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学園生活始まっ……てないね

ま、まあ特に書くこと無いかな

「あー君が五和田君だね?」


「はい。五和田劉二です」


「ふむ…………おーけー。早速だがこの学校で能力が必要となる以上、君の能力とどれぐらい使えるかが知りたい。こちらは審査の人を呼んで来るから先に体育館に行ってくれ」


「分かりました。体育館はこの通路を真っ直ぐ行った突き当りを左に曲がってそのまま進めば良いんですね?」


「おーおーもう頭に地図が入ってるのか。すげーなオイ…………まあ完璧だ。では、俺はここで別れるよ。じゃあな」


「ええ、さようなら」



五和田劉二は先ほど自分が言ったその通りの道順を歩むべく歩き出した。










城塞都市アルラウネの中にある異能力者のための学校『星聖学園』の校舎に入った五和田劉二は書類に書いてあった通り、今職員室にて話を聞いた。



説明してくれたのは別クラス担当の『赤野音勇山(あかのねゆうざん)』先生だ。たまたま職員室にいた先生がこの人だった。見た感じかなりテキトーである。




















「此処だな体育館は……いや本当にそうなのか此処…?」



数分後、劉二は体育館に着いた。入ってからの一言目が、



「……なんだこの広さ…」



とにかく、広かった。校門から見たときは校舎の影に隠れて見えなかったが来てみると凄い。校舎より広くは無いがそれでもかなりの広さを誇る。ふと、天井を見上げると快晴。天上の開け閉めが出来るらしく、今日から三日間ぐらいは晴れだと聞いたのでそのせいだろう。オープンになっている。



「おー先に来ていたか」



解放感に少しの虚無感を満喫していた劉二の耳に先ほど聞いた声が聞こえる。赤野音雄山の声だ。劉二は聞こえる方角に顔を向ける。



「ええ、来れました」



答えた劉二の視線の先、赤野音雄山と白衣を来た女が二人と男が一人。さらにその後ろには髭を生やした爺さんが一人。そのうちの一人、白衣を来た長身の長い金髪を持った女は劉二に近づき話しかけた。



「貴方が転校生?」


「そうです。五和田劉二と言います」


「私が能力審査のルーイン・エンゼラート。ルイで結構よ。……で、後ろで機械を組み立てているのが…まあ、助手みたいなので、ヒュイヌ・リュリュー。…………ヒュイヌ!」


「……は、はひ!?」


「挨拶しなさい」


「す、スイマセン!えーと、同じく能力審査のヒュイヌです。よろしくお願いします」


「あ、ああ……よろしくお願いします」



後から顔を出して頭を下げてくれたのはヒュイヌ・リュリュー。あまり背は高く無く、茶色のショートでくせっ毛である。タイミングを見計らった雄山が間に入る。



「んじゃ、ヒュイヌがセッティング終えるまでの間能力審査の事について話す。よーく聞いとけ」


「分かりました」



そして雄山の講義が始まった。




















話を纏めると、此処での能力審査は大きく分けて『種類』、『完成度』、『戦闘応用』の三種類を見ていくらしい。



種類とは、能力自体の事である。例を挙げるなら『念動力(サイコキネシス)』や『霊媒具現化(スピチュアリズム)』、『ビット射出能力』などだろうか。そう言った固有名だけでなく、剣が上手く使えたりするのも些細ながら立派な能力である。しかし、評価は上にあげた物が高いだろう。



完成度とは、その能力をどこまで使えるかの度合いを示した物。たとえ、能力がいくら強くてもそれが上手く使えなければ所詮それまで。評価はかなり低いだろう。また、能力が『剣が使える能力』など種類で評価が低い者でも完成度を突き詰めればかなりの評価がもらえるのだ。事実、学校で能力格差順位、で上位の内何人かは平凡な能力でかなり突き詰めた者が居たりする。



最後に、戦闘応用だ。これは字の如く完成させた技をどこまで実戦で使えるかの事。専ら、これの審査方法は『対決』。二人が能力を使い、戦うのだ。審査員がその戦闘を見て判断するのだという。ただ単に相手にダメージを負わせるだけでなく、回避の仕方、技の不発の際の対処、戦法など様々な観点から見るのだという。




















ざっとした講義が終わり、少ししたところでヒュイヌがセッティングを終えたようだ。



「ルイ先輩!セッティング終わりました!」


「ありがとうヒュイヌ。じゃ、早速始めるけどいい?」


「あー……はい」



流れで返事をしてしまった劉二。実は、一つ、メチャクチャ重要な問題があった。



「(………………やっべ、能力どうしよう…………)」



劉二は、一切能力をどうするか考えていなかった。



「(こんな能力おおっぴらに出すものじゃ無いと言うか…………まずこれ能力じゃないし……あー…………やばいやばいヤバイ)」



脳内、パニックである。何故なら、彼の能力は―

十三です

二話目ですがまあよくありがちな終わり方です

これからも何卒

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