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Only Monster ~モンスター成長型ゲーム~  作者: 志黒 白郎
第一章 始動
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チュートリアル8

 

「じゃあもう採掘はやめにするか」

「そうだね、十分過ぎる成果だとおもうよ~。なら、鉄鉱石五個くださいな~」

「ああ、ほれ。鉄鉱石五個な、って、おい、収納袋に入れるまでクリアにはならないんだからオートも一緒に採掘して良かったんじゃないのか!?」

「あっと、ばれちゃったか~あはは、僕実は採取の段階でもう飽きてたんだよね~テヘっ?」

「私も。途中でお兄に便乗した。後悔はしていない。反省はした。ごめんね?」

「お前らな、まあいつものことだが。とりあえずこれでクリアだな」


〈全員の鉄鉱石採掘完了を確認しました。以上で採取及び採掘のチュートリアルを終了します。これでチュートリアルの前項目を終了します。それでは、チュートリアル完了報酬の受け渡しを行いますので30秒後に場所を移動します。一か所に集まってください。〉


「チュートリアル完了報酬って何なんだ?」

「んーとね~、このゲーム自体発売されたのは今週の月曜日だったからもう五日たっているからネットにその内容が上がってたんだけどね~。ランダム品が一つらしいよ~?」

「リアル運しだい。燃える。」

「おぉー!福引みたいな感じですか!楽しみです!!」

「確かにワクワクはするな、っとそろそろ時間か。」


 そして、最初の白い空間に戻ってきた。

ここで報酬がもらえるのか、ちょっと期待しているが、なんだろうな?

 とにかく、なんかチュートリアルだけでかなり長かった気がするが十中八九採取と採掘をし過ぎたからだろう。今後はちょっとだけ自重することを心がけよう。


〈それではこれよりチュートリアル完了報酬の受け渡しを行います。一人ずつ行いますので、順番を決めてから行ってください。チュートリアル完了報酬は複数の麻袋の中から一つを選んでもらいます。それでは、最初の人は少し前に出てください。〉


「最初は。もらった。」

「あらら~、やっぱりとられたよ~。じゃあ僕二番目~」

「俺は最後でいいぞ」

「ならわたしは三番目かな?」


 そうやってなし崩し的に順番が決まった時。2mほど前の方に居たリンウィの少し前の方に、小さめの麻袋が五つほど出現した。あんまり大きいものじゃないな。


「これに決めた。ワクワク。」


 リンウィが選んだのはど真ん中の麻袋だった。


「いつ開ける?今?今だよね?今しかないよね?」

「落ち着こうよ~、全部終わった後に開けようよ~ははは」

「そうだぞ、もう少し我慢してろ」

「ん~~。なつとお兄が言うなら。」

「春香ちゃんがこんなにテンション高いの初めて見た、、、」

「じゃあつぎは僕だね~」


 オートがトコトコと前に出ていく。

そして、オートの前にさっきとは違い大きめの麻袋が五つ出現する。


「じゃあ僕は~これにしますかね~」


 そうしてオートが選んだ麻袋は一番右にあるものだった。オートは麻袋を選ぶとすぐさま自分の収納袋に入れていた。リンウィも収納袋に入れているかとリンウィを見ると。麻袋を突いたり、周りを飛び回ったりしていた。早く中身が見たいのかリンウィよ。


「よし!次はわたしだね!!」


 オートが戻ってくると次はウィンフが前に進んだ。

今度はリンウィとオートの時に出てきたものの、ちょうど中間くらいの麻袋が全部で六つ現れた。さっきまでより一つ多い?麻袋の数もランダムだったりするのか?


「むむむー。左から二番目のきみだー!」

「おいオート。麻袋の数って固定じゃないのか?」

「なんか大きさは選択した初期モンスターによって固定らしいけど。麻袋の数は個数によってレアリティが違うらしいよ?数が多いほどレアリティが低いんだってさ~あはは。これ、内緒にしとこうか?」

「たしかに、落ち込みそうだし黙っとくか。じゃあ、次は俺だな」


 自分の選んだ麻袋を大事に抱えたウィンフと交代して前に進む。なんか気の毒だな。

まあ、自分の麻袋の個数に注目するか。

 そうしてある程度進んだところで現れた麻袋はウィンフより一回り大きなものが四つだった。


「おぉ~四つか、結構うれしいもんだな。じゃあ、一番左にするか」


 選んだ麻袋を持ち上げてみるとすんなりと持ち上がった。


「軽いな。何が入ってるんだろうな」


 選んだ麻袋を収納袋の中に入れてみんなのところに戻る。


〈それでは、これよりステータスポイントの割り振りを行います。割り振りのウィンドウが現れますのでポイントを好きなステータスの項目に割り振ってください。ステータスは1ポイントで1上昇します。それではどうぞ。〉


 四人それぞれにウィンドウが出現する。

 は?これで終わりじゃないのか?


「おいおーと。今度はなんなんだ?」

「そういえばこれも説明してなかったね~あはは。ゲームを始めるプレイヤーは選択した初期モンスターのステータスにポイントを割り振ってからスタートするんだよ~。ちなみに、通常版は10P、初回限定版は30P、特別版は50Pだから、僕たちは50P割り振れるね~」

「ん。スタートダッシュ。決める。」

「ほわ~。なんだかよくわかりませんが凄いってのはわかります!」

「そうそう~、だから、好きに割り振ったらいいよ~」

「まったく。説明が遅いぞ、とにかく自由に割り振ればいいんだな?」

「そういうこと~。ちなみに、ウィンフちゃんのために説明すると~

HPは体力。

MPは魔法・魔技を使うときに消費して、

SPは武技・魔技を使うときに消費する。

STRは筋力、DEXは器用、AGIは素早さ、INTは知能、WISは魔力、LUKは運って感じだからね~ウィンフちゃんが遠距離の物理攻撃をメインにするならSP、STR、DEXをあげて、魔法を使ったりしたいならMP、INT、WISをあげるといいよ~。ここで上げたステータスの伸び幅が大きくなるらしいしね~」

「なら、各自でポイントを割り振るか」




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