10.トロけりゅ妹と降臨
お読みいただきありがとうございます
彩音がおかしなことしてる、おかしい人だったねいつも通りだ
完全獣化して雌雄のライオンになったセバスとルーを妹達が全力で、それはもう全力でモフってる
時折「はふぅ」とか「はわぁ」とか幸せそうな声が聞こえる、お姉ちゃんは放置されて悲しい!
30分くらいして理性が戻ってきた二人は、ニッコニコだったよ
セバスとルー曰く、
「中々の手捌きでした、これについてはアヤ様を超えているかもしれません」
だって!
くぅ私の従者がNTRられた?ナデ取られたってことっ!?
「ふみゅぅ満足したの!またモフらせてね!」
「モフモフは最強、モフモフは至高」
「はいはい、二人ともいい加減落ち着いてね。それにまだ最強の姿じゃないんだよ?」
「「まだなにかあるの?」」
「セバス、ルーあれになってくれる?」
「「承りました」」
ボフンって煙が出て、セバスとルーの姿が見えなくなる
妹達はあわあわしてる、きゃわいい
煙が晴れるとそこには・・・
デフォルメされた人形サイズのセバスとルーがいた、抱えて持つと丁度いい大きさで私がモフるときはこの姿になってもらってるの
「「か、かかかかかわいい!!」」
「でしょぉ~完全獣化してるときのカッコいいも良いんだけど、この可愛さも良いのよね。毛並みも変わらず最高なのよ」
セバスは執事服、ルーはメイド服を着てるんだけど、完全獣化だとどこかに行っちゃうの
ぬいぐるみモードだとちゃんと着てて可愛いんだよね
「そろそろ移動しないとだから、二人とも抱きかかえながら進むわよ~」
「「は~い」」
はぅっ鼻血でそう、可愛いが可愛いを抱えてルンルンしてる・・・つまり可愛い
あぁんもぅ可愛いなぁ幸せ!
「お姉ちゃん、モンスター出たらどうしよう」
「私達今日は無理、この状況から武器持つの無理」
「はいはい、お姉ちゃんが何とかしてあげるから大丈夫よ~」
どうせこの辺は雑魚しか出ないしね、妹の幸せ守るためお姉ちゃんは修羅となるのだ!
デロデロに蕩けた妹を見ながらたまに出てくるモンスを狩る
王道のゴブリンしか出てこないから、勘を取り戻すも何もなく一振りで倒せちゃう
「姉さん強い、同じジョブになれば大地切れる?」
「ん~同じジョブは無理かも、12星座を冠するジョブはつける人数決まってるのよね。それに大地切ったのは裏技って言うかなんて言うか・・・バグかな?」
「お姉ちゃん!チートはダメなんだよ、運営さんにBANされちゃうよ!」
「チートじゃないのよ、何て言ったらいいのかしら?こぅスキルを束ねて使うのよ」
「「何言ってるの?」」
「ん~見せてあげるわね」
ということで、お姉ちゃんのスキル講座の始まりはじまり
先ず使うのは初期スキルの「スラッシュ」
戦闘職で刃物もってると勝手に覚えてるスキルなんだけど、威力も低いし初期しか使わないのよ
私が使っても、その辺に生えてる木を5~6本位切り飛ばすしか出来ないの
Lvとジョブと装備の強さがあってこの程度ってことね
この「スラッシュ」を使うときに、剣の熟練度を上げると覚えれる「ダブルスラッシュ」と「トリプルスラッシュ」を同時に発動します
するとあら不思議、木漏れ日の零れる良い感じの森林が切り株だらけの何とも言えない場所に
「ってこんな感じでスキルを束ねて使うとね、威力が乗算していって凄いことになるの」
「うん、凄いことになってる」
「これ大丈夫なの?お姉ちゃん捕まらない?」
「え!?なんでそんなリアクションになるの??すごーいってなるところだよ」
「だって自然破壊が凄い」
「これでも加減してるのよ?発動するスキルが強ければ強いほど威力が上がるんだもの、本気出してたら木じゃなくて地形代わってたのよ」
私が必死に自己弁護をしていると、空から光が降りてくる
わぁなんか神々しいなぁなんて思ってたら、光から何か出てくる
「アヤ様!やりすぎです!!もぅなんてことしてくれるんですか!!!」
ログインしたときに会ったスクルドが降臨してきた・・・
「お説教です!そこに正座してください!!!この世界を壊す気なんですか!!!」
涙目で怒る美少女は可愛かったでござる・・・ごめんね
ReR・ReRⅡ設定
土地の購入は可能だが維持が大変、普通に雑草にょきにょきはえてくる
建築物も劣化するので、なんでゲームでもこんな苦労しなきゃいけないんだと不評
ギルドハウス等の一部の建築物は劣化しないが、掃除しないとGやらなにやらやヴぁい
大きさにより価格が変わって来るが、許可や鍵を与えた人間しか入れないのでデスゲーム時代はセーフルームとして使われていた