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シェンファ  作者: 森くうひ
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半身と半身と


三つの魂が封神台へ封じられた瞬間を、申公豹は、寿仙宮の屋根の上で見ていた。

「……これも、さだめか」

彼は独り、苦々しげに呟いた。姜尚が玉石琵琶精を倒した理由が、今となっては明白だった。天命は識っていたのだ――妖達が、最後に運命に抗う事を。紂王に肩入れし、最悪の場合は周軍を叩く勢力となる恐れがある、と見做されたのだろう。だから姜尚が、彼女達の力を削いだ。

だが、いずれにせよ、封神台へ魂が飛んで行ったという事は、彼らの名は封神榜に載っていた、つまりは死すべき運命だったのである。周軍へ抗戦して命を落とすか、さもなくば捕えられて稀代の暴君の妃として首を落とされるかの、どちらでも良かったのだ。

頭上で巨大な羽音がした。

巨鳥が空を旋回していた。だが、その背には人影は無かった。

――女媧が、近くに居る。

申公豹は護符を投げた。いまや巨大な炎と化した摘星楼へ向かい、ふわりと跳んだ。

摘星楼の前庭が視界に入ると同時に、申公豹の目は、長い杖を携えた銀色の人影に釘付けになった。

女媧だ。

だが、人影は一つしかない。

申公豹が女媧の姿を見つけた瞬間、女媧もこちらを振り返った。

「申公豹……!」

驚きに見開かれた瞳は、しかし柔らかかった。

「――左神?」

「なぜ、ここに」

申公豹は答えず、轟々と音を立てて燃える摘星楼を見上げた。熱い空気に身体を押される。入り口の分厚い扉は閉ざされ、周りには薪と柴が積まれている。だが、三層構造の巨大な楼は、簡単に灰にはなりそうもなかった。

「先程封神台に封じられたのは、紂王と狐と雉ですね」

「ええ」

左神は目を伏せて、頷いた。

「狐は、君主の後を追って、自ら命を絶ったのか」

「……天命の流れに狂いが生じた」

「――狂い、ですか」

申公豹は自嘲するように笑い、拳を握り締めた。

「それでも結局は、天の思惑通りの結末ではありませんか……!」

低く静かな、しかし激しい憤りの滲んだ声だった。

「確かに、その通りです」

左神が俯いたまま、言った。

「だから……狐狸精は紂王の後を追ったのかもしれませんが、彼らの魂はいずれは異なる社へ置かれる事になります。願いが叶わないのは気の毒ですが」

「残酷な話だ。時を費やして、天に心を弄ばれた――己の運命が定められているなど、これっぽっちも知らされないまま!」

怒りを顕にする申公豹を、左神が見上げた。

「残酷かもしれません。けれど天数とは、そういうものです」

申公豹は、周囲の屋根を見渡した。摘星楼から延焼した炎の他にも、王城のあちこちから煙が上がっていた。灰と火の粉が、城全体に霞をかけている。鎧の人影が視界の端で倒れ伏している。

「――これが、生きるという事か。天命の掌の上で翻弄されるのが人の生涯か! 更に封神された魂は、死んでからもなお、何一つ自由にならんとは……!」

眉間に怒りを浮かべて、申公豹は摘星楼に向かい、一歩踏み出した。左神がはっとして叫んだ。

「何処へ行くのです!」

申公豹が足を止めて左神を振り返った。

「貴女の半身は、何処においでですか」

「……炎の中です。――申公豹、あなたはまさか、右神を探すつもりですか」

ゆっくりと、申公豹が頷いた。

「左神、貴女は此処で見届ければいい。貴女の姉妹は、私が連れ戻す」

「何故です! 何故貴方が……!」

女神の顔が動揺に歪んでいた。申公豹が静かに言った。

「貴女方が何故、二つの身体に一つの魂をお持ちなのかの理由が――今、確信が持てました。やはり貴女方も、天命に翻弄される存在だったと」

「翻弄されてはいません」

申公豹の言葉を、左神はきっぱりと否定した。

「私は天命の流れ、そのものの一部です」

「それならば何故、貴女方は心を持っていらっしゃるのか」

「申公豹、『貴女方』と呼ばないで。義も慈悲も、どちらも生きているものでなくてはならないから、このような姿を――」

「違う」

申公豹が鋭く遮った。

「それなら身体が二つある必要は無い――歴史が最後の審判に辿り着いた時、正義が慈悲を切り離し、情け容赦なく魂の選別を行なう為に、貴女方は二つの身体を持っておられるのではないか」

左神は悲痛な眼差しで申公豹を見つめていた。だが、反論はしなかった。申公豹の声は、どこまでも険しかった。

「慈悲が求められる時に義は切り離され、義が求められる時に慈悲は切り離される。違いますか」

「……その、通りかもしれません」

左神が目を逸らした。悲しみが眉間に満ちていた。

「右神の心は、私に繋がっていました。でも、今はもう、見えません」

「右神はもはや、天命そのものと化している、というわけですか。理不尽ではありませんか。そんな役割を背負うのが、どうして人を造りし母なる女神なのか! 結局のところ、皆、天が歴史と名付けた戯曲のもとに、それぞれの役を演じさせられているに過ぎない。紂王は暴君の役を、千年孤狸精は愚かな妃を、そして貴女方は母なる女神の役を!」

左神は何も答えなかった。理不尽な戯曲であろうとも、それが歴史であった。歴史を成す織り目の数、それが天数だった。そして歴史は既に織られて、広げられるのを天で待っている。

「貴女方は、二人だ」

出し抜けに申公豹が、呟いた。

「女媧の魂が一つだとは、私は思わない。同じはらから産まれた双子が、全く異なる人生を歩むように。貴女は貴女であって、右神ではない」

「何が、貴方を、そう思うに至らせたのです」

「……さあ、何でしょうね」

そう言って、申公豹が微笑んだ。覚悟は、とっくに決めていた。

「右の半身と左の半身と、私の眼には同じ様に映らない。――だから、私は『右神』を連れ戻しに行く」

左神は咄嗟に叫んだ。

「おやめなさい! あなたに何が出来ると言うのです? わざわざ己の身を滅ぼしに行くつもりですか!」

「心配はご無用です」

「そんな!」

「私の名も、封神榜に載っている」

申公豹が淡々と放った言葉に、左神は目を見開いた。

「……なんですって」

「私もこの革命で命を落とし、魂を封じられるさだめなのですよ。だから左神殿、わざわざ心配なさらなくともよいのです」

「どうして――」

悪戯を白状する少年のように、申公豹が答えた。

「封神榜をちょっと覗かせて頂きました。姜尚が崑崙山から降りる時に」

「何という掟破りを!」

左神は絶句した。天の定められた神々以外は誰であろうと、天命が導く未来を知ってはならぬという、その事を道士が知らない筈はないのに、女媧の前で涼しい口ぶりで言う。

「掟ですか。残念ですが私は長年、そういうものを気にしないで生きてきましたのでね」

「だから貴方は、散々この革命を掻き回して――生き延びようと」

「いや、そういう訳でもないんだが」

申公豹は苦笑いを浮かべた。彼は自分の運命を恨んではいなかった。

「私の名は、ご丁寧にも封神榜のてっぺんに載っていた。天界のお偉方は、相当私が邪魔だったんじゃありませんか。だが彼らが私に運命を突きつけるのなら、己の意思と共にその流れに乗ってやることにしますよ、私は」

「だからと言って、どうしてそれが、右神のもとへ行く理由になるのです!」

左神には、申公豹の言動がいつもの気紛れと同じように見えた。彼が最後まで我儘を貫き通すのを、黙って見ているわけにはいかなかった。しかし、左神の剣幕を意に介さず、申公豹は摘星楼の炎を見上げて、場違いなほど呑気に呟いた。

「全く――俺には女一人、いや心一つ連れ戻せないのかね」

小声だったが、左神は聞き逃さなかった。

「何を能天気に! 相手を誰だと思っているのですか!」

確かに、右神は左神の魂の半身だった。それを見失っている痛みと哀しみは、彼女が最も強く感じていた。だが、それとこれとは別だった。大いなる天命の流れが、革命と大殺戒と封神計画の、最後の扉を閉じようとしている。歴史が着実に未来への足取りを踏むように、義の女神は時を導こうとしている。

――女媧が。

申公豹が言った。

「貴女方も悲しい存在だ。母なる女神達よ」

「……もう、否定はしません。でも――」

歴史とは、そういうものだった。

女媧は土から人を創った。右の半身と左の半身は、母なる女神となった。

「母なる女神であるがゆえに、貴女方は、封神傍の編纂に携われなかったのでしょう。人の子に対し、最も深い慈愛を持つからこそ、総ての采配を振るう事は許されなかった。でも、もし仮に貴女方がいなければ、他の誰かがその役を演じた」

「……それが、天命というものよ」

左神の言葉に、申公豹は深く頷いた。

「左神殿。その定められた運命の中で、私は好きなように生きた。ただの悪あがきに過ぎなくても、私は後悔しない。だから最後に私の我儘を、黙って見送っては下さらないか」

左神は言葉を失い、杖を握り締めて立ちすくんでいた。申公豹が強い声で付け加えた。

「私はちっぽけな存在だ。だが歯車の狂いは、時を経て次第に巨大になるだろう。いつか流れは枯れる。歴史は人の手が紡ぎだす。――未来は決して、一つではない」

そこまで言うと、申公豹は左神に背を向け、歩き出した。真っ直ぐ、燃え盛る楼の中へ向かう。

「――待って」

左神が呼んだ。しかし、申公豹は立ち止まらなかった。

彼の背に向かって、左神が叫んだ。

「あなたが封神台に封じられたら、――全てが終わり、右神が戻ってきたら、私は私の半身に何と伝えればいいのですか。あなたの死を、あなたの運命を、――言葉を」

申公豹が足を止めた。左神を振り返らないまま、巨大な炎の音に抗うように、声を張り上げた。

「何も、要りません」

申公豹は短く答えると、再び歩きだした。

瞬く間に、道士の姿が、轟々と鳴る炎の中に消えた。




摘星楼の扉は太い閂がかけられていたが、それももはや無用の長物と化していた。左右の壁のほうが、先に焼けている。積まれた柴と薪を超えて楼の中へ足を踏み入れると、何かを踏んだような気がした。申公豹が足元に目をやると、焼け焦げた黒い羽根と骨とがあった。一抱えほどもある鳥の死骸だった。

階段は焼け落ちつつあり、まともに上がれそうになかった。

暗闇と熱い光が、混沌と溶け合い、激しく入り乱れている。

申公豹は、折り曲げた護符を一枚、頭上に向かって飛ばし、それを追いかけるように跳び上がった。灼熱の風が吹きつけたが、彼の喉は焼かれなかった。道袍の表面で、火の粉が弾けて跳ね返った。

最上層まで上がると、瓦礫の山の中に、銀色の人影があった。

その人影の足元で、燃える瓦礫に半ば埋まって、一塊の黒焦げた屍が転がっている。

――狐と紂王、だろうか。

塊が辛うじて死骸だと判るほど焼け爛れていたので、申公豹は思わず一瞬訝ったが、考えてみれば他の誰である筈もなかった。

黒い屍は、一つの大きな炎の台座となっていた。

その上に、長い銀色の杖が突き立てられている。

屍を貫く杖は、右神の手に握られていた。

燃え盛る炎の音を冷徹に素通りする、右神の声が聞こえた。

「天数の尽きた王朝は落ちた。革命は成立した。――封神台へ送られるべき魂は、あと、一つ」

右神がこちらに顔を向けた。

女神は、申公豹を見ていた。だが、彼の見知った右神の瞳ではなかった。そこに在ったのは、美しく整然と広がる、空白の秩序だった。

どうしてか、哀しかった。

右神が口を開いた。

「何者です」

申公豹は手を合わせ、拝礼した。

「崑崙の道士、申公豹と申します」

目の前に居たのは、初めて会う、天命の女神だった。右神は眉一つ動かさず、彼の言葉を繰り返した。

「道士、申公豹。封神榜にその名が記された最後の者」

「いかにも」

顔を上げ、申公豹は右神の前に歩み寄った。

右神の右腕を掴むと、透明な袖を通して、ひやりと冷えた肌の感触があった。義は迷いだと叫んだ、あの日と同じ、細い腕だった。

――あの日と同じ、はずなのに。

「右神」

申公豹が呼んだ。

「帰りなさい。眠れる心よ。その在るべきところへ」

しかし、物言わぬ唇と白い頬は、何の感情も浮かべなかった。

「右神。天命を果たすべきなのは、貴女の手ではない。人の手だ」

そう語りかけても、右神には届いていないように見えた。熱く眩しい炎に囲まれていながら、右神の目は冷たく凍っていた。

と、その時、右神がふわりと身を翻して、紂王と狐狸精の屍から、銀色の杖を抜いた。杖はいつもと変わらず、銀に光っていた。煤すら付いていない。右神は杖を、胸の前に両手で持ち上げて、言った。

「崑崙の道士、汝の言葉は此処で尽きる。計画の完了を、己の魂をもって見届けよ」

――まだ、希望は捨てまい。

申公豹は、そう心に誓っていた。

――せめて最後に、貴女に会えれば、それでいい。

悲哀と希望の狭間で、彼は微笑みを浮かべていた。自分に言い聞かせるように、頷いた。

「答えは永遠に言葉にならずとも、もう貴女の中にある。私はそれに賭けよう。――それでいい」

そして、目を閉じた。

申公豹の頭の中に、右神の声が響いた。

「最後の魂よ、行きなさい、永遠の務めを果たす為に」

強い衝撃が、彼の全身に走った。思わず息を止めた。

世界から、音が消えた。

申公豹がゆっくりと目を開くと、眼前に右神の顔があった。右神の長い杖が、申公豹の身体を斜めに刺し貫いていた。

刃も持たない杖が、銀色の光となって、軽々と一人の男の骨を砕いている。

彼は、肉体の内側が、砂のように崩れていくのを感じた。次の瞬間、右神が彼の身体から杖を抜いていた。鮮血が弾けて、宙に弧を描いた。何かが喉に溢れ、彼は床に膝を突いた。

申公豹が右神の顔を見上げた。

音の無い劫火に囲まれている。

吹き付ける風の熱も、消えている。

火の粉の降り注ぐ速さが、どんどん遅くなる。

申公豹の左手が、杖を握る右神の右腕を掴んだ。

「……右神」

右神は、黙って申公豹を見下ろしていた。白い頬に返り血が飛んでいた。

「右神――私が、分かるか」

右神がわずかに、唇を開いた。

「貴方は、誰」

申公豹の表情が、つと和らいだ。そして、その穏やかな目とは裏腹に、彼が右神の腕を掴む力は、一層強くなった。

周りの世界が霞んでゆく。

「――私は……貴女に、問うた。天下は誰の為にある、と。……」

霞む世界の真中で、右神の瞳の光だけが、鮮明に映る。その右神の輪郭も、やがてやわらかく溶けていく。

「あの問いが、貴女に、答えを、気付かせたなら――」

闇なのか空白なのか、分からなくなる。

「私は、私に、悔いを……残さない」

「――貴方は、誰?」

右神の声が、ほんの少し、揺らいだ。その時、右神の右腕を掴んでいた手が、ほどけた。

力を失った指は、右神の衣に血痕の黒い影を引きながら、床に落ちた。

右神は目を細めて、申公豹を見下ろした。左手で頬に触れると、どろりとした感触があった。手を下ろすと、指先が鮮血に染まっていた。

炎は溢れる光を放ち、視界を眩しく埋めている。

その中で、血の痕は鮮やかに赤かった。

「――待って。私の問いに、答えて」

右神の声が震えた。女神は目を見開いて、足元に崩れた男の横顔を見つめていた。

「どうして、あなたが目を閉じるの――私と引き換えに」

しかし、もう答える者はいなかった。

「嘘だと、言って」

頬に一滴、涙が落ちた。

右神の他には、もう、誰も居なかった。かつて申公豹だった身体だけが、そこにあった。

炎が、血に染まった道袍を舐め、端から少しずつ、飲みこんでいく。

右神の足が、その場にくずおれた。

「申公豹――」

女神はただ独り、劫火に囲まれている。

死んだ男の髪を、舞い落ちる火の粉が焦がす。

動かない申公豹の肩を、右神の手が掴んだ。身体は温度を失っていた。炎の熱に染められているのか、冷たくなっているのか、分からなかった。

涙が溢れた。

「もう一度……目を開いて」

右神の嘆願に応える代わりに、突如、周囲の炎を凌駕する眩しい光が弾けた。

光の塊が、空へ飛んだ。

申公豹の魂が、封じられた。

一瞬の出来事だった。

「――貴方が」

慟哭が溢れた。

「貴方が、天命の流れに従うなんて」

時は、戻せない。大河は決して逆流しない。女神はその事を、誰よりも良く知っていた。

大河に浮かんだ小船は、足跡を残さず、未来へと真っ直ぐ流されてゆく。確かに、歴史は、変わらなかった。

それでも今、右神の頬には、後から後から涙が零れてきていた。

少しずつ炎に飲まれる屍の上に、右神の涙が次々に落ちた。

縛られるように、苦しかった。

「申公豹!」

何度名前を呼んでも、応える声は無い。

だが、その時、歌うように唱える左神の声が、右神の中に響いた。

――いつか流れは枯れる。歴史は人の手が紡ぎだす。未来は決して、一つではない。

彼の遺した言葉を、左神が繰り返している。

予言とも願望ともつかない声が、右神の胸の内を揺さぶって、木霊した。

「何もかも遺してゆくの? 言葉も、心も――それを生きた証と呼ぶの?」

申公豹の、恐れを知らぬ生に彩られた姿。かつて右神を真っ直ぐ見つめ返した目。どれもいつの間にか、右神の記憶に鮮明に焼きついていた。

涙の奥から叫んだ右神の声は、楼の外で結末を待っていた左神の脳裏にも、響いた。

――おかえりなさい。

再び繋がった魂は、しかし異なる涙を抱えていた。遺された言葉の足跡が、二つの魂を分かつ透き通った川となって、二人の間に流れていた。

かたちのないものに、終わりは無いのかもしれない。

かたちのあるものに、終わりが在るように。

轟々と灰を舞い上げて燃える楼を見上げて、左神は、そう思った。

楼はやがて、焼き尽くされて灰になるだろう。そうして焼け跡に、形の無い未来が芽吹く。過去を礎にして。焼け跡に残った骨を祀って。

全てが赤く、染まっていた。

朝焼けと共に訪れた幕切れが、熱と光に埋め尽くされた。



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