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126.私の妹に限って・・・

お読みいただきありがとうございます。

気が長いと沸点が高いと切れやすいは同居すると思います。

三咲ちゃんとお買い物してキャッキャっと楽しんだよ、途中で変なのに絡まれたけど私の日常としては普通と言って差し支えないね

そんな感じで毎日を過ごしてたら、涼音と幸音が学校で暴れたって連絡が届いたよ

私の妹が罪もない人に手を出すわけが・・・強そうだったらするかもしれないけど、普通の学生には手を出さないと思うんだけど

取りあえずお父さんと一緒に学校に向かうよ、お母さんはお祖父ちゃんとお仕事に出かけてる

どんなお仕事かはわからないけど、日本でも行方不明者ってそれなりに出てるって事だけは言っておくよ


「お父さん二人が学校で暴れたって話だけどどう思う?」

「彩音の事を馬鹿にでもしたのだろうか?」

「シスコンだけど流石にそこまでじゃないと思うよ?陽菜と花梨に連絡してみるね」


放課後だから二人とも帰っちゃってるかもだけど、噂位は聞いてるかもだからね


「彩音はいつの間に携帯を使えるようになったんだ?」

「・・・使えるようになってないです」

「今持ってきてるのか?」

「持ってきてないです・・・」


お父さんの溜息とか初めて聞いたかもしれない

私はいったいどうやって連絡取ろうとしたんだろうね、一応持ってるけど全く使えないからね

混乱してたのは認めるけど、娘に向かって心底あきれたって顔するのやめてよ

何時もは厳しいお母さんと、優しいお父さんじゃん

電話に出れないのは精神的な物なんだから仕方ないと思うんだよ


校門につくと陽菜と花梨がそわそわしながら待っててくれた


「やっとぉ来てくれましたぁ大変だったんですよぉ~」

「剣道部を二人で磨り潰してたんだよ、静かに怒ってて私達も止めれなかった」

「そんなに怒るなんてなにしたんだろうね、剣道部の子達は怪我はどんなもんなの?」

「打撲ぐらいで大きなケガはないけど、心が折れてるかな」

「じゃあ問題ないでしょ、二人連れて帰れば大丈夫だね」

「問題しかぁ無いですよぉ家基準はぁ一般的にぃアウトですぅ~」


粉砕骨折とか内臓破裂とかじゃないんだからさ、打撲なんて怪我と呼べるようなもんじゃないでしょ


「話を聞いて、内容次第では許せん」

「お父さんそんなに怒らなくてもいいでしょ」

「一般人を一方的になぶるなど許さん」


お父さん怒ってる、スッゴイ怒ってる

先生が私達を迎えに来てくれたので校舎に入って、2人がいる場所まで向かったんだけど

途中にある保健室からは呻き声とすすり泣きが漏れ出ててホラーだったね


「なんでこんなことをした」

「お父さんこれには理由があるの、決してイラっとしたから黙らせたわけじゃないの!」

「無実ではないけど、向こうも悪い」


話を聞いてみると納得できる部分も確かにあったんだけど、どうやらこういうことらしい

ず~~~っと剣道部に勧誘されてたしその都度断ってたのにしつこかった

男子剣道部員の目つきが嫌らしかった、これに関しては他の女子の証言もある

女子部員からしょうもない虐め行為をうけていた、ペンをごみ箱に捨てられるとか

それでも今までは受け流してたんだって、家の技はそもそも剣道と相性が良くないからやるつもりが無いしさ

礼法とか家の流派無いからね、殺し合いしてるのに礼儀も何もないじゃんね

今日こんなにやったのは、家の事を貶されたのと無理やり交際を迫られたからなんだって


「なんか剣術の流派やってるとか言ってるけど実際はしょぼいんだろって言われたの」

「黙ってるから付き合えって言われた」


何とまぁ見事に涼音と幸音の怒るポイント踏みぬいたね

二人の好みのタイプは、寡黙でそれなりに実戦で強い人だからね

私も含めてファザコンでもあるのだよ

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