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Only Monster ~モンスター成長型ゲーム~  作者: 志黒 白郎
第三章 ランキング
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ホントに転生、、ただし不測の事態あり

前回は転生せずに終わってしまいすいませんでした!!


 さて、朝の鍛錬を終え、学校の宿題をある程度終わらせて昼食を食べ終えた俺は、猫を軽く相手してから自室に入ってゲームにログインした。


 中立世界の闘技場前の広場でこれからの予定を考える。

 まずは回復アイテムをある程度手に入れてから冒険世界で転生、その後狩りをする。

 最初はそれが良いな。


 そうと決まれば早速行動だ。

 俺はミリアの商会で回復アイテムを手に入れ、それから簡易的なコンロの魔道具を買った。

 魔道具は全て使用する際に所有者のMPを消費するもので、第三者が使用しても消費されるMPは所有者の物らしい。

 あとは一人で行動するのだから収納袋を買おうと思い店内を物色しているとミリアから声をかけられた。


「ムサシ君何を探してるの?」

「これからしばらく一人で行動するから新しい収納袋を買おうと思ってな。今持ってるのじゃ足りなくなるかもしれないしな」

「そういえば双子から聞いてたよ!んーーー、だったらこれとかどうかな?」


 そう言ってミリアが差し出してきたのは一本のベルトだった。

 しかし普通のベルトとは違い途中に三か所ボタンのあるポケットが付いたものだった。


「ムサシ君はあんまり荷物があるのは好きそうじゃないし、戦いづらいだろうからこのベルトタイプの物が一番いいと思うよ!」


 たしかにあんまり大荷物だと動きに支障が出るな。

 ミリアの説明によると、これは前衛や斥候が使うのに適したもので、付けると自動的に腰の左右と後ろにポケットが来るようになっており、左右のポケットはそれぞれ20kgまでなら何でも収納できるらしく、重量背減がある代わりに普通の収納袋のようにスタック不足なることはないらしい。いわゆる回復アイテムを収納するためのポケットだ。後ろに来るポケットは50kgまでの装備者に所有権のあるドロップアイテムを自動で回収する機能が付いてるらしい。しかもさらにはベルト前面の金具部分にも多少の収納機能があり、そこにお金を入れておくことが出来るようになっているというかなり便利なものだという。


 早速購入しようと金額を聞くと、


「実は先に来た双子が四人分の収納袋を選んでお金も支払っていったんだよね、だからお題は結構だよ!」

「そうか、さすがゲーマーなだけはあるな、、」


 かなり的確に俺にピッタリなものを選んでくれる。

 ちなみにオートが首輪タイプで、リンウィが桃のあたりに付けれるベルトタイプを購入し、ウィンフには内側に収納スペースがあるローブタイプの収納袋を選択して行ったらしい。


 俺はミリアに礼を言って双子に感心しながら冒険世界に来た。


 まず最初に新しく買ったものもあるし、荷物の整理をする。

 ベルト型の収納袋を装備し、以前買ったポーチ型の収納袋から回復アイテムをベルトの左右にある収納ポケットに入れていく。HP・MP・SPの回復アイテムを右側に、その他の状態異常回復アイテムを左側に入れていく。

 次にお金をベルト前面の金具部分に入れて、さあ進化しようと思ったが、そういえば卵がもう孵化しても良い頃だというのを思い出し、ポーチの横にある時間加速の収納袋から卵を取り出す。

 取り出した卵は縦が1m超、横が1m前後の巨大さまで成長しており、かなりの重さでもあった。

 よくここまで成長したな、と感心しながら卵を地面に置くと目の前にウィンドウが表示された。


〈孵化可能状態になりました。孵化させますか?〉


 YESを選択し、ウィンドウが消え数秒経つと。卵が淡く光りだし、徐々にひびが入っていった。

 そして、日々の間から赤い光の粒子が噴出しだし、数秒後に粒子の大放出とともに卵の殻がはじけ飛んだ。

 その一瞬後、噴出し周囲を漂っていた赤い光の粒子が卵があった場所に集まりだし、生まれた魔物を形作っていく。


 数十秒後、「ピューイ!!」という元気な声とともに生まれたのは体高2m、翼を広げれば4mほどになるであろう大きさの赤い鳥だった。

 いや、赤い鳥というより、赤く燃える炎の羽の生えた鳥というか、赤い炎で体が創られている鳥というか、だが燃え盛っているわけではなく、ゆらゆら揺らめいており幻想的で綺麗な鳥である。


 そして、その鳥は生まれてからすぐに首筋を俺の体に擦りつけてきている。しかし、熱いわけではなくじんわり暖かいという感じで、かなり落ち着く。ちょうど猫が膝の上で丸くなっているような温かさだ。

 ひとしきり擦りつけて満足したのか少し離れてこちらをじっと見てくる。するとウィンドウが目の前に表示され、そこには〈名付けを行ってください〉と書かれていた。

 名前といわれてもな、、双子曰く俺には名付けのセンスが無いらしいからな。


 しばらく考えて、そういえば性別はどっちだと思いステータスが確認できるか試す。

 とりあえずメニューを開いてみると、眷属という項目が新しく追加されていた。

 それを選択すると眷属のステータスが確認できた。



名前:未定

性別:メス

種族:ハイエレメンタルバード・オリジンフレイム(幼体)

LV:1

HP:120,000

MP:6,000

SP:8,000

STR:2,500

DEX:2,000

AGI:4,000

INT:3,200

WIS:2,800

LUK:500

スキル一覧

高速飛行LV1・自在飛行LV1・空間把握LV1・気配察知LV1・危険察知・炎熱魔法・炎攻撃・炎無効・熱吸収・熱感知・自己修復・装備化


 生まれてきたのはかなり性能の良いヒナだった。

 明らかに破格の性能をしているような気がするが、、双子風に言うと壊れ性能やチートキター!!

 だろうか、、、

 スキルの説明も見てみるか。


〈高速飛行〉

飛行時のAGIに50%+1%XLVの補正が付く。飛行の進化スキル。


〈自在飛行〉

飛行時のDExに50%+1%XLVの補正が付く。飛行の派生スキル。


〈空間把握〉

半径1mXLVの範囲内を細かく把握することができる。


〈気配察知〉

半径10mXLVの範囲の気配を察知できる。


〈危険察知〉

自らの周囲に迫る危険を察知できる。


〈炎熱魔法〉

MPを消費することで超高温の炎を生み出したり周囲の熱を操ることができる。種族固有魔法。


〈炎攻撃〉

物理攻撃全てに炎属性が付く。SPを100消費することで、ダメージを1%増加させることができる。種族固有スキル。


〈炎無効〉

高温によるあらゆるダメージを受けない。種族固有スキル。


〈熱吸収〉

周囲の熱を吸収し、HP・MP・SPを1℃につき1回復することができる。種族固有スキル。


〈熱感知〉

自らの把握する範囲内の熱話感知し識別することができる。種族固有スキル。


〈自己修復〉

例えHPが0になっても契約者の紋章の中で回復することが可能。契約者のMPを消費することで修復時間の短縮が可能。種族固有スキル。


〈装備化〉

自らを装備に変えることができる。種族固有スキル。



 うん、、、メスだな。

 深く考えたら負けなんだろう、、なぜか悪だくみしているときの双子と同じ匂いがするしな、、


 種族をタッチすると説明が見れるらしいけど、、、どうしようか、、

 どうせいつかは見なきゃならないし今見よう。


≪ハイエレメンタルバード・オリジンフレイム≫

 数十億年以上前の世界創生時に存在していた◆◆◆◆。エレメント系魔物の上位存在であるハイエレメント系魔物の始祖である1体。成体になるためには特殊な条件がある。

 


 もう勘弁してくれ、、、


 俺は考えることを放棄して名前を考えることにした。


「、、、よし!お前の名前は朱夏だ。ただの夏の異名だけどな、よろしくな」



 数十分かけて付けた名前は単純なものだったが本人は喜んで空を旋回しながら鳴いているようなので良いだろう、、、はぁ、、疲れた、




今回も転生まで行きつきませんでした、、、次こそ転生させます!!

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