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Time ~前世、信じますか?  作者: 鈴音
Time 1
6/10

Time 1-05 前世、信じますか?

海雪「宮門くん!」

教室に帰ってきた私は、楽器を拭いている宮門くんに声をかけた。

宮門「信田さん。どうかした?」

海雪「さっきの話の続き、聞かせて欲しいんだけど…」

宮門「もちろん。部員の共通点だよね?」

海雪「そう」

考えてもわからなかったから、もう聞くことにしたのだ。

宮門「この部に入部する条件は」


宮門「誰かの生まれ変わりであることなんだ」


生まれ変わり??

海雪「…それってつまり、転生したってことですか?」

私が質問すれば、宮門くんは笑顔で答えてくれる。

宮門「ま、そういうこと。信田さんは多分ないんだろうけど、ボクらのほとんどは前世の記憶があるんだ…って言ったら、信じてもらえる?」

海雪「うーん…」

まだ話が理解できていない私は、返事を渋ってしまう。だって、この部に入る人は「皆」ということは、私も転生しているということになる。私が転生している、というのが一番信じられないのだ。

基本的に運命とか前世とかは信じないタイプだが、宮門くんの話し方からして、多分彼は前世の記憶を持っているのだろう。

海雪「半信半疑、ですね」

私が答えると、宮門くんが少ししょんぼりとした顔をする。

宮門「そっかあ…実は、ボクはね、前世でキミに出会ってるんだ」

海雪「え?嘘!?」

宮門「本当だって。さっき聞いた話だと、多分波村センパイも、信田さんに会ってるんじゃないかな?だから、信田さんが生まれ変わりだって気づいたんじゃない?」

私と波村先輩は前世で会っている?

だとすれば、あの時の

波村『覚えてないですよね…』

も納得がいく。でも私の『前世』は信じられない。

宮門「あのね、ボクは…」

宮門くんが話そうとした時、宇鳥くんが顔を出した。

宇鳥「香介くん、この後小桜先生のところに行くんですよね?」

宮門「そうだよ!ハルトが来ちゃった。実は英語の小桜センセに呼ばれちゃってね、ハルトがついてきてくれることになったんだ。この話の続き、聞きたかったらまた今度ね」

そう言って、宮門くんは宇鳥くんのところへ行った。


【前世】

本当に存在するのかしら?


TO BE CONTINUED

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