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一月二十八日
テストが始まりシャープペンシルの芯を出そうとノックをするが出てこない。
何度もノックしていると、「入ってます」と返された。
入ってるなら出て来い、とさらにノックをすると「入ってるっつってんだろ!」ときつめの口調。
仕方が無いので三色ボールペンで代用しようとするが
コバルトブルー、アイボリー、透明の不良品だったため断念。
苦肉の策で指をかじって出た血をダイイングメッセージの要領で書いていたら
指を食えるものと勘違いした虎に襲われそれを猟師が鉄砲で撃って煮て焼いて食われてしまう。
食道を通りながら調理法は煮るか焼くかひとつに絞れと憤慨。
胃への道が塞がっていたためノックしてみると「入ってます」。
仕方なく食道を戻り体内から出たらテスト残り10分との校内放送。
残りの時間はひとりじゃんけんで暇つぶし。左手の100連勝丁度でテスト終了のチャイム。
「ねずみ花火でバカ騒ぎする過程」の部分の記述は完璧だったかと。