決意
7月に入った頃すてらは期末テストの勉強に追われていた。
「あ〜つ〜い〜」
外気温は27℃あるがステラ達は室内で勉強し冷房も効いてるため室温は20℃程しかない。
「じゃあ終わったらアイス食べに行こうよ」
理系が壊滅的なステラに対し理系が得意で文系はまずまずな瑛子がそう言った、ただし体育は壊滅的でありテスト開けに補講が待っている。
「ゲフン」
司書の咳払いが聞こえたどうやら少しうるさかったらしい、その後ステラ達は一時間ほど勉強を続けた。
ー帰り道ー
「終わったー」
「でっ、物理の課題は終わったの?」
「あっ…」
中間テストで学年5位でさらにスポーツ万能な華蓮がそう言った。
「明日から本気出す」
「また欠点とるよ」
「うっ…」
瑛子にも突っ込まれた、今日も勉強会と名だってはいるが実際は暎子や華蓮に勉強を教えてもらっていただけだった。
ーショッピングモールー
三人はそれぞれ別のアイスクリームを頼んだ、ステラはストロベリー 瑛子はチョコチップクッキー 華蓮はグリーンティーを頼んだ。
「ん〜美味し〜」
しかしここはショッピングモールである!
「はい、瑛子あ〜ん」
「あ〜ん」
ステラはストロベリーアイスを繰り出した‼︎
「ストロベリーアイスも美味しいね〜」
こうかはばつぐんだ‼︎
「はい、華蓮も」
「…//」
こうかはいまひとつのようだ‼︎
「はいお返し」
瑛子はチョコチップクッキーアイスを繰り出した‼︎
「こっちも美味しいね」
こうかはばつぐんだ‼︎
そうこうしてるうちに時間はもう夕方の5時を回っていた。
「じゃあ私塾があるから先に帰るね」
華蓮はそういうと先に帰ってしまった。
「じゃあ私たちも帰ろうか」
ステラと瑛子も別れてそれぞれの帰路に付いた
ーテスト最終日ー
「終わったーいろんな意味で終わったー」
テスト最終日の科目は物理と数学Aだった、すなわちステラだけを殺す科目だった。
瑛子は体育の補習があるために先に行っており華蓮は委員会の仕事があるため教室にいない、つまりはステラの独り言だ。
幸いにも教室に誰もいないために変な人といったレッテルを貼られることはないのでまた別の意味で終わることは無かったがとくに何事もなくテストは終わった。
ー帰り道ー
ここ数日はカードの実体化現象もなくただ平穏な日々を送っていたステラだが、テストも終わりあと数日で夏休みに入ろうとする中ふとステラの脳裏に謎の白い魔法少女の姿が浮ぶ。するとあたり一面に変化が現れ白い魔法少女が現れた。
「今度は仕留める」
白い魔法少女がそう呟くとステラの身体を淡いピンクの光が包み込み星の魔法少女ぽっぷん†すてらへと姿を変えたのであった。
「スタン・ショット」
白い魔法少女は小さな光の弾を放ち前進した。
「やっぱり早い」
光の弾を躱したすてらは白い魔法少女の斬撃をぽっぷん†すてっきで受け止めた。
「遅い」
白い魔法少女は左手にも雷を模ったナイフで二の太刀を繰り出した。
さすがにこれは躱せなかったが、幸い威力が小さかった為に致命傷にはなっていない。
「あなたは何者?」
すてらは問いかけた
「我が名は魔法少女ボルテ⚡︎ばにらマギルスの魔法少女」
何かおかしいような気はしたがそれはマギルスの世界ではそういうことなのだろうか。
「そして全てのカードを狩る者」
戦闘を仕掛けてくる理由がわかったすてらはカードを渡せばそのまま帰ってくれるのだろうと思ったのだがクリスのカードを渡しちゃいけないの一言がまた脳裏に浮かんだ。
ばにらは雷の槍を構えた
「あれが来る」
すてらは狙いを定めさせない為に動き回ったが前回とは違い雷の槍を構えたまま接近して来たのだった。
「はーっ」
ばにらが雷の槍で一閃するとそこには光の壁で雷の槍の一閃を防いだすてらの姿があった
。
「今度はこっちの番」
光の壁を解除したすてらがばにらの腕を掴み反撃に出た。
「ぽっぷん†いんぱくとぉ」
すてらの放つ一撃はばにらに直撃した。
「大丈夫だよね?」
すてらがそう呟くと土煙の舞う中に1人の少女が立ち上がる姿が写る。
どうやら無事らしい。ばにらの無事を確認したすてらは走り出した、この空間から抜け出す為に。
普段ならカードを回収しないといけないのだが今回はカードの実体化は起きていない。
どうやらカードの実体化以外の方法で結界ができたらしい。
「逃がさない」
すてらのダム部に蹴りが入った、どうやらばにらはカードの回収が終わるまで逃がす気はないらしい。
バランスを崩したすてらは倒れてしまう、倒れたすてらに対し短剣を首元に突きつけたばにらはこういった。
「もう一度だけ言うカードを渡して」
ばにらはすてらの左の太ももに付いているポーチから魔獣オルトロスのカードを回収すると結界内にあったもう一枚のカードも回収し何処かにいってしまった。
どうやらカードを回収さえすれば本当に返してくれる気だったらしい。
すると結界の崩壊が始まっていく。
それに安堵したステラは胸をなでおろした。
さっきいた場所に戻れるからだ。
結果内を移動した分だけもともとの場所からずれてしまうが今回は直結100メートル程度なので大した問題ではなかった。
結界の崩壊が完全に終わるとそこには元いた場所と同じ景色が…………なかった。
周辺には人混みが出来ており騒がしい、火事か事故でも起きたのかと思ったステラは状況確認の意味を含めて人混みの中に入って行くとそこには普通はありえない角度に切断された一台の車があった。
そこはちょうどすてらがボルテ⚡︎スライサーを避けた位置とほぼ同じ位置だった…




