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Only Monster ~モンスター成長型ゲーム~  作者: 志黒 白郎
第三章 ランキング
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初転生?

 昨日はあれから四人で飲食関連の店を回り、食べ歩いてログアウトした。

 中立世界に来た初日に迷子になったリンウィを発見した出店にも行ったが、店主のプレイヤーがリンウィをかなり気に入っていたみたいで特盛の肉をごちそうしてくれた。

 まあ、ほとんどがリンウィの胃袋に消えていったがな。

 おかしいだろ、ゲーム内の食事量は現実の食欲を反映しているらしいから食事量は差がないらしいんだが、明らかにリンウィは異常に食いすぎだと思うぞ。現実だとそんなに食わないだろ、、どうなってんだまったく。



 それで、俺は今ミリアの商会に向けて歩いているわけだが、、、後ろから一定の距離を保って燕が付いてきてるんだよな。

 なんで俺は男にストーカーされてるんだろうか。俺にそんな趣味は存在しないのだが?


 そんなことを疑問に思いながらもミリアの商会にたどり着いた。

 入り口にはすでに三人とも集合しており、ついでにオーナーであるミリアも居た。

 三本になった尻尾を動かしながらお菓子をほおばっていたが。


「すまない待たせたか?」

「大丈夫だよ~まだ9時前だしね~あ!お菓子食べる?」

「ああ、貰おう」


 オートから差し出されたのは手のひらサイズの小さな円形タルトのようなスイーツで、上には丸ごと桃のような果物があった。


「もむうもももむもむふぎゅう!むうもむう!」


 ミリアがどんなスイーツなのかを説明しているようだが、すでに口の中いっぱいにほおばっているせいで何と言っているのかが聞き取れない。

 改めて思うがこいつは本当に年上なのだろうか?

 やってることが小学生と同じ精神構造をしているリンウィと大差ないんだが?


「ムサシの思ってることは分かるけどミリアはちゃんと年上だよ~?たとえ小学生みたいな行動しててもね~」

「普通に心を読んでくるな、、まあその通りだが」


 するとウィンフが不機嫌になり、俺の横腹をつつきだしたので頭を撫でて諫める。


「ちなみにその果物は正真正銘の桃だよ~で、なんでアルビムもいるんだい?」


 オートは俺の後方30mほどに居るアルビムを見ながら小声でそう告げる。


「俺もよく分からん。中立世界に来た時から待ち伏せされててな、、とりあえずほっといているんだが」

「じゃあ、しばらく様子を見とこうか~」


 女子三人はその間ずっと口にタルトやそのほかのお菓子を放り込んでいた。

 女子の胃袋は異次元なのかと不思議でたまらないが突っ込んだら藪蛇になりそうなので口に出したりはしない。


「じゃあ、今日は全員で残り時間ずっと狩りをして、転生でもしようか~」

「転生か、どんな選択肢があるのか今から楽しみだな」

「ん。むぐー。」

「確かにちょっとドキドキですー!」



 女子が食べ終わるのを待って俺たちは冒険世界ファステルでの狩りを開始した。


 さすがに最終進化だけあって今までよりも何倍も戦いやすいが、それでも最下級の種族なので多少の違和感はぬぐえない。

 オークをメインの獲物にして狩りをしていくが、いくら格が上の魔物だろうと知能もない通常種ではほとんど殲滅に近い状況になってしまう。

 まあ、こっちは的確な連携とスキルを駆使して戦っているから仕方ない部分ではあるのだが。


 そうして休憩をはさみながら戦うこと11時間。

 明日は金曜日だが祝日で学校がないからと双子に押し切られ、転生にはゲーム内で最低でも10時間はかかるというのに長時間狩りをしてしまった。

 今から転生するとしたらログアウトするころには日付が変わる寸前になってしまうだろう。


「じゃあ、転生できるようになったんだけど~実は提案があるんだよ~」

「どんな提案なんですか?」


 ウィンフがすぐに疑問符を浮かべる。

 オートは時々こう言って何の理由もない提案をすることがある。今回もきっとただの思い付きだろう。


「今日はここでログアウトして、転生は明日にするんだよ~でも、明日からは各自で別行動をする。で、1週間くらい各自でプレイして、また再度集合した時にだれがどんな風に成長しているのかを確認するんだよ~どう?みんなの性格が出ておもしろうそうじゃない~?」


 やっぱりたいして意味がある提案じゃなかったな。ただそれぞれがどんな風になるかを確認したいだけの様だ。

 だが、それも面白そうだ。俺も一人でどこまで戦えるのかなど色々確認したいこと、やりたいこともあるしな。


「俺は構わないぞ、一人での戦闘も楽しそうだ」

「ん。楽しみー。」

「え、、んーわかりました!私も一人でどこまでやれるか試してみます!!」

「じゃあ、決まりだね~、、そう言うことだからアルビムも1週間後に再集合ね~」


 すると今まで遠くからストーキングしていた燕が近づいてきた。


「了解っす!成長した姿をムサシさんに見せて弟子にしてもらうっす!!!」


 それだけを言い残してまた飛び去っていった。


「あいつはほんとになんなんだろうな、、」

「え!ええ!!いつからいたんですか!?」



 一人アルビムのストーキングに気付いていなかったウィンフを連れて中立世界のミリアの商会に戻ってからログアウトした。

 1週間後にまたミリアの商会の入り口に集合することを約束して。


 そういえば広場にあったパーティ別の討伐数ランキングのオーク種の項目で総合3位になっていた。

 通りでオークの肉でウィンフの収納袋の大半が埋まってたわけだよ。





 あっ、、、アルビムの奴どこに集合するか教えてないけど大丈夫なのか?

 まあ、また待ち伏せでもしてくるか、、、、




 これからしばらくムサシの個人行動になります。

他の三人のエピソードもいずれ投稿したいと思います!、、アルビムの話は不明です、、

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