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３話
「で、お外は楽しかったですか？
カ ナ ハ さ ま ？」
メイドに連れられるカナハに
私の黒い笑顔をみてガタガタと震える。
シェラードは「まぁまぁ」と私を宥める。
天宮 カナハ（あまみや かなは）。
私の主人でもある。
父の天宮 クロイが経営している世界でも有名な武器屋の令嬢。
双子の妹、カナデがいたが火事で死亡。
母親は自×だ。
カナデと同様、能力を持っている。
「あのね…」
言い訳をしようとするカナハの頬つねる
「…外に出たいなら私に言ってください。」
「ごめんね…」
反省の色が見えたので
私はにこっと笑い
「お茶にしましょう。」
私がそういうとカナハはパァアアと明るくなる。
かわいい…
「一番カナハに甘いのって美夜だよな」
ボソッと小声でいうシェラードに私は笑顔で
「ん？」
というと彼は目線を背け
「いや」
と言う。
