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怪物進化冒険録  作者: 黒麦茶
輪廻の森
7/15

人物紹介

二人しかいない人物紹介。

それ以外は本編に登場した生物達。


アマラは本編で話さなかった設定のようなものを書きました。

異世界転生もので言う神様みたいな存在です。


今回も特に見なくて大丈夫な回。

主人公


個体名 アザト(盲目白痴の混沌アザトース)

種族  創世の種子

出身地 種族出身地ー収束世界のコスモスー

    再誕出身地ー樹海世界ー


解説

 魂が偶然この世界に流れ込み、図らずも再誕のような現象に巻き込まれた一般人。世界を喰らう能力と世界を創る能力を保有するが、如何せん人としての意識が強いせいか、その殆どを発揮できていない。基本的に自らの生存、食欲、知識欲を満たすために行動している。

 樹海で生き残る為に現在までスライム、芋虫、寄生虫、蜘蛛と体を創り変えており、アマラとの出会いで外の世界に興味を持ち旅立つ。

 なお種族出身地は宇宙を創る種子が作成された世界を示しており、樹海の世界とは別の世界である。正確には宇宙繁殖理論を唱えた研究者がいた世界。



旅人


個体名 阿摩羅(アマラ) (シキ)

種族  ――より生まれし者

出身地 基幹世界アーキタイプ


解説

 基幹世界アーキタイプからきた旅人。――から誕生した根幹存在で自らが創った世界で培われた技術を広めるため、幾つかの端末を使って技術寄与の旅に出ている。本体は何も存在しないところから生まれた――、混沌、始源、虚無、根幹などとよばれる者である。又、最初期に面白半分で創世に参加した上位の存在の一人であるが、管理者ではなく自らを傍観者と名乗っている。

 容姿は相対する相手により親しみやすいように変化する為、服装以外は不確定。虚闘士、魂術士、投擲士などの様々な技術を伝えながら、絶対時間換算で数億年もの間、観光気分で世界を渡って旅を続けている。

 彼の話に出た妻は大きな蜘蛛の姿を取ることが多く、少々特異な感性を持つ彼にはとても美しく見えるのだそうだ。お互いを理解し、寄り添いあうその姿から仲間内で鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)として有名である。もちろん嫌いな部分がないわけではないが、とても高い知能を有し、彼に取っての愛が理解できる存在でもある為、気にならないらしい。



ミメティクス・ライフ

主人公の生まれた樹海世界で確認された生物的な機械装置。

主に収束世界コスモスにある惑星ヒューレの原生生物がモデルである。


個体名 パララ・ラフレシア

種族  食獣植物

出身地 収束世界コスモスー惑星ヒューレー


解説

 開閉可能な肉厚の花弁と肉体を麻痺させる甘い蜜を貯めこむ袋状の器官を有する食獣植物。

 周囲に甘い蜜の香りを振りまき、壷のような器官まで獣を引き寄せた後、その大きな花弁を閉じて圧殺する。肉体を麻痺させる甘い蜜は非常に強力なものであり、万が一に花弁から逃れたとして数歩も歩けず動けなくなる。

 動けなくなった獣はそのまま他の獣を引き寄せる生き餌となる。


個体名 ヒュージチェリー・スパイダー

種族  原始蜘蛛

出身地 収束世界コスモスー惑星ヒューレー


解説

 熊ほどの体躯を持つ、原始的な黒く蜘蛛。その特徴は何と言っても太く頑丈な視神経で繋がっている、異常に飛び出た赤い眼球だろう。

 巣穴として地面に対して垂直に大きな穴を掘り、周囲の物体を糸で絡めて蓋にする。巨大な身体を巣穴に収めて、眼球だけ外に出すとそこには赤く熟れた果実が地面に落ちているように見えるという。果実に誘われた獣達は巣穴から飛び出る巨大な蜘蛛に対抗出来ず、一瞬で牙を突き立てられ消化液を注入される。後に残るのは中身を泥々に溶かされ吸われて萎んだ死体だけである。

 長く生きた個体になると遠距離から消化液を発射してくることがあるらしいが、これは体内に空気を圧縮して貯めこむ器官があり、さながら注射器のように消化液を注入する機能があるため、それを応用したものであると推測される。

 眼球が大きなさくらんぼに見える、経験の浅い生物はよく引っかかるが成長し慣れてくると簡単に見破れるお粗末な仕掛け、などからヒュージチェリーという呼び名が付けられている。


個体名 ロック・フロッグ

種族  岩蛙

出身地 収束世界コスモスー惑星ヒューレー


解説

 小さな岩に擬態する蛙。老成した個体の苔むした身体は隣に本物の岩があっても見分けがつかない。

 体表から分泌される体液が岩のような外殻を形成する。外殻の質感は岩そのものと言っていいが、その強度は岩以上。体長が小さいからと言って並の刀剣で斬りかかると刀身が半ばで止まり、暴れる蛙に引きずり回され痛い目を見るだろう。

 柔らかく長い器用な舌を持ち、獲物を丸呑みにして、ゆっくりと時間を掛けて消化する。胃の中に十分な獲物が蓄えられている場合は半年以上も飲まず食わずで過ごすことが可能である。

 戦闘力は高くなく、主な食料は死肉。死体の匂いを感じ取り、より多くの獲物が漁れる環境を求めて動く習性を持っている。彼等を多く見る地域では常に警戒した方が良いだろう。それは彼等を多く惹きつける強大な獣がいる証拠であるからだ。


個体名 セイドウ・ハダ

種族  山喰大蛇

出身地 収束世界コスモスー惑星ヒューレー


解説

 樹海を徘徊する巨大な深緑の蛇。寿命は数千年以上と非常に長く、年齢を重ねるほど身体は大きくなる。千年生きた個体ともなるとその全長は百キロメートルに到達し、胴回りは五十メートルを超えるという。

 鱗の下では常に新しい強靭な鱗が形成され、古くなり身体に合わなくなった鱗は剥がれ落ちていく。その性質上、通常の蛇が行うとされる脱皮の類いは一切行わない。身体の大きさに比例して鱗の形成に多大な栄養が必要となるため、様々なものを大量に捕食する。

 惑星ヒューレの環境を幾度と無く壊し、強靭な大木だらけの樹海惑星にした元凶。太古の時代から存在しており、底なしの食欲と度を越した雑食性で大地のある山々を平らげて惑星全体を平地に変えてしまう。彼等に対抗するために惑星の植物は硬質化して、一部のものは異常な攻撃性を獲得するに至る。

樹海の生物達を追加した結果、人物紹介というより簡易な生物図鑑になってしまったが気にしてはいけない。


次章は新たなる世界、血肉と鋼鉄の廃墟です。お楽しみに。

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