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117.それは勘違い

お読みいただきありがとうございます。

まぁそうだったんです、一言もそうは言ってないので

「そこそこ大きい山なの、結構急斜面だしリアルだとちゃんと準備しないと登っちゃダメな山なの」

「所々に奇麗な建物ある」

「あれが12星座の神殿なんでしょうねぇ大きさはそこまで大きくないですけどぉ遠目にも奇麗な建物ですねぇ~」

「のんきに喋ってるけど、アヤ姉ピリピリしてるんだよ」

「カリンちゃん私達までピリピリしても意味が無いの」

「いつもと同じで良い」

「ピリピリしてるとぉ疲れちゃいますからねぇ~」

「姉達は変な所で肝が据わり過ぎだよ、アヤ姉のあんな張り詰めてるの私見たことないもん」

「だからいつもと同じにする」

「私達までピリピリしたらもっと可笑しな感じになっちゃうの」


妹に気を使われてるのはわかるんだけど、今回は自分を制御できてないね

修行が足りてないって怒られそうだよ


「さぁ着いたよ、ここが山羊座の神殿。ReR最強のプレイヤーで私が愛した人の神殿だね」

「・・・お姉ちゃんお付き合いした人いたの!?」

「私達を溺愛する事しかしないと思ってた」

「あらぁだからぁピリピリしてたんですねぇ因縁でもあるのかと思ってましたぁ~」

「アヤ姉の恋バナ!ぜひ聞かせてほしい!!」

「えぇなんか思ってたりアクションとちょっと違うんだけど、もっとこう神妙なって言うかそういうさ」

「だって亡くなってることは本読んで知ってるの、お姉ちゃんがお付き合いしたって事のが衝撃でかいの」

「鈍器どころじゃなくトラックで頭叩かれる衝撃」

「アヤ姉さまとお付き合いできるなんてぇ菩薩様か何かなんでしょうねぇ~」

「最強って話は後で検証すればいいから、早く色々喋って!」


えぇ妹達よそのリアクションはお姉ちゃん全く想像してなかったよ、もっとこう私がピリついてたこととかで神妙なリアクションしてくると思ってたのに


「出会いはいつ」

「え~とデスゲームが始まってすぐかな、初期にしては大きめのギルドのマスターだなって認識だったよ」

「それで攻略していくうちに仲良くなったの?」

「最初は全然接点なかったんだけどさ、とある事件で最初のエリアの方に向かってたんだけどそこで共闘したんだよね」

「アヤ姉のギルドと共闘して、そこから愛をはぐくんでいったんだね!」

「まぁそんな感じだね。ところでさ、私のギルドなんてないよ?」

「「「「え?」」」」

「お姉ちゃん何言ってるの?ボケたの?心に傷を負ってておかしくなってたの?」

「いやいや、妹大好きラブラブなこと以外は割と普通だと自負してるから」

「それわぁ認識がずれてますねぇ大概おかしいですからぁでもだとしたらギルドが無いって言うのわぁどういうことでしょ~」

「私は最初から中盤くらいまではソロか、たまにセツナとPT組むくらいだったよ。この前ドラゴンを倒した時のメンバーはあいつのギルドのメンバーだよ」

「団長って呼んでる」

「あいつがいなくなってから、私も含めてみんな宙ぶらりんになっちゃってさ。クレイジーサイコシスコンにシャキッとしろってグーパン喰らってね、そこから皆を率いて戦ったんだよ」

「ギルマスは引き継いでないの?みんな反対なんてしないと思うけど」

「私が嫌だったんだよ、あいつの物を取るみたいで。だからギルドではないけどトップらしいって言葉ってことで団長って言われてるんだ」


別に自分から言うことじゃないからだけど、昔もよく勘違いはされてたかな

攻略最前線を突き進むギルドは獅子座がトップだって言われたもんだよ、ギルドってことで言えばレイアのところが攻略が煮詰まったときに一番前に出てたね

レイアのスキルと統率の取れた動きは今も昔も他と比べられないから


「話がそれてるの!恋バナの続きを喋るの!!」


妹の食いつきが良すぎるって

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