあんな人たちに合ってほしくないです」

「こっちでボコボコにしないと、リアルでやらないといけなくなって後が大変なんだよ( ^^) _旦~~」

「むむむ、皆さんを犯罪者にさせるわけにはいきませんから我慢しますぅ」


BANされると面倒なんだよね、人数が少なければそれっぽ~く処理できるけど多いとね

今ここにいるメンツでリアルで本気出せば、捕まることなく5人くらいまで消せるんだけどさ


「スクルドちゃんは場所とルールの準備だけでいいよ、女神様が手を出しちゃうと前の事があるから色々面倒になるし」

「うぅお役に立てずすみません~」

「私達が全力出しても壊れないエリアを準備しておいて、勝てたら知ってる情報喋るって言えばゴミが集まるでしょ」

「任せてください!皆さんが全力を出してm。。。あれぇ?私のお仕事増えてないですかぁ?配信のシステムを作るよりも難題な気がするんですけどぉ・・・」


あ、気がついちゃったね

一応私ってこの世界で壊せなかったものってないんだよ、さてスクルドちゃんは私でも壊せないエリアを作れるかな?


「アヤはなんでそんな無茶なこと言うのよ、スクルドが困っちゃってるじゃない」

「これで良いんだよレイア、ああいう真面目で良い子で仕事大好きっ娘には仕事させておけば。変に余裕持たせるとさっきみたいに暴走しちゃうから」

「まぁそうかもしれないわね。流石にスクルドを倒す気にはなれないから、この世界を必死に維持してくれているからね」


激怒して登場したスクルドちゃんは、半泣きになりながら帰っていった

荒んだ心が和んだから良いよね?


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