蟲狩りのアンダイナス 登場人物一覧(第二章終了時点)
第二章終了時点での登場人物一覧、および追加設定になります。
ネタバレを含むので、本編をご一読頂いてからお読みになることを推奨。
名前:ジュート=コーウェン
性別:男
年齢:17歳
身長:172センチ
体重:58キロ
職業:蟲狩り
来歴:2017年の東京に住んでいたはずが、遥か3000年先の未来に呼び出された……と思ったら、実は電脳人だったことが明らかにされ、精神的フルボッコの果てにグロッキーな我らが主人公。では、彼の持っていた2017年東京の記憶は何かといえば、それはとある目的で電脳人が構築した、過去の記録から再現された環境でのものである。そこには圧倒的な現実感を伴って2017年の存在しない街が存在し、人間にしか見えない人工的な住民が存在する。
我々が正方向の物理法則に従う限りは時間の矢は振り返らず、それは3000年が経過した世界でも変わらない。つまり、ジュートは元の世界に戻ろうにも、最初からこの世界にいたのだから帰るも何もない。強く生きてほしい。
名前:エミィ
性別:女
年齢:15歳(推測)
身長:152センチ(推測)
体重:なし(電脳体のため)
職業:蟲狩り
来歴:ミツフサ開拓村での惨劇で、すべての元凶とキャスティに看過された、正体不明の少女。本当にそうなのか、彼女の目的は何なのか、それは今後明らかになる。
まあ、心配な方はもう一度挿話.「夢幻残滓」をご一読頂きたい。そこには嘘は書かれていない。
名前:レイルズ=アトルマーク
性別:男
年齢:39歳
身長:185センチ
体重:71キロ
職業:レイルズ商会 社長
来歴:出番無しのくせして、ジュートとエミィの関係性に決定的な罅を入れて見せた、胡散臭い商人。とりあえず、ありとあらゆる罵詈雑言を吐いてやろう。栗毛! 貴族! おまえの実家アトルマーク!
第三章のキーパーソンその1。
名前:カドマ・ゲンイチロウ
性別:男
年齢:25歳
身長:178センチ
体重:69キロ
職業:カドマ・ハンティング・ファクトリー主任整備士
来歴:今後の活躍が期待されておきながら、023.「殺戮領域」でお亡くなりになられたお兄さん。合掌。
彼の死は、ジュートの心に決して浅くはない傷と、そして決意をもたらした。その存在はとてつもなく大きい。
名前:カドマ・サツキ
性別:女
年齢:16歳
身長:165センチ
体重:黙殺
職業:ミドルスクール1年生
来歴:ゲンイチロウの妹であり、エミィの親友。友情に、出会ってからの日数なんて関係ない。彼女は彼女で、本気でエミィが目的を果たし、人の体で友情をさらに育むことを願っていた。だからこそゲンイチロウの言葉を受け止め、エミィのことは恨まないと決めている。
名前:リーナス=ダスラッシュ
性別:男
年齢:29歳
身長:185センチ
体重:72キロ
職業:蟲狩り
来歴:世界で一番強い蟲狩りの一人、という冗談のようで冗談ではない経歴の持ち主。常に超一流ビジネスマンのようなスーツに身を包み、落ち着いた言動を崩さないニヒルな男前。まことしやかに囁かれる「殺戮の山猫」という二つ名は、割と本気で嫌がってる。デトリンクで、総天然素材の評価試験リム、アッシュを狩り24時間で117体のバグを仕留めるという前人未踏の記録を打ち立てた。
本編中の武装の描写にそぐわないと思った方、正しい。記録を打ち立てた時のアッシュは、およそ機体の機動を邪魔しない範囲で重装状態のハリネズミみたいな姿だった。とはいえ、如何に装備が強力でも単独戦闘でこの戦果はおいそれと達成できるものではない。ちなみに機体の個体識別名は彼の命名で、由来はアメリカン・ショート・ヘアーの頭文字。無類の猫好きである。
元デトリンク常設軍のエース。今はフリーとして活動する。キャスティとの出会いとか、何で軍を抜けたかとかは、機会があればそのうち。
名前:キャスティ=フォートラン
性別:女
年齢:不詳
身長:166センチ
体重:不可侵の知識に触れようとする者に呪いあれ
職業:蟲狩り
来歴:リーナスとコンビを組んだり組まなかったり付かず離れず活動する、ゴスパンクな服を好むシルバーブロンドにメッシュ入りの女の子? 女性? とりあえず年齢不詳。
筋金入りの戦闘好きで、満面の笑みを貼り付けて混ざりっ気の無い笑い声を上げつつ、嵐のようにバグを狩る。対人戦なんて挑もうものなら惨劇しか生まれない。
得体の知れない情報を大量に持ってるらしく、エミィの素性についても察しがついている模様。ジュートの心の傷は五割くらいこの人の所行。
第三章でのキーパーソンその2。
名前:イサ・サダトキ
性別:男
年齢:25歳
身長:175センチ
体重:62キロ
職業:IMC対策管理局 成績管理部次長
来歴:IMC対策管理局、つまり蟲狩りの活動を総括する、地域横断的な組織の、トキハマ支部で成績管理部、つまり誰がどんなバグを何体狩っただとかこの人ちょーつよーいとかお前にできる仕事はこれだけだとか、そういう情報を纏める部署の二番手にして、源流十三家の一柱である伊佐家の嫡男。源流十三家がなんで部署の二番目に甘んじているのかと言えば、象徴君主制民主主義を標榜するトキハマの領主一族が一部局とはいえ実質権力を持つことは好ましくない、という判断。と言ったところで、肩書き以上の権力を握っているのは間違いない。ただのカモフラージュである。
レイルズとはまた異なるベクトルの胡散臭さを醸し出し、飄々とした言動と相俟って、腹の底で何を考えているのか窺い知れない。それは親友のゲンイチロウとて同じ様子である。反面、交友関係は仕事とは別と言いながら復讐心を覗かせてみたりと、政治家としてはまだ修行が足りないものの人間性はそれなりに好感が持てる。
第三章でのキーパーソンその3。