表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Only Monster ~モンスター成長型ゲーム~  作者: 志黒 白郎
第一章 始動
16/43

初めての冒険5


「そういえばスキルのレベルって最高どのくらいだ?」

「最高はLV100までだよ~LV100になるとそのスキルから派生スキルがでたり、スキル自体が進化したりするよ~」

「100か、結構あるんだな、でもスキルレベルが上がるのは早そうだし案外何とかなるのか」

「そうだね~今僕たちが持っているスキルのほとんどが低位スキルっていう分類だから結構簡単に100まで上がると思うよ~ちなみにリンちゃんの≪光魔法≫と僕の≪氷結四技≫は高位、ウィンフちゃんの回復魔法は中位のスキルだね~」

「一番上が高位か?」

「それが、最高位スキルが高位スキルの上にあるんだよ~どんなスキルかはまだ分からないんだけどね~」

「そうなのか、地道に上げていくしかないのか」

「そういうことさ~じゃあ、また狩りにいこ~」

「さーちあんどですとろーい。」

「リンちゃんもっと穏便に、、」

「ま、頑張って狩っていくか」


 そして四人で探索を再開して1時間後。

 十数回モンスターと遭遇し戦闘した。ブルースライムはもちろん、ゴブリン、コボルトとも戦った。


「またレベルカンストしたね~進化できるよ~あはは」

「一日で二回進化とかすごい速さで成長するな」

「早くしんか。」

「早いですね~、、」

「じゃあ、進化したら今日は終わるか」

「そうだね~そしたらちょうどおやつの時間あたりだしね~」

「おやつ!早く進化しよ!」

「落ち着いてリンちゃん!?」

「なら、石碑を探すか。リンウィ、空から探せるか?」

「らじゃ。あいきゃんふらい!」

「春風ちゃんってあんなにテンション高くなることあるんですね、、」

「あいつは普段からあんな感じだぞ?ただ人見知りだから学校ではほとんど話さないってだけでな、西城には人見知りしなくなったってことだろ」

「そうだね~よかったね西城さん~」

「そんなことが!?春風ちゃんかわいすぎるよー!ありがとー!」


 すると上空からリンウィが戻ってきた。


「前方100mのところにあった。早くいこ?」

「いきましょう!リンちゃん!」

「ウィンフも落ち着け。じゃあ、ゆっくり行くぞ」


 そして石碑のところにたどり着いてまた四人で円になって座った。


「また進化前によくステータス確認しといたほうが良いよ~進化の時の参考になるからね~」


ということで全員でステータスを確認する。


ステータス

名前:ムサシ

性別:男

種族:ゴブリンリーダー

LV:30

TLV:50

HP:2,184

MP:360

SP:1,344

STR:1,116

DEX:1,153

AGI:930

INT:420

WIS:330

LUK:14

スキル一覧

格闘LV8・小剣LV8・挑発LV6・指揮LV4・騎乗LV6


「それじゃあ、進化するか」

「二人も確認したかい~?なら進化しようか~」


 そうしてまたあの真っ暗な空間にきた。さて、今回はどんな進化先が増えているかな?

すると、またアナウンスが流れて進化候補がスポットライトがに照らされる。


「さて、進化先は何があるかな?」


 最初の二体は前の進化候補だったが、二体の新しい候補が増えている。一体は所々ぼろくなっている鎧のようなものを身に着けたゴブリンソルジャーよりさらに一回り大きなゴブリンで身長は大体140cm、もう一体は多少破れたボロボロの黒い服に黒い布で口元を隠したゴブリンソルジャーと同じ体格のゴブリンで、身長は大体130cmほどだった。とりあえず手前の鎧を身に着けたゴブリンのステータスを見てみる。


種族:ゴブリンナイト

HP:90

MP:30

SP:70

STR:50

DEX:40

AGI:40

INT:30

WIS:20

LUK:10

追加スキル:剣技LV1

特徴:ゴブリンの通常の進化先の一つ。HP・STR・DEXが1,000以上の状態で進化可能。


剣技:戦闘においてSPを消費して剣の技を放てるようになる。威力はLVに比例して上昇する。

LV1・スラッシュ

LV20・未開放

LV40・未開放

LV60・未開放

LV80・未開放

LV100・未開放


「これは良いスキルだな。ステータスもゴブリンソルジャーの上位互換だしな。ま、あともう一つ新しい候補があるしそっちも見てみるか。」


種族:ゴブリンアサシン

HP:70

MP:30

SP:50

STR:40

DEX:50

AGI:50

INT:35

WIS:20

LUK:15

追加スキル:暗技LV1

特徴:ゴブリンの通常進化先の一つ。STR、DEX、AGIが500以上であり、認識外からの攻撃を100回成功させた場合に進化可能。


暗技:通常攻撃のダメージに1%✖LVの補正が付く。奇襲時のダメージに10%✖LVの補正が付く。


「こっちも良い進化先だな。どうするか、ダメージの底上げもいいがここぞというときの一撃の方が今後必要だろう。ゴブリンナイトに進化するか」


 そうして進化先の選択を終えて石碑の場所に戻ってきたが、やっぱりほかの三人はまだ繭の状態で俺が一番乗りだったようだ。


「ならまた動きの確認と新しい剣技とやらの確認をしとくか、、、動きはまた少し現実の感じに近づいたな、、今度は剣技だな」


 とはいったもののどうやって発動するんだろうか。これも説明書あたりに書いてあったんだろうが、見てないからな。他のスキルみたいに発動しようと思うだけでいいのか。やってみるか、、、

 小剣を右手に持ち、袈裟懸けからの横薙ぎそして正中線の時にスラッシュと心の中で思う。すると、小剣から淡い黄色の光が溢れてゲーム内で一番現実に近い鋭い動きで剣が振り下ろされた。これは、良い一撃なんだが動きが強制されるな。ま、今はこのモンスターのステータスでは上出来の動きだからいいかもしれないがな。

 一応動きの確認が終わりみんなはまだかと思って見てみると。すでに三人とも進化が終わって俺の方を見ていた。


「いや~いつ見ても凄い動きだね~」

「ほんとにすごい!!それが実家の武術ですか?」

「凄い。でも。いつものじゃない。」

「リンウィの言う通りだ、まだまだ動きづらいな。これは基本的な剣の動きだよ、武術ってほどじゃない。」

「はー、本当の動きってどんなにすごいんだろ。」

「いつか。みれる。」

「とりあえずステータス確認して今日はもうログアウトしようか~」


 ということでステータスを確認する。


名前:ムサシ

性別:男

種族:ゴブリンナイト

LV:1

TLV:51

HP:125

MP:34

SP:93

STR:73

DEX:65

AGI:60

INT:34

WIS:23

LUK:14

スキル一覧

格闘LV8・小剣LV8・挑発LV6・指揮LV4・騎乗LV6・剣技LV1


 だんだんステータスが良い感じになってきたな。


「じゃあ、確認したところで今日はもうログアウトしようか~やり方はメニュー画面にログアウトの項目があるからそこからできるよ~」

「はやく。おやつ!」


 そうしてログアウトをして現実世界に意識が戻ってきた。


「意識が戻る感覚ってのはまだまだ慣れそうにないな」

「しょうがないよ~僕もまだ慣れないからね~」

「なんかふわ~って感じですね!」

「おやつ!」


 春風の希望もあり、おやつを食べながら話す。


「ゲームやってみてどうだった~?」

「楽しかったです!みんなでやるゲームって楽しいですね!」

「俺も思う存分戦えるっていうのは現実だとなかなか味わえないからな。このゲーム気に入ったぞ」

「じゃあこれからも一緒にゲームやろうか~僕たちはいつでもゲームしたいんだけど二人の都合は?」

「俺は平日は寝る前9時から11時の二時間だけなら時間取れるな。休日は午後からならいいぞ」

「私も平日は同じ時間だけかな?休日は土曜日だけかな?」

「だったら平日は寝る前の二時間、休日は土曜の午後1時からの四時間でどうかな~?もちろん3時ごろにはおやつ休憩をとるけどね~」

「それは当然。モムモム。」

「なら土曜はこの家に集合してにするか。この本体は持って帰って良いんだろ?」

「全然いいよ~それはもう二人の物だからね~あと、それ折りたためるからコンパクトになって持ち運びもしやすいよ~」

「それは便利だな、なら今日はもう帰るとするかな。おやつ御馳走になったな」

「私も今日はもう帰るね、春風ちゃんまたね!」

「モムモム。ん。まひゃね。」


 そうしてゲーム初日は幕を閉じた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ