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プロローグ
注意⚠
この小説は、過去に考えた乙女ゲームの設定を元に書いています。その為、主人公による選択肢が出てくることがあります
高校2年の春。万潮東高校に転校した。
中学生になる時に引っ越して以来、私は若葉護町という所に住んでいた。かなり田舎なので、高校は1つしかない。当然、私は1年の時、その高校に通っていた。
だが前の高校は非常に居心地が悪かった。
学校の部活の雰囲気がどこも悪そうだったので、入部しなかった。
クラスで女子はみんなグループ化していた。ボス的存在がいて、彼女の言うことは絶対だった。皆が媚を売っているのが目に見えてわかった。
そういう空気が私は嫌いだった。
例えば、互いを高めていくグループや、皆に信頼される学級委員のようなリーダーがいるのであれば話もわかるが、人の悪口を言い、協調性もなく、わがままなリーダーに皆が群れているだけ。こんなのはおかしいと思った。
だから私は、元いた学校をやめて都会へと行き、転校したのだった。
本編へ続く