一月三十六日
まぶたに目立つものもらいがあって、滝廉太郎みたいなメガネをかけていて
顔に北斗七星みたいなホクロがあって、唇は常にどこかが割れていて
後頭部に身に覚えの無いハゲがいっぱいあるという特徴を持つ奴の名前を忘れてしまった。
何か自分自身に刺激を与えれば、ふっと思い出すかもしれないと思いふらっと英会話教室へ。
予約しないと授業は受けられないようだったので、口八丁手八丁で説得を試みるも
スカンジナビア半島出身の受付には通じず門前払い。 今日はこれで一日潰す予定だったので急に暇。
都合のいいことにその隣が砦だったので、装備を整え意気揚々と侵入するも猫騙しで返り討ち。
視力が悪いんだという言い訳は言い飽きたのですごすごと退散。 これじゃしばらくやること無いぞと
やることを考えるためにネクストバッターズサークルの上を陣取る。
第六感があと10秒後にここに雷が落ちると伝えたので移動、10秒後に大雨、20秒後に雷で半分当たり。
くすぶってても埒があかないからオレオレ詐欺をするものの、ノリのいい奴ばっかりなので
電話越しに適当に八つ当たり、そのまま富山に帰省。 そういやあいつは昨日見たドラマの登場人物だ。