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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・蒙古の呪術 (2)

石じじいの話です。


現地の蒙古人から聞いたというシャーマンの呪術の話です。


18歳で亡くなった少女の魂は霊力が強いのだ。

処女、未婚の女性の魂の霊力を利用するのが良い。

亡くなった少女の魂を、「あるもの」に入れて封じ込めて、シャーマンの守護霊として使うことができる。

少女を土葬した場合は、亡くなって三日以内にシャーマンが麻の茎と、死体の「ある部分*」でヒトガタを作って、それをオンゴドとして使用する。

少女を野葬(鳥葬)にした場合は、死亡から三日以内に、深夜、死体の傍らで秘密の行を行って、脛骨の骨を切り取りヒトガタ形の形にする。

それをオンゴドとして使用する。

つまり、少女の魂を、麻の茎のヒトガタか、脛骨のヒトガタに封じこめて守護霊として使うのだ。

さらに青銅で作った人形**に、その霊魂を封じ込めると最強だ。

これで、すべての悪霊を魔除けすることができるが、その方法は非常に危険なのだ。

*「ある部分」についての記述は、私の聞き取りノートにはありませんでした。おそらく、じじいがそれを子どもの私に話すことをためらったのだ、と思います。

**ここでも「霊的な青銅の人形」が出てきます。シベリアの呪術(シャマニズム)の話にも、青銅の神像は出てきました。

これらは、一つの同じ話でしょうか?私が聞き取ったときに、別の話だと誤解したのでしょうか?

あるいは、地理的にも近接した蒙古、満州とシベリアとの間に共通した呪術法が伝わっているのでしょうか?

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