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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・箪笥の短い話:しぐれの箪笥;箪笥がギシギシ

石じじいの話です。


箪笥(タンス)に関わる短い話を。

いずれも、じじいが聞いた話です。


1. 冬、時雨(しぐれ)の降る夜に、その箪笥の引き出しを開けると、そこに、亡くなった親しい人の顔を見ることができたそうです。

冬の寒い日、じじいは、それを試してみました。

「これがな、見ることができたんよ。」


2. ある家で、大きなケヤキの箪笥で、その引き出しを開けるようなギシギシという音がすることがありました。

そこへ行ってみると、引き出しは開いていません。

だれも開けたものはいない。

この音がすると、幽霊が出たといいます。

それは、見知らぬ人の幽霊だったそうです。

その箪笥は、大昔からある古いもので、全面の右角に、おそらく刀による切りこみキズがありました。。

古道具屋に売り払ったそうです。

もちろん、幽霊付きのことは黙っておいて。

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