おじいさんの散歩
日常、バトル、アイドル、恋愛と同時に開始したホラー系今日も今日とて不可思議研究部は謎を追う。
毎日同じ場所を散歩してるおじいさんがある日不思議な光景に出会ったのだ。それは一軒家だ。それだけを聞くと何も変わりない普通のことだが、ある日突然しかも何もないような平地に出来上がっていた。おじいさんは最近の建設はこんなに早いのかと思っていた。しかし翌日そこを散歩すると家が無くなっていた。おじいさんは少し奇妙に思えたが散歩する道を変えようとはしなかった。さらに翌日同じ道を通ると前日になかった家がまたあり、しかも農作のできる畑もできていた。気づけば興味の出ていたおじいさんは翌日もそこを歩いた今度はそこに田んぼができており、カカシも何体か立っていた。おじいさんは気になり、その家を訪ねることにした。声をかけてみても誰もなかなか出てこない。不思議に思ったおじいさんは扉を開けたらそこには血まみれの人が倒れていた。よく見ると壁には血が染み込んでいた。怖くなったおじいさんは外に出た。外に出たら新築のように綺麗だった家がオンボロになっていた。よくよく昔のことを調べるとその家では殺人事件があったことをおじいさんは知り、知り合いのお坊さんに除霊してもらったそうな…
「・・・みたいなお話を手に入れたよ!」
「先輩…うまい話方覚えましょうよ…」
「そこ否定する!?」
みんなが若干飽きてたのはそのせいかと思えた。
「見なさい、健!」
部長が指差す先を見ると雫が寝ていた。
「まだ、私の方が上手く話せますよ」
どこから出るのか一度も怖い話をしたことない源由香がドヤ顔でこっちを向いていた。
「ドヤ顔で言うぐらいだから怖い話の一つや二つあるんだろうな!」
なぜか僕も引かず対抗した。
「あ、ありますよ…そりゃ〜たくさん…たくさん…」
「じゃあ話してみようか!」
僕がそう言ったら彼女の顔がやってしまったみたいな感じになっていた。
「じゃ、じゃあ話しますね…むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが…」
「それ怖い話じゃなくてむかしばなしだよ!」
そんな会話を部長は微笑ましく見ていた。そんな平和な暮らしをしていると扉を叩く音がした。
「どうぞ」
「す、すみません…ここって不可思議研究部ですか…」
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次回の更新は2016年5月24日火曜日12時の予定です。