首飾り
伯爵が剣を振り上げるのを、オレは見るとはなしに眺めていた。
形式的な即決裁判もなく、その場の流れでいきなり斬首とか。かなり乱暴とは思うが、これがこの世界のやり方だというのならば「郷に入っては郷に従え」しかない。
ことはすでにオレの手から離れ、貴族同士の問題へと変わってしまっているのだ。
どういう結果になるにしろ、オレが罪に問われることはない。あるとすれば、翔平が実はオレを殺したいと思っている場合だが、それはなかろう。
そんなことまで可能性として挙げていたのでは、とてもじゃないが生きていけん。
貴族間の問題になったということは、オレがなにかを判断できる状況でもなくなったということでもある。
オレは貴族ではないし、貴族の部下もいない。
・・・ああ。
ミーレスが『元』貴族らしいってのはあるか。
奴隷になった時点で貴族だろうが名家だろうが、意味をなくすのはアルターリアの話から予想できるし、今は関係ないはずだけどな。
どちらにせよ、今ここで主張すべき権利も、押し付けられそうな義務もない。
オレはいま、ただの傍観者だ。
一人の男が殺されようとしている場面ではあるが、相手が盗賊とはいえ実際に何度も手を血で染めてきたのだ。いまさら動揺はしない。
殺されようとしているのが女なら、もう少し気にしたかもしれないけど。
そういう意味では、殺されようとしている男よりも、さっき悲鳴を上げた女。彼の夫人らしい女の方が気になる。
這うようにして夫に歩み寄ろうとしていたが、ラーホルン他二名によって押しとどめられていた。
夫のそばに行きたい意思はあるが、抑えを振り切るほどの熱意はない。そんな感じだ。
あげた悲鳴の大きさを考えると、どうにもちぐはぐにも見えるが、かなり精神的に病んでるっぽいし、こんなものなんだろう。
「おしいですね」
オレの視線を追っていたらしいミーレスが、顔を寄せてきて、そう言った。
「ん? なにがだ?」
「彼女、実際はかなり綺麗な人ですよ。疲れとストレスで肌も髪もボロボロになってますから、そう見えなくなってしまってますけど」
女だからこその観察眼ということだろうか。確かに、目や鼻の位置や唇の厚み、顔の造形は悪くない。
これでもう少し若ければ・・・って、歳幾つだろ?
タグを開く。
【フェリシダ。奴隷(ドヴェルグ族)。女。28歳。メイド。男爵夫人】
・・・はい?
ツッコミどころがありすぎる結果に思考が停止した。
種族が奴隷で、職業がメイド。なのに立場は男爵夫人。
なんだ、それ?
聞きにくいが・・・。
そっと立ち位置を変えて、ミーレスのそばに寄る。
誰にも会話が聞こえも見えもしない角度になるように。
意図に気が付いたミーレスが、そっと足の位置を変えた。これで、周りからは口の動きを読まれる心配もなくなる。
「あのさ。現役の貴族が奴隷になる可能性・・・いや、そうだな。貴族を貴族のままで奴隷にする方法なんてあるのか?」
貴族から奴隷に落ちたらしい当人に聞くのは心苦しいが、そういう過去があればこそ、よく知ってもいるはずだ。
「貴族のままで、ですか?」
少し驚いたように、ミーレスが目を見開いた。ただし、声は上げていない。
「そう、ですね。可能ではあります。本人が自分の意志でそれを望み、本人を取り巻く者・・・つまり家族がそれを認めるなら。奴隷契約を交わして奴隷に落とせます。ただ、これをやってしまったら終生奴隷だった過去は消えません。普通はしないと思います」
考えながら、答えてくれる。
そうだよな。
普通はしないよな。
メリットなんてものもないだろうし。
ないよな?
あるんだろうか?
あるとしたら、どんなことだろう?
奴隷でなければならない。奴隷ならばこそ可能なこと。
考えに沈んでいくオレの目の前に、ミーレスの心配そうな顔がある。白いうなじと鎖骨が目に入ってドキドキする。
最高に美しい。
これが前は隠されていたんだ・・・よな?
「それだ!」
突然、その理由に思い至って叫んだ。
振り向くと、フェリシダの首には豪勢な首飾りがある。あまりに豪勢なので、考えもしなかった。だが、もしかして、とタグを開けば『傀儡の首飾り』と出た。
奴隷用の装身具だ。
ミーレスが以前つけていたものが、見せしめと周知のためのものであったのとは違い、そうとは気づかせずにつけさせておくためのものだった。
能力は、名前を見ただけで一目瞭然だろう。
傀儡、すなわち人形として操るための首飾り。
これをつけさせるために、もっともらしい理由をつけて奴隷となることを承知させたられたのかもしれない。意志までも支配下に置かれる、そんな可能性など考えもせずに。
どんな理由をつけられたら奴隷になるのかわからないけど。
理由はいい。
重要なのは、それが事実だとすれば、さっきの悲鳴の示すことはなんなのか・・・ということだ。
はっ、とした。
奴隷用装身具店店員の言葉が思い出される。
「ちょ、ちょっと待て!」
今まさに、剣を振り下ろそうとしている伯爵に声をぶつけた。
予想通りなら、大変なことになる。
声は聞こえたはずだ。伯爵の意識が一瞬、こちらに向いたことが感じられた。ただ、振り下ろされた剣は止まらなかった。
止められなかったのだ。
玩具の剣ではないし、実の息子を斬り捨てようというのだから力みもあっただろう。剣の重さと、強張った腕。その状態では、咄嗟に剣を引けと言われても無理だ。
剣が、振られた速度をほんの少しだけ緩められて、振り下ろされた。
間に合うか?!
タグを開いたままの『傀儡の首飾り』の深度を下げてステータス画面に、男爵と魔法的につながっているだろうから、その接続を切るか最大限弱めなくてはならない。
ミーレスたちが付けている『伝心』のように腕輪であれば、肩から腕を切り離して一時救済とする案もあり得る。だが、首飾りではそうもいかない。
オレはなんとか疑似的に治癒魔法が使える設定になっているだけだ。買ったばかりの頃ならともかく、オレのところでレベルを上げている今のメティスとは比べるべくもないくらい威力も安定感もない。
そもそも、オレにできるのは治癒と回復だけ。蘇生ではない。首を切って、即座につなぐなんてことはできないのだ。
死者は治癒も回復もしないのだから。
・・・ムリか。
いじろうとした瞬間に、それが分かった。
主要部分に係る機能なのだ。ガードがきっちり効いている。時間をかければ崩せるのかもしれないが、秒単位での話だ。
迂回路とか探る時間はない。
タグの中身が歪んだ。とてつもない負荷がかかっているのがわかる。
これがこのまま肉体にまで影響を及ばせば、彼女は死ぬかもしれない。
女か男かはどうでもいい。助けられるかもしれない人間を見捨てるのは、基本他人に薄情なオレでもいい気持ちはしない。
しかも相手は女性。
『少し無理をする。気をしっかり持てよ!』
言葉にしていたのでは間に合わない。
『伝心』で命じた。
ミーレスとシャラーラには伝わったはずだ。
アルターリアには『伝心』を持たせていないから伝えようがなかった。だが、物は考えようだ。影響を受けずに済む仲間が一人いる。おかげでオレたちの護衛を任せられるのだから、それはそれでいい。
ミーレスとシャラーラが身構えて一様に身を固くするのを視界の隅に捉えながら、『伝心』の指輪の効果対象に『傀儡の首飾り』を無理に加えて強制接続する。
具体的には、111という周波数でしか送受信できない設定のものを1~200までの周波数ならどれでも送受信可能の設定に変えたようなものだ。
同時に出力も最大にまで上げてある。
広域帯に高出力での干渉。
ノイズがすさまじいものになるだろうが、それは都度微調整をして対応するほかない。対応できなければ・・・残念だがフェリシダのことはあきらめる。
もともと適合しない物を力技でつなぐのだから、まずいと思ったら元の状態に戻せばいいだけだ。有線ではなく無線だから、本体であるオレ自身にまで延焼はしない。
接続部分が焦げるのは覚悟の上だ。
ただ、意識への浸食リスクはある。
絶対安全とは言い難い。
自分への負担も大きいうえに、ミーレスたちも巻き込む形になる。そこまでして他人を救うほど、オレはお人よしじゃない。
『傀儡の首飾り』のおざなりな安全装置がきしんでいるのがわかる。破綻するのは時間の問題だ。
その安全装置とフェリシダの精神と生命との間に割り込んだ。
高出力の効果なのか、精神体が形成されている。
肉体から意志だけを飛ばしている状態。
服は着ていた。
服や防具は形が少しあいまいな気もするが、腰に吊るした剣鉈はしっかりと形を保っている。
不思議な感覚だが、この状態を詳しく検証している余裕はない。
「まいったな。予想では、フェリシダの精神との接触も可能だと思っていたんだけど」
自分の身体から、精神体だけで飛び出ることができたことを知った時に、その可能性に期待していた。
「そうそううまくはいかないっと」
だとすると、この場にとどまって、安全装置を突き破って入り込んでくる「なにか」を食い止めるしかないわけだ。
まぁ、フェリシダの精神がこの場にあったとして、どうすんのか?という問題もあるが。
「なにか」が、オレの精神体で抑えられる程度のものならいいが。そうでなかったならば・・・。津波のように飲み込まれて消えるかもしれない。
さすがに、背中を冷や汗が流れる。
・・・精神体でも汗ってかくんだぁ。
もちろん、イメージの産物だ。
本当に汗が出ているわけはない。
「ご主人様!」
バカなことを考えていると、上空から精神体のミーレスとシャラーラが下りてきた。というか降ってきた。
親方ぁ、空から女の子がぁ・・・。
じゃ、なくて!
魔法を使うことのない彼女たちも、体内や照魔鏡には魔力を持っている。それを使えたようだ。というか、オレとリンクを張っている状態、なのだろうからそれで追いかけてこれたらしい。
体はちゃんとしているが、服は何か神話の女神さまのような、白いシンプルなデザインの服に代わっている。
しかも服は透けていた。
服は着るもの、という無意識の規範意識が服を着せたものの、形まで再現するだけの強さにはならなかったようだ。
そもそも、オレと自分たちしかいない状態であれば、服は脱がすためのものという位置づけになるからしかたがない。
「こ、これって、どうなってんすかぁ!?」
おっかなびっくり着地したシャラーラが、怯えた風できょろきょろしている。
特殊な状況だからなぁ・・・と思ったら、シャラーラがしきりに鼻と耳を動かしているのに気が付いて納得した。
ここには匂いがないし、聞こえるべき音もない。
感覚が鋭い動物や、その能力を持つ獣人には不安に駆られる環境なのだ。
「説明は難しいな。でも、ここで何をするかはすごく単純だよ」
苦笑しつつ、状況を説明した。
時間がないとか言いながらずいぶんのんびりしているなぁ、とか思ってしまうが、精神体には肉体とは時間的な情報処理速度が違うようだ。
肉体で会話していたら、ここまでに5分は経過しているだろうが、実際にはコンマ何秒の刹那の時間で情報のやり取りが行われている。
「あそこが壊れて、なにかが出てくるから、それを可能な限り減らす。できれば全部綺麗になくしたいところだけど、たぶん無理だから可能な限りでいい」
きしんでいる・・・水門? そんな感じのものを指さした。
どうせあれもイメージだ。形なんて引き戸でも回転ドアでも、西部劇に出てくる木戸でも何でもありだろう。
「出てくるものの強さ次第では、対抗はあきらめて逃げるからな」
「危険なのですか?」
いまいち危機感が沸いていない様子のミーレスが、首を傾げる。
「正直、なにが出てくるかわからない。わからないモノには対処のしようがないだろ。それに・・・」
「それに、なんですか?」
「外でなら、最悪でも即死さえしなければ治癒魔法で助けられるけど、ここで受けた傷は掠り傷でも致命傷になるかもしれない。どんな影響が出るかわからない」
たとえば、指先が無くなった影響で視力を失う、とかもあり得る。
「あぶね! もう、もたねっすよ!」
シャラーラが警告を放った。
同時に身構えるオレとミーレス。
一拍置いて、水門が決壊した。
ピキィン!
見た目は水門だったが、決壊した時の音は硬質ガラスのものだった。
中心は黒、周囲が赤紫のものが噴き出してくる。
もや?
煙・・・。
液体か?
違う。
粘液だ。
ゲル状のスライム?
いや・・・アメーバーだ!
ちゃんと核がある!
通常アメーバーは核が無くなれば崩壊する。
戦える!
煙とかだったりしたら、どう戦えばいいかと悩むところだが、核があるならやりようはある。
剣鉈を抜いて、とりあえず手近で少し伸びた部分を切り取ってみた。
あまりはっきりとした手応えもなく、切り落とすことができた。切り落とされた部分が、浮遊して・・・。
戻っていく。
「くそっ! 戻れるのかよ!」
分断したら消えるタイプを期待してたんだが、どんだけ切られても取り込んで元に戻せるようだ。
だとすると、リスク承知で突っ込んで核を破壊するとかじゃないとダメか?
もしくは、切り離したものをなにかで固定するとか、燃やす?
気で滅するとか?
何か方法は?
考えながら、アメーバーを切り刻んでいく。
周囲に、きれっばしが絶えず浮遊するようになってきた。
方法は、思いつかない。
と、頭上に何か大きなもののいる気配を感じたので見上げた。
大きなものが浮いている?!
「うおっ!?」
ばくん!
・・・食われた?
なにか亀のような、それにしては首の長い生き物らしいのが、オレの周囲に浮いていたアメーバーの切れ端を、パクパクと食っていく。
「って、カロンかよ!?」
魔力で構築された精神世界は、カロンにとっては迷宮と変わりないらしい。普段通りに上空を泳ぎ回っている。
ただし・・・。
「でかっ!」
迷宮と違って、身体のサイズ感が逆だ。
オレたちが150センチだとすれば、7メートル級。まるで、怪獣映画だ。
「でも、これなら!」
楽勝。
そう思ったのだが・・・。
「なにかくるっす!」
シャラーラが透明だけど、いつもと変わらぬ装備を身にまとって前に出た。
ごぉあん・・・。
何とも言えない、不気味な音。
ビリビリと震えだすアメーバー。
やがて、アメーバーが爆発的に膨らんだ。
「うわ!」
そばに寄っていたカロンが、その膨張に巻き込まれた。
アメーバーの中に埋もれて、慌てて出てくる。
「うっ?!」
甲羅の一部が、融けかけていた。
中に入るとダメージがあるらしい。
というか、食われたのか?
「下がってください! ご主人様!」
切羽詰まった声、ミーレスがオレの前に立って長剣を構える。こちらも透明だが、いつもの装備になっていた。
戦闘状態になったので、いつもの装備を意識しやすくなったのだ。
「くぉぉぉのぉぉぉぉぉぉ!!」
接近していたシャラーラが怒声を張り上げて、さらに前に出た。
『シャラーラ、無茶するな!』
『伝声』と『伝心』で指示を・・・飛ばそうとしてできなかった。
精神体では使えないらしい。
肉体がないとダメなのか、魔力を精神体の維持に使っているから機能不全に陥っているのか、はたまた何らかの安全装置か、とにかく使えない。
「無茶するな」
仕方ないので声――考えてみればこれも肉体がないから声ではない――で伝えるが、遅かった。
今からでは逃げようがない。そのくらい近い。
アメーバーが仮足を伸ばしてシャラーラの身体に触れようとして、動きを止めた。シャラーラとの間に透明な板があるみたいに。
って!
「シールドか?!」
アメーバー全体を抑えられる大きさの壁が、シャラーラとの間にできていた。
アルターリアのバックラーをイメージの基にしているのか、右腕の外側を向けて立て、左腕で支えている形だ。
籠手や剣がイメージで再現できるのだ。イメージさえできれば、どんなものでも作れて不思議はないが・・・。
シャラーラ、器用な子。
いや! 今はそれどころじゃない!
シャラーラの意外な一面を見た思いで見とれてしまった。
軽く頭を振って、意識を切り替える。
「シャラーラ! そのままこらえろ! ミーレス! 側面に回り込んで小さく切り飛ばせ! カロン! ミーレスが斬った破片を全部食っちまえ!」
本体内部に取り込まれるとカロンの方が消化されて食われてしまうようだが、切り離した部分ならカロンが食べて問題なさそうだった。なら、食ってもらおう。
「相手の身体には触れないようにな!」
半ば自分に言い聞かせるために、注意もしておく。
オレもミーレスも得物を持っているから、敵に接触することはほぼないのだが、一応だ。
そうなると、あとは単純な作業になる。
何がしたいのか知らんが、仮足を伸ばして移動しようとするアメーバーをシャラーラが抑えて、ミーレスとオレとで左右を削る。削り落とされた断片をカロンが食う。
ゆっくりと移動しながらだ。
アメーバーに押される形で、シャラーラがゆっくりとだが後退を余儀なくされている。それでも抑えていられてはいるから問題ない。
しばらくは、それが続いた。
「ご主人様! なんかやべぇっすよっ?!」
シャラーラが警告を発するまでは。
何事かと、シャラーラの後ろに戻る。正確には戻ろうとしたその時に異変を目にした。
シャラーラの後方。つまりはアメーバーの進行方向に、なにやらおぞましいものが鎮座していた。
見えているのは透明な女性、それも裸婦だ。
大きさはカロンのさらに三倍はある。オレたちからすれば24倍か。それもそのはずで、その裸婦は数十に及ぶ透明なフェリシダで構成されていた。
裸婦は、フェリシダの精神体の集まりであるらしい。
「ご主人様!」
オレ同様、いったん下がってきたミーレスが、そのフェリシダを指さした。
・・・いや、違う。
フェリシダはフェリシダでも・・・。
「続けてろ!」
今まで通り、アメーバーを削る作業を続けるよう指示をして、オレは駆け出した。
透明なフェリシダで構成された、鎌倉大仏みたいなフェリシダの集合体。その中心に、オレたちのようにちゃんと色のある人物、フェリシダらしき女性が膝を抱えてうずくまっているのだ。
ミーレスが指さしたのはそれだった。
おそらく、オレが最初に期待していたフェリシダ自身の精神体があれなんだろうと思われる。
周りの透明なのは・・・。
「フェリシダの本心を封じ込め、目覚めないようにするための重しとか枷って感じかな」
どんどんと、見上げる大きさになるフェリシダ大仏を観察して、予想を呟いた。
状況から考えられる推論としては、それが一番しっくりくる答えだ。
ただ・・・。
「その重しと、枷がフェリシダ自身の姿というのが・・・嫌な予感をさせてくれるよな」
正直、どこかに埋めて、なにも見なかったことにしたい。
でも・・・。
「綺麗な女は嫌いじゃないんだよ」
男として!




