106.
お読みいただきありがとうございます。
キレ方とか仕草って近くの人の影響受けますよねぇ
ドラゴンを倒して先に進んだよ
団員たちがボロボロ脱落したけど、次のセーフゾーンまでたどり着いたけど
「なんでや!直ぐ打ち上げやるんとちゃうんか!いいややぁお酒飲むんやぁこっちやったら飲んでもええのになんで明日まで我慢せなあかんねん”」
「きゅうに酒カスだしてこないでよ…流石にそろそろログアウトしないと私とスズとサチは、本当に血祭にされるんだよ。なんで生きてるのか解んない痛みと、セツナの飲酒欲求ならどっち選ぶかわかり切ってるでしょ」
「お姉ちゃん、お姉ちゃんだけでももう一回ログインするの。私とサチちゃんも来れるようにお願いするけど、お姉ちゃんは絶対来れるようにお願いするの」
「姉さんはいなきゃダメ」
「えぇ?どうしたの二人とも、ドラゴンは私達なんかいも討伐してるし別に良いんだよ?」
「ダメ、姉さん連絡事しないからログインする」
「お友達とはちゃんと話さないとダメなの!お姉ちゃん変な所で恥ずかしがるからダメなの」
「凄い良いことぉ言ってますけどぉ姉さま達二人は学校ではぁニコリともしないんですよ~」
「ヒナちゃん!余計なことは言っちゃダメなの!」
「いくらヒナでも捥ぐよ」
妹の優しさを感じたと思ったら、ヒナから爆弾を振りかぶって投げつけられた気分
私ですら学校の友達いるんだよ?スズとサチは大丈夫なのかな…
「社会人の人は明日も来れるかわからないし、アヤ姉は来た方が良いよ。私達は明日来れる人たちと騒げればいいから」
「そんなこと言ってるカリンちゃんわぁこの後もログインしてるんですけどねぇ~」
「ヒナ姉!テンション上がってるんだとは思うけどちょっと黙ってて!」
カリンはショートスリーパーなんだけど、よく体力持つと思うよ
普通の生活の何倍も体力使うのに、3時間睡眠で毎日元気だからね
「私も待ってるからね~(*^▽^*)」
「あぁもう説得できたらだからね、30分まってこなければ勝手に始めてなさい」
ログアウトしたけど、どうやってお母さん説得しようかな
そろーっと部屋から出ると涼音と幸音も丁度出てきた、3人寄れば姦しいっていうしきっと何とかなる!
「で?」
「えと、あのね、ゲームで友達がね」
「で?」
「だから、その、あれで」
「で?」
泣きそう
予定してた時間より長くログインしたいって言ったら、で?っていうBOTになっちゃった
何をどう言っても返事がで?としか言ってくれない、涼音と幸音も最初は頑張ってたんだけど今や私に抱き着いて震えてる
私も震えてる、怖いよぉだから別日にしたかったんだよぉ
「それくらいにしなさい」
「だって~この子達が~」
「束縛するもんじゃない」
「でも~あんなゲームをずっとするのわぁ~」
「みんな行っておいで、ただあまり遅くならないようにな」
お父さんこそが神だった、で?BOTをお母さんに戻してくれた上に許可までくれた
「母さんはゲームに娘達が取られて嫉妬してるだけだ」
「貴方ちょっとやめてください」
「気にせずに楽しむんだぞ」
「ありがとうお父さん、お母さんも心配してくれてありがとう。時間の合わない友達もいるから、今日行けると嬉しいの」
「しょうがないわねぇ~」
3姉妹でわーいと喜んで、それぞれの部屋に戻ってログインする
「で?」
「ちゃうねん!久しぶりの大型レイド戦やったから!」
「で?」
「お酒の準備もしとったし、食べもんも良い感じに出来上がってな」
「で?」
「まてなかったんやもん、しゃーないやんかぁ」
「仕方ないなぁセツナと団員は許してあげよう。山盛りの食べ物をモシャモシャしてるカリンと、ありえない量の酒瓶に埋もれてるヒナはお説教だよ」
「なんれぇすぅかぁあねしゃまわぁもくぅありゅんれすかぁ」
「これは違うよ、美味しい匂いしてる食べ物が悪い」
「スズ、サチ!やっておしまい!」
「「了解!!」」
さぁ私達も宴を楽しむよ