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石じじいの話・えっ!?:予約済み;くじ引き;神様が許す
石じじいの話です。
じじいが、えっ!と驚いた話です。
1. じじいが子供の頃に、
女ともだちが、急に、じじいの左腕を掴んできました。
そして、一言:
「左腕は予約済みだよね!」
えっ!?:じじい。
2. じじいが、兵役についていたとき、
同じ時期に入営した友人たちと、くじ引きをしました。*1
そのくじでは、一本だけ長い棒があり、それを引いたものがアタリです。
くじをまとめて持っている友人が行ったそうです:
「でも、どれを引いても、死ぬのは君だよ。」
えっ!?:じじい。
3. じじいが朝鮮にいたとき、
日本人たちと酒を飲んでいて、じじいがふざけて、そのなかの一人に尋ねます、
「人をひとり殺しても良い、と神様が言ったらどうする?」:じじい。
友人が一言:
「君を殺すよ。」
えっ!?:じじい。
じじいは、あわてて、転げるように、その場から逃げたそうです。
*1 それが、何のためのくじ引きであったかどうかは不明です。




