1.転生デスゲームは終わらせた
初めましての人は初めまして、お久しぶりの人はお久しぶりです。
定期連載3作品目になります、初めてのジャンルになりますが最後まで書きたいと思います。
前作の影響からか妹成分を入れないと文字が書けなくなりましたので、今回もいます!
「「「「「「師範!ありがとうございました!!!」」」」」」
「はいは~いお疲れ様、ちゃんと体のケアするのよ」
私の名前は布留永彩音!22歳独身彼氏無しの転生者よ
彼ぴっぴ欲しいっぴ・・・
前世の私は売れない配信者で、起死回生を狙った企画「ブルとモンエナを無限に飲む」で死んだの
これで売れる!って思った前世の私が馬鹿すぎてツライ、飲み過ぎると死ぬって都市伝説じゃなかったのねぇ
そんなお馬鹿な前世のことは置いておいて、今の私は布留永流剣術の師範をしてるの
家の流派を継ぐ予定なんだよね、5年前の経験から男にだって負けないくらい強くなっちゃたのよ
ざっくり言うと転生した世界は前世とほぼ同じだったわ、でも科学力がちょっと発展しててフルダイブゲームが販売されたの
やったーって飛びついたら、お約束のデスゲームに巻き込まれて必死に3年間も戦い続けたの
帰還した後はリハビリを2年間みっちりと行ったんだけど、生死をかけた戦いしてたせいか強くなっちゃったのよね
「お姉ちゃんおわったの?」
「姉さんお風呂入らないと風邪ひくよ」
ぴゃーきゃわいい、私の自慢の超絶可愛い天下無双の可愛さを誇る双子の妹達だ
お姉ちゃんと呼びの涼音はふんにゃり可愛い系の妹よ!
姉さん呼びの幸音はクールツンデレ系妹なの!
あぁん今すぐハグしたい、でもでも今の私は汗だく…
大人しくお風呂に入って綺麗になってから抱きしめるとしましょう
あ、私は二の腕から洗うわよ、サービスはここまでね
「はぁ~ん癒されるぅ」
「きゃーお姉ちゃんに捕まっちゃったー」
「姉さんちゃんと服を着なきゃダメ、下着姿でうろうろしないの」
対称的な妹だけどそれが良いのだ!
ひとしきり抱きしめてなで繰り回して満足した、16歳になっても姉に可愛がらせてくれる妹達に感謝をささげるために祈りの姿勢になる
「お姉ちゃん流石にそれは気持ち悪いよ」
「その程度の祈りじゃ不足、姉さんには再度のハグを要求する。やりなおし」
「幸音ちゃん・・・素直にもっとかまってって言おうね」
「涼音はあの程度で満足?私は姉さんとの触れ合いをもっと要求する」
妹の嫌悪と愛がいっぺんに来て私の情緒壊れそう
「お姉ちゃん、お願いがあるの」
「一緒にゲームをして欲しい、嫌だったら言って」
「う~んちょっと考えさせて、妹のお願いは全部叶えるウーマンの私でも悩んじゃう」
「うん、無理だったらいいからね。一緒に遊びたいのもあるけど、誘ってみて欲しい言って言われたからお願いしてみただけだから」
「姉さんに無理はして欲しくない、ゲームでお世話になってる人に言われたから言っただけ」
「ふぇ~二人が私を誘うぐらいお世話になってる人なんているんだ、何て名前の人?」
そうなんです、デスゲームがあったのにもかかわらずフルダイブゲームは大流行してます
これもお約束だね
ただまあデスゲーム帰還者たちは結構苦しんでて、私も最近は大丈夫だけど嫌な夢何度も見てうなされたよ
私は妹大大大大好きだけど、妹達も私の事スーパーウルトラグレート好きだから今までは誘ってこなかったんだよね
「レイアさんだよ、お姉ちゃんと知り合いなんでしょ?」
「あーレイアか、でもなんで私の妹だってわかったのかな?」
「涼音が、布留永流!って叫びながらボスモンスター狩ったから、ネットリテラシーが低い」
「だってだってーつい出ちゃったんだもん!幸音ちゃんも偶に言ってるもん!」
「納得したよ、何てゲームしてるの?」
「ReRⅡ、姉さんの言っていた世界の続き」
「うっそでしょ、あのゲームの続編作るとか正気を疑うわね。二人とも大丈夫なの?」
「私達も怖かったんだよ、でもお姉ちゃんのいた世界を見たくなっちゃったの」
「二度とあんなことが起きないように国が主導でうごいてるから、姉さんの友達?もいっぱいログインしてるよ」
「はぇ~皆は心が強いんだね…ちょっと考えさせてね」
布留永彩音 23才
転生者 美人 何かはD
剣術流派の師範、リアルでもゲームでも強い
剣術界隈で有名な美人3姉妹の長女、街を歩けばスカウトされる
髪はセミロング、綺麗な黒髪
妹大好き、好きすぎて祈りを捧げる
前世も売り方さえ間違えなければ配信者として成功していたが、致命的に頭が悪かった
今の世界では賢くなったが、妹が絡むと知能が低下する
デスゲーム中はギルドを率い、ゲームクリアの一翼を担った
リハビリ中はかなり苦労したが妹の声援で全てを乗り越えた、たまに悪夢を見るので完全にゲームでの出来事を乗り越えたわけではない