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107.刺さる団員とでろでろ

お読みいただきありがとうございます。

暫く週一更新になりそうな見込みです

私達も打ち上げに参加したけど、ヒナは浴びるようにお酒を飲み続けてる

初めて飲んだけど美味しいです~ってグビグビグビーだよ

一部お姉さん連中が調子に乗ってバシバシ飲ませてるから、これはもう止まらないだろうね

男連中も興味津々で見てるけど、お姉さん達が凄い視線で牽制するから安心だし


「これを躱すかよ・・・」


なんて修羅ごっこを大多数の男たちがやってるってのもあるけどね

カリンが素で圓〇流の技を使えるから、男連中はキャッキャしてる

ゲームのステータスで対戦相手になり切ってカリンにボコられてる、変な門を開いてるわけじゃないと思いたい

カリンもノリノリで、袖がほつれた胴着とか来てるし


「なぁアヤ、なんであんな楽しそうなん?」

「セツナは通ってないからわかんないだろうけど、漫画の主人公と同じ動きをカリンがしてるのよ」

「はぁそうなん?あんなキャッキャしとるん初めて見るんやけど」

「セツナだって好きな漫画のキャラが目の前居たらあんなふうになるでしょ?そういういい方しないの」

「なにいってん!目の前に推しがおったらうちは小刻みに震えつつぴぇ~ってか細く鳴きながら微動だにできへんは!」

「お、おう」


オタク特有の謎の自信を見せつけられた、全力でこぶしを握りながら語られた


「団長ちゃん!カリンちゃん凄いな!菩〇掌ってあんな衝撃なんだな!」

「無〇破も凄かったぜ!」

「弧〇の裏って躱せねぇよな!」


死に戻りしてきた団員は凄いテンションで話しかけてきて、カリンに蹴散らされようとまた向かっていった

どうやらマガ〇ン派の人間が多いみたいだね


「おねえひゃん、おかわりほしいの」

「おいしいもっと」

「ヒナちゃんと比べたらあかんけど、二人随分弱いんやなぁ」

「ちょっとだけだよ、こっちで飲んでもリアルに影響は少ないんだけどあるにはあるからね」

「やだやだぁもっとのむのぉ」

「グビグビぷはーってすりゅ」


スズとサチはお酒をコップ一杯飲んであっという間に出来上がったよ、もうでろでろに蕩けてる

軽装に着替えてたんだけど、全部脱ごうとしたから困ったよ

でもそんな妹もお姉ちゃんは軽々と受け入れて愛でちゃうのだ!だって可愛いもん


「あんま飲ませたらあかんな、リアルでもえらい目にあいそうや」

「だね、脳が誤認してログアウトしても酔ってそうだよ」

「おねえひゃんがのませてくれないの、ヒナひゃんのところいくの!」

「うたげ、のむ」

「あぁもう、連れて行ってあげるからフラフラと動かないで。そっちにヒナはいないし何ならセーフエリアの外に行こうとしてるだけだから」

「しゃーないうちも手伝ったるから」




「あらあら、まぁまぁ」

「っていう感じでね楽しかったんだよ」

「それでぇ~あの体たらくなのねぇ~」


よく朝の鍛錬をしてたんだけど、涼音と幸音が真っ青な顔して気持ち悪そうにしてたのでお母さんに聞かれたよ

会話してる最中も木刀がゴォッって音をたてながら振られてるのが怖いけどね、いつもの事だもんね


「きぼちわるいの」

「お酒は悪い物」

「ゲームとは言っても脳に認識させてるんだから、飲み過ぎたら二日酔いになるのは当然だよ。二人も実際に飲むときの予行練習できてよかったでしょ」

「「おおきなこえださないでぇ」」


二人とも今日はダメそうだね、学校大丈夫かな?

そして何より恐ろしいのは、こういう状態の時の方が鍛錬が厳しくなるってことだね

不調時にどれだけ動けるかを試すって言って厳しくなるんだよ、戦場で体調不良とか言ってられないからね


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