表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
永遠の約束 ~神の名を呼ぶ~  作者: 有沢 諒
一章 出逢い
6/51

説明:マナ

「何も知らないのか?」


清の説明に嘆息する。

まあ、これは自分のせいもある。

通常なら、あと25年は目覚める予定ではなかったのだから。

きっとその間に伝えるつもりだったんだろう。


「しかたない。謝る必要はないから」


でも、面倒ではあるな。

しかも湊は奈海と同じく力が強いのだ。

まあ、嘘をつく必要はないが、自分が何者なのかを自ら語ることなど久しくないことだった。


「やはり、私が一通り説明を致します」


そう告げたのは直之。


奈海の夫だと紹介されていた。

一族のものではないが、落ち着いた雰囲気と柔らかい笑みに、好ましい印象を受けた。

直之は奈海にも清からもきちんと自分の存在を聞いていたらしく、今はすすんでこの社を守ってくれているようだ。


普通ではない自分の存在を受け入れる度量の広さだけでも、感服に値するだろう。

やはり奈海の選んだ者なだけはある。


思わず笑みを浮かべる。


直之は、それから様子を見て引き合わせると言うので、首を振る。


「まどろっこしい。会ってしまえば何とでもなるだろう。説明も自分でする」


結局は時間をおくのが嫌と言うだけで、そう告げた。


早く奈海の息子に会いたかった。



***************

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ