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無力な君へ  作者: ∮柊 琴音∮
11/11

10話

「美夜・・・。」


カナハ邸につくと何かを悟ったシェラードが私の顔を持ち上げる。

今、私はどんな顔をしているだろう。


「・・・。」


私は無言でシェラードを抱きしめる。

こわいよ・・・こわい。

震える私をただ抱きしめてくれるシェラード。

それでもいい。

それだけでも私は安心する。


「・・・風呂はいるのか?」


「うん。取れないかもしれないけど洗う。」


「そう・・・か。」


私は螺旋階段を駆け上がり、自分の部屋にいく。


シュルシュル・・・


桃色の自分のリボンを解き白いシャツを脱ぐ。

黒いハイソックスそこら辺に脱ぐ捨てる。

シャワー室に入ると男たちに触られたところをゴシゴシと洗う。

皮膚が傷付くくらい強く・・・。

消えない感触が私を苦しめる。

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